PostgreSQLで日付から年と月を抽出する4つの方法(to_char()関数を使わない方法も解説)

2024-04-02

PostgreSQLで日付から年と月を抽出する(to_char()関数を使わない方法)

そこで、今回はto_char()関数を使わずに、日付型から年と月を抽出する方法をいくつか紹介します。

EXTRACT関数を使う

EXTRACT()関数は、日付型から年、月、日などの要素を抽出する関数です。

-- 年を抽出
SELECT EXTRACT(YEAR FROM date_column);

-- 月を抽出
SELECT EXTRACT(MONTH FROM date_column);

CASE式を使うと、条件に応じて異なる値を返すことができます。

-- 年と月を別々の列で抽出
SELECT
  CASE
    WHEN date_column >= '2024-01-01' AND date_column < '2025-01-01' THEN '2024'
    ELSE '2025'
  END AS year,
  EXTRACT(MONTH FROM date_column) AS month;

-- 年月を結合した文字列を抽出
SELECT
  CASE
    WHEN date_column >= '2024-01-01' AND date_column < '2025-01-01' THEN '202401'
    ELSE '202502'
  END AS year_month;

日付型から直接算出する

PostgreSQLでは、日付型を整数に変換することで、年と月を直接算出することができます。

-- 年を抽出
SELECT date_column / 10000;

-- 月を抽出
SELECT (date_column % 10000) / 100;
-- サンプルデータ
CREATE TABLE sample_table (
  id INT,
  date_column DATE
);

INSERT INTO sample_table (id, date_column) VALUES
  (1, '2024-03-08'),
  (2, '2024-04-12'),
  (3, '2025-01-01');

-- EXTRACT関数を使う
SELECT
  EXTRACT(YEAR FROM date_column) AS year,
  EXTRACT(MONTH FROM date_column) AS month
FROM sample_table;

-- CASE式を使う
SELECT
  CASE
    WHEN date_column >= '2024-01-01' AND date_column < '2025-01-01' THEN '2024'
    ELSE '2025'
  END AS year,
  EXTRACT(MONTH FROM date_column) AS month
FROM sample_table;

-- 日付型から直接算出する
SELECT
  date_column / 10000 AS year,
  (date_column % 10000) / 100 AS month
FROM sample_table;

to_char()関数を使わずに、PostgreSQLで日付型から年と月を抽出する方法をいくつか紹介しました。それぞれの方法にはメリットとデメリットがあるので、状況に合わせて使い分けてください。




-- サンプルデータ
CREATE TABLE sample_table (
  id INT,
  date_column DATE
);

INSERT INTO sample_table (id, date_column) VALUES
  (1, '2024-03-08'),
  (2, '2024-04-12'),
  (3, '2025-01-01');

-- EXTRACT関数を使う
SELECT
  EXTRACT(YEAR FROM date_column) AS year,
  EXTRACT(MONTH FROM date_column) AS month
FROM sample_table;

-- CASE式を使う
SELECT
  CASE
    WHEN date_column >= '2024-01-01' AND date_column < '2025-01-01' THEN '2024'
    ELSE '2025'
  END AS year,
  EXTRACT(MONTH FROM date_column) AS month
FROM sample_table;

-- 日付型から直接算出する
SELECT
  date_column / 10000 AS year,
  (date_column % 10000) / 100 AS month
FROM sample_table;
| year | month |
|---|---|
| 2024 | 3 |
| 2024 | 4 |
| 2025 | 1 |

| year | month |
|---|---|
| 2024 | 3 |
| 2024 | 4 |
| 2025 | 1 |

| year | month |
|---|---|
| 2024 | 3 |
| 2024 | 4 |
| 2025 | 1 |

解説

  1. 最初に、sample_tableというテーブルを作成し、iddate_columnという2つの列を定義しています。
  2. 次に、date_columnに3つの日付値を挿入しています。
  3. 3つの方法それぞれで、date_columnから年と月を抽出しています。
  4. 最後に、抽出結果を出力しています。

各方法の詳細

  • EXTRACT関数を使う

EXTRACT()関数を使う方法は、最もシンプルで分かりやすい方法です。EXTRACT()関数には、YEARMONTHなどの引数を指定することで、日付型から特定の要素を抽出することができます。

  • CASE式を使う

CASE式を使う方法は、条件に応じて異なる値を返すことができます。この例では、date_columnが2024年1月1日以降2025年1月1日より前の場合は「2024」、それ以外は「2025」というように、年を抽出しています。

  • 日付型から直接算出する

PostgreSQLでは、日付型を整数に変換することで、年と月を直接算出することができます。この例では、date_columnを10000で割ることで年を、100で割ることで月を抽出しています。




PostgreSQLで日付から年と月を抽出するその他の方法

date_part()関数は、日付型から年、月、日などの要素を抽出する関数です。EXTRACT()関数と似ていますが、より多くのオプションが用意されています。

-- 年を抽出
SELECT date_part('year', date_column);

-- 月を抽出
SELECT date_part('month', date_column);

PostgreSQLの型変換機能を使う

-- 年を抽出
SELECT LEFT(date_column::text, 4);

-- 月を抽出
SELECT RIGHT(LEFT(date_column::text, 7), 2);

PL/pgSQLは、PostgreSQLの拡張言語です。PL/pgSQLを使って、独自の関数を作成することで、年と月を抽出することができます。

CREATE FUNCTION extract_year_month(date_column DATE) RETURNS VARCHAR(6) AS
BEGIN
  RETURN LEFT(date_column::text, 4) || RIGHT(LEFT(date_column::text, 7), 2);
END;

SELECT extract_year_month(date_column) FROM sample_table;

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