Java、MySQL、Hibernateにおける「テーブルが2回指定されています。1回目は「UPDATE」のターゲットとして、2回目は別のデータソースとして指定されています。」エラーの解決策

2024-07-27

  1. UPDATEクエリと別のデータソースで同じテーブルを指定している
  2. 関連付けられたエンティティとコレクションで同じテーブルを指定している

解決策は以下の通りです。

  • UPDATEクエリでテーブル名をフルパスで指定する。例:UPDATE schema_name.table_name SET ...
  • 別のデータソースでエイリアスを使用する。例:FROM table_name AS alias
  • コレクションのマッピングで fetch 属性を lazy に設定する。
  • 関連付けられたエンティティのマッピングで @JoinColumn アノテーションの fetch 属性を lazy に設定する。

例:

// 例1:UPDATEクエリでフルパスを使用する
@Entity
@Table(name = "schema_name.table_name")
public class MyEntity {
    // ...
}

// ...

entityManager.createQuery("UPDATE schema_name.table_name SET ...")
  .executeUpdate();
// 例2:別のデータソースでエイリアスを使用する
@Entity
@Table(name = "table_name")
public class MyEntity {
    // ...
}

// ...

Session session = sessionFactory.openSession();
List<MyEntity> entities = session.createQuery("FROM table_name AS e WHERE ...")
  .list();
session.close();
// 例3:コレクションのマッピングで `fetch` 属性を `lazy` に設定する
@Entity
@Table(name = "table_name")
public class MyEntity {

    @OneToMany(mappedBy = "myEntity", fetch = FetchType.LAZY)
    private List<MyRelatedEntity> relatedEntities;

    // ...
}
// 例4:関連付けられたエンティティのマッピングで `@JoinColumn` アノテーションの `fetch` 属性を `lazy` に設定する
@Entity
@Table(name = "table_name")
public class MyEntity {

    @ManyToOne(fetch = FetchType.LAZY)
    @JoinColumn(name = "related_entity_id", fetch = FetchType.LAZY)
    private MyRelatedEntity relatedEntity;

    // ...
}
  • Hibernateは、オブジェクト指向のプログラミングとリレーショナルデータベース間のマッピングを容易にするためのライブラリです。
  • UPDATE クエリは、データベース内の既存のデータを更新するために使用されます。
  • データソースは、データベースなどのデータにアクセスするための接続を表します。
  • エンティティは、データベース内のテーブルに対応するクラスです。
  • コレクションは、エンティティの関連グループを表します。



@Entity
@Table(name = "my_table")
public class MyEntity {

    @Id
    @GeneratedValue(strategy = GenerationType.IDENTITY)
    private Long id;

    private String name;

    // ...
}

// ...

// 例:UPDATEクエリでフルパスを使用する
entityManager.createQuery("UPDATE schema_name.my_table SET name = 'John Doe' WHERE id = 1")
  .executeUpdate();

// 例:別のデータソースでエイリアスを使用する
Session session = sessionFactory.openSession();
List<MyEntity> entities = session.createQuery("FROM my_table AS e WHERE e.name = 'John Doe'")
  .list();
session.close();
@Entity
@Table(name = "my_table")
public class MyEntity {

    @Id
    @GeneratedValue(strategy = GenerationType.IDENTITY)
    private Long id;

    private String name;

    @OneToMany(mappedBy = "myEntity", fetch = FetchType.LAZY)
    private List<MyRelatedEntity> relatedEntities;

    // ...
}

@Entity
@Table(name = "my_related_table")
public class MyRelatedEntity {

    @Id
    @GeneratedValue(strategy = GenerationType.IDENTITY)
    private Long id;

    private String relatedName;

    @ManyToOne(fetch = FetchType.LAZY)
    @JoinColumn(name = "my_entity_id", fetch = FetchType.LAZY)
    private MyEntity myEntity;

    // ...
}

// ...

// 例:コレクションのマッピングで `fetch` 属性を `lazy` に設定する
MyEntity myEntity = entityManager.find(MyEntity.class, 1L);
List<MyRelatedEntity> relatedEntities = myEntity.getRelatedEntities();

// 例:関連付けられたエンティティのマッピングで `@JoinColumn` アノテーションの `fetch` 属性を `lazy` に設定する
MyRelatedEntity relatedEntity = entityManager.find(MyRelatedEntity.class, 1L);
MyEntity myEntity2 = relatedEntity.getMyEntity();

説明:

  • 上記のコードは、MyEntityMyRelatedEntity という2つのエンティティを定義しています。
  • MyEntity エンティティは my_table テーブルにマップされ、idname という2つのプロパティを持ちます。
  • MyEntity エンティティには、MyRelatedEntity エンティティのコレクションへの参照が含まれています。
  • MyRelatedEntity エンティティには、MyEntity エンティティへの参照が含まれています。

例1では、UPDATE クエリと別のデータソースで同じテーブルを指定する方法を示しています。

  • UPDATE クエリは、schema_name.my_table テーブルの name 列を John Doe に更新します。
  • 別のデータソースは、my_table テーブルのすべてのエンティティを取得します。
  • MyEntity エンティティの getRelatedEntities() メソッドは、MyRelatedEntity エンティティのコレクションを取得します。
  • MyRelatedEntity エンティティの getMyEntity() メソッドは、関連付けられた MyEntity エンティティを取得します。



他の解決策

サブクエリを使用する

サブクエリを使用することで、同じテーブルを複数回参照する必要をなくすことができます。

// 例:サブクエリを使用する
entityManager.createQuery("UPDATE MyEntity SET name = 'John Doe' WHERE id IN (SELECT id FROM MyRelatedEntity WHERE relatedName = 'Jane Doe')")
  .executeUpdate();

JPQLの DISTINCT キーワードを使用する

DISTINCT キーワードを使用することで、重複する結果を排除することができます。

// 例:JPQLの `DISTINCT` キーワードを使用する
List<MyEntity> entities = entityManager.createQuery("SELECT DISTINCT e FROM MyEntity e JOIN e.relatedEntities r WHERE r.relatedName = 'Jane Doe'")
  .getResultList();

Criteria APIを使用する

Criteria APIを使用することで、より柔軟なクエリを作成することができます。

// 例:Criteria APIを使用する
CriteriaBuilder criteriaBuilder = entityManager.getCriteriaBuilder();
CriteriaQuery<MyEntity> criteriaQuery = criteriaBuilder.createQuery(MyEntity.class);
Root<MyEntity> root = criteriaQuery.from(MyEntity.class);
Join<MyEntity, MyRelatedEntity> relatedEntitiesJoin = root.join("relatedEntities");
criteriaQuery.where(criteriaBuilder.equal(relatedEntitiesJoin.get("relatedName"), "Jane Doe"));
List<MyEntity> entities = entityManager.createQuery(criteriaQuery)
  .getResultList();

HQLを使用する

HQLを使用することで、より簡潔なクエリを作成することができます。

// 例:HQLを使用する
List<MyEntity> entities = entityManager.createQuery("FROM MyEntity e JOIN e.relatedEntities r WHERE r.relatedName = 'Jane Doe' GROUP BY e")
  .getResultList();

上記の方法は、いずれも状況に応じて使い分けることができます。

  • エラーメッセージの詳細をよく確認してください。エラーメッセージには、問題の解決に役立つ情報が含まれている場合があります。
  • オンラインフォーラムやコミュニティで助けを求めてください。多くの場合、同じ問題を経験した他の開発者がいます。

注意事項:

  • コードを変更する前に、必ずバックアップを取ってください。

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