SQL Server 2005におけるクエリパフォーマンス測定:実行プランのクエリコストと時間
SQL Server 2005でクエリのパフォーマンスを測定するには、2つの主要な指標があります。
- 実行プランのクエリコスト:クエリオプティマイザによって推定される、クエリの実行に必要なコストを表します。
- 時間:クエリの実行に実際に要した時間です。
これらの指標は、クエリの効率性を評価し、パフォーマンスのボトルネックを特定するために役立ちます。
実行プランのクエリコスト
実行プランは、クエリオプティマイザによって生成される、クエリの処理手順を表したものです。各ステップには、推定コストが割り当てられます。
コストの構成要素
- CPU:処理に必要なCPU時間
- I/O:ディスクアクセスに必要な時間
- メモリ:処理に必要なメモリ量
コストの比較
異なる実行プランを比較することで、より効率的なプランを選択できます。
時間
計測方法
- SET STATISTICS TIME ON:実行時間とCPU使用時間を表示
- sys.dm_exec_query_stats:実行時間、CPU使用時間、実行回数などの統計情報を取得
時間の解釈
- 他のクエリと比較
- 過去の履歴と比較
- 目標時間と比較
コストと時間の比較
- コストは時間の推定値
- 必ずしも正確ではない
コストと時間の使い分け
- コスト:プランの効率性を比較
- 時間:実際のパフォーマンスを測定
パフォーマンスの改善
- インデックスの追加
- クエリプランの修正
- ハードウェアのアップグレード
- SQL Server 2005は古いバージョンであり、現在はサポートされていません。
- より新しいバージョンのSQL Serverでは、より多くの機能が提供されています。
SET STATISTICS TIME ON;
SELECT *
FROM Customers
WHERE Country = 'Japan';
GO
SET STATISTICS TIME OFF;
時間の計測
SELECT
SUM(Milliseconds) AS TotalTime
FROM sys.dm_exec_query_stats
WHERE ExecutionPlanID = 1;
SELECT
qp.QueryPlanID,
qp.EstimatedTotalSubtreeCost AS Cost,
qs.TotalTime AS Time
FROM sys.dm_exec_query_plans AS qp
CROSS APPLY sys.dm_exec_query_stats AS qs
WHERE qp.QueryPlanID = qs.ExecutionPlanID;
CREATE INDEX IX_Customers_Country ON Customers (Country);
クエリの修正
SELECT *
FROM Customers
WHERE Country IN ('Japan', 'USA');
- CPUのアップグレード
- メモリの増設
- SSDの使用
- 上記の解説
注意
- コードを実行する前に、必ずバックアップを取ってください。
- クエリの実行履歴をトレース
- 詳細なパフォーマンス情報を取得
- 問題の特定に役立つ
Extended Events
- SQL Server 2005で導入
- SQL Server Profilerよりも軽量
- さまざまなイベントを監視
サードパーティ製のツール
- 多くの機能を提供
- 使いやすいインターフェース
- 高価な場合が多い
- 上記の方法は、実行プランのクエリコストと時間以外にも、クエリパフォーマンスを測定する方法を提供します。
- どの方法を使用するかは、状況によって異なります。
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