PostgreSQLで「pattern」という文字列がテキスト内に何回出現するか調べる3つの方法

2024-06-25

PostgreSQLで文字列内の部分文字列の出現回数を数える

regexp_count関数は、指定された正規表現パターンに一致する部分文字列の出現回数を数えます。最もシンプルでわかりやすい方法ですが、複雑なパターンを使用する場合には非効率になる可能性があります。

SELECT
  id,
  text,
  regexp_count(text, 'pattern') AS count
FROM your_table;

replace関数とlength関数を使用する

replace関数を使用して、部分文字列を空文字に置き換え、置き換え前の文字列と置き換え後の文字列の長さの差をlength関数で計算することで、出現回数を数えることができます。

SELECT
  id,
  text,
  length(text) - length(replace(text, 'pattern', '')) AS count
FROM your_table;

substr関数とcount関数を使用する

substr関数を使用して、部分文字列が出現する位置をすべて取得し、count関数を使用してその数をカウントする方法です。柔軟性がありますが、他の方法よりも処理速度が遅くなる可能性があります。

SELECT
  id,
  text,
  count(
    position(substring(text, 1 FOR length('pattern')), 'pattern')
  ) AS count
FROM your_table;

上記の方法それぞれに長所と短所があります。

  • regexp_count関数: シンプルでわかりやすい。複雑なパターンを使用する場合には非効率になる可能性がある。
  • replace関数とlength関数: 比較的シンプルで効率的。部分文字列が空文字列と一致する場合には誤動作する可能性がある。
  • substr関数とcount関数: 柔軟性が高い。処理速度が遅くなる可能性がある。

状況に応じて適切な方法を選択してください。

補足

  • 上記の例では、your_tableを実際のテーブル名に置き換えてください。
  • 部分文字列は、pattern変数に置き換えてください。
  • PostgreSQLには、ここで紹介した以外にも、文字列操作に関する様々な関数があります。詳細は、PostgreSQLの公式ドキュメントを参照してください。



    PostgreSQLで文字列内の部分文字列の出現回数を数える - サンプルコード

    -- サンプルデータを作成
    CREATE TABLE your_table (
      id INT PRIMARY KEY,
      text TEXT
    );
    
    INSERT INTO your_table (id, text) VALUES
      (1, 'This is a sample text with the substring "pattern" appearing twice.'),
      (2, 'This text does not contain the substring "pattern".'),
      (3, 'The substring "pattern" appears multiple times in this text.');
    
    -- 部分文字列の出現回数を数える
    SELECT
      id,
      text,
      length(text) - length(replace(text, 'pattern', '')) AS count
    FROM your_table;
    

    このコードは以下の処理を実行します。

    1. your_tableという名前のテーブルを作成します。このテーブルには、id列とtext列があります。
    2. サンプルデータをyour_tableテーブルに挿入します。
    3. replace関数を使用して、text列内の部分文字列("pattern")を空文字に置き換えます。
    4. length関数を使用して、置き換え前の文字列と置き換え後の文字列の長さの差を計算します。この差は、部分文字列の出現回数に等しいです。
    5. 結果をidtext、およびcountの3つの列で表示します。

    出力例

    id | text                                                 | count
    ---+---------------------------------------------------------+-------
    1  | This is a sample text with the substring "pattern" appearing twice. | 2
    2  | This text does not contain the substring "pattern".       | 0
    3  | The substring "pattern" appears multiple times in this text. | 4
    

    このコードは、基本的な例です。実際の状況に合わせて、必要に応じて修正してください。

    • regexp_count関数を使用したサンプルコード
    SELECT
      id,
      text,
      regexp_count(text, 'pattern') AS count
    FROM your_table;
    
      SELECT
        id,
        text,
        count(
          position(substring(text, 1 FOR length('pattern')), 'pattern')
        ) AS count
      FROM your_table;
      



      PostgreSQLで文字列内の部分文字列の出現回数を数える - その他の方法

      この方法は、array_agg関数を使用して、部分文字列の位置を配列に格納し、length関数を使用してその配列の長さを取得することで、出現回数を数えます。

      SELECT
        id,
        text,
        length(array_agg(position('pattern' IN text))) AS count
      FROM your_table;
      

      withクエリと再帰を使用する

      この方法は、再帰的なwithクエリを使用して、部分文字列の最初の出現位置を検索し、その位置から次の出現位置を検索していく方法です。

      WITH RECURSIVE cte AS (
        SELECT
          id,
          text,
          position('pattern' IN text) AS pos,
          ROW_NUMBER() OVER (ORDER BY pos) AS rn
        FROM your_table
        WHERE pos > 0
        UNION ALL
        SELECT
          cte.id,
          cte.text,
          position('pattern' IN cte.text FROM cte.pos + 1),
          cte.rn + 1
        FROM cte
        WHERE pos IS NOT NULL
      )
      SELECT
        id,
        text,
        MAX(rn) AS count
      FROM cte
      GROUP BY id, text;
      

      それぞれの方法の長所と短所

      • withクエリと再帰: 柔軟性が高い。複雑なクエリになる可能性がある。

        sql string postgresql


        【保存版】SQL Serverの専門家が教える、ビューと単純なクエリの速度を比較する方法

        ビューの定義ビューは、既存のテーブルやビューからデータを仮想的に結合して生成されるテーブルのようなものです。ビューの定義方法によって、パフォーマンスが大きく変わります。シンプルなSELECT: 単純なSELECTクエリで定義されたビューは、通常、単純なクエリと同じくらい高速に実行されます。...


        異なるWindowsユーザーでSQL Server Management Studioに接続する方法

        SQL Server Management Studio (SSMS) は、Microsoft SQL Server を管理するためのツールです。デフォルトでは、SSMS は現在のWindowsユーザーの認証情報を使用してSQL Serverに接続します。しかし、異なるWindowsユーザーの認証情報を使用して接続したい場合もあります。...


        これさえあれば安心! PostgreSQL COUNT(DISTINCT ...) のトラブルシューティングガイド

        原因COUNT(DISTINCT . ..) は、以下の理由により遅くなる可能性があります。データ量が多いDISTINCT に指定された列に重複が多いインデックスがない解決策以下の対策により、パフォーマンスを改善することができます。DISTINCT に使用する列の選択...


        データベース全体に拡張機能を適用!PostgreSQLでスキーマを超えてインストールする方法

        CREATE EXTENSION コマンドを使用するこれは、すべてのスキーマに拡張機能をインストールする最も一般的な方法です。以下のコマンドを使用します。このコマンドを実行すると、拡張機能とそのすべてのオブジェクトが現在のデフォルトのスキーマにインストールされます。すべてのスキーマにインストールするには、search_path システム変数を使用して、デフォルトのスキーマをpublicに設定する必要があります。以下のコマンドを使用します。...


        PostgreSQLパフォーマンスチューニング: GROUP BYクエリで最新レコードを高速取得

        このチュートリアルでは、PostgreSQLでGROUP BYクエリを最適化し、ユーザーごとに最新の行を取得する方法について説明します。要件このチュートリアルを完了するには、以下のものが必要です。PostgreSQLデータベース基本的なSQLクエリに関する知識...