pg_dumpとpg_restoreを使ってPostgreSQLデータベースをコピーする方法

2024-07-03

PostgreSQLデータベースをロック許可なしでコピーする方法

pg_dumpとpg_restoreを使う

これは、PostgreSQLデータベースをダンプし、別のデータベースに復元する古典的な方法です。この方法は、ロックを取得する必要がないため、ロック許可がない場合に役立ちます。

手順:

  1. コピー元のデータベースをダンプする:
pg_dump -U postgres -d sourcedb > sourcedb.dump
    createdb -U postgres targetdb
    
    1. ダンプファイルをコピー先のデータベースに復元する:
    pg_restore -U postgres -d targetdb sourcedb.dump
    

    pg_basebackupは、PostgreSQL 9.6以降で導入された、より高速で効率的なデータベースコピー方法です。こちらもロックを取得する必要がないため、ロック許可がない場合に役立ちます。

      pg_basebackup -U postgres -d sourcedb -h localhost -p 5432 -D /path/to/backupdir
      
        createdb -U postgres targetdb
        
        1. ベースバックアップディレクトリをコピー先のデータベースディレクトリにコピーする:
        cp -r /path/to/backupdir/* /var/lib/postgresql/14/data/targetdb
        
        1. データベースを起動する:
        pg_ctl -d targetdb -l logfile start
        

        補足事項:

        • 上記の手順は、PostgreSQL 14を想定しています。他のバージョンを使用している場合は、コマンドオプションが異なる場合があります。
        • データベースが大きい場合は、圧縮オプションを使用してダンプファイルとベースバックアップディレクトリのサイズを小さくすることができます。
        • より高度なオプションについては、pg_dumpとpg_basebackupのマニュアルページを参照してください。
          • PostgreSQLデータベースをコピーする方法は他にもいくつかあります。
          • 上記の手順は、データベースをシャットダウンせずにコピーする方法です。データベースをシャットダウンしてコピーすることもできますが、その場合はロックを取得する必要はありません。
          • 重要なデータベースをコピーする場合は、常にバックアップを取るようにしてください。



          PostgreSQLデータベースをロック許可なしでコピーするサンプルコード

          # コピー元のデータベースをダンプする
          pg_dump -U postgres -d sourcedb > sourcedb.dump
          
          # コピー先のデータベースを作成する
          createdb -U postgres targetdb
          
          # ダンプファイルをコピー先のデータベースに復元する
          pg_restore -U postgres -d targetdb sourcedb.dump
          

          pg_basebackupを使う

          # コピー元のデータベースをベースバックアップする
          pg_basebackup -U postgres -d sourcedb -h localhost -p 5432 -D /path/to/backupdir
          
          # コピー先のデータベースを作成する
          createdb -U postgres targetdb
          
          # ベースバックアップディレクトリをコピー先のデータベースディレクトリにコピーする
          cp -r /path/to/backupdir/* /var/lib/postgresql/14/data/targetdb
          
          # データベースを起動する
          pg_ctl -d targetdb -l logfile start
          



              CREATE DATABASE AS TEMPLATE:

              この方法は、テンプレートデータベースを使用して新しいデータベースを作成する方法です。テンプレートデータベースには、コピーしたいデータベースの構造とデータが含まれます。この方法は、スキーマとデータをすばやく簡単にコピーする場合に役立ちます。

              利点:

              • 高速で簡単
              • スキーマとデータを忠実にコピー

              短所:

              • 所有権や許可などのデータベース設定はコピーされない
              • トリガーやビューなどのデータベースオブジェクトはコピーされない
              CREATE DATABASE targetdb TEMPLATE sourcedb;
              

              pg_copy_data:

              この方法は、テーブルデータを1つのデータベースから別のデータベースに直接コピーする方法です。この方法は、テーブルデータのみをコピーしたい場合に役立ちます。

              • 特定のテーブルのみをコピーできる
              • スキーマはコピーされない
              COPY table_name (column1, column2, ...) FROM sourcedb TO targetdb;
              

              外部ツールを使う:

              PostgreSQLデータベースをコピーするために使用できるサードパーティ製のツールがいくつかあります。これらのツールは、追加機能やグラフィカルユーザーインターフェースを提供する場合があります。

              • 追加機能を提供する場合がある (例:暗号化、圧縮)
              • グラフィカルユーザーインターフェースを提供する場合がある
              • オープンソースではないツールの場合がある
              • すべてのツールがすべての機能をサポートしているわけではない

              最適な方法の選択:

              最適な方法は、ニーズによって異なります。スキーマとデータを忠実にコピーしたい場合は、CREATE DATABASE AS TEMPLATEを使用するのが最良の方法です。テーブルデータのみをコピーしたい場合は、pg_copy_dataを使用するのが最良の方法です。追加機能が必要な場合は、サードパーティ製のツールを使用することを検討してください。


              database postgresql


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