SSIS Excel インポートで列のデータ型が誤って認識される場合の解決策

2024-07-27

SSIS (SQL Server Integration Services) を使用して Excel ファイルをインポートする際に、列のデータ型が誤って認識されることがあります。これは、Excel ファイルのフォーマットや設定、SSIS の設定などが原因で発生します。

原因

  • Excel ファイルのフォーマット: Excel ファイルの列に数値や日付など、データ型を明確に示す書式が設定されていない場合、SSIS は列のデータ型を正しく推測できない可能性があります。
  • Excel ファイルのロケール: Excel ファイルのロケール設定が SSIS のロケール設定と異なる場合、数値や日付などのデータ型が誤って解釈される可能性があります。
  • SSIS の設定: SSIS のデータ型推測設定が誤っている場合、列のデータ型が正しく認識されない可能性があります。

解決策

Excel ファイルのフォーマット設定を確認する

Excel ファイルの列に、数値や日付など、データ型を明確に示す書式を設定します。例えば、数値列には「数値」書式、日付列には「日付」書式を設定します。

Excel ファイルのロケール設定が SSIS のロケール設定と一致していることを確認します。ロケール設定が異なる場合、数値や日付などのデータ型が誤って解釈される可能性があります。

SSIS のデータ型推測設定を確認する

SSIS のデータ型推測設定が誤っていないことを確認します。データ型推測設定は、SSIS パッケージの「接続マネージャー」のプロパティで設定できます。

列のデータ型を手動で設定する

SSIS の「データ変換」コンポーネントを使用して、列のデータ型を手動で設定することができます。

カスタム スクリプトを使用する

上記の解決策で問題が解決しない場合は、カスタム スクリプトを使用して、列のデータ型をプログラムで変換することができます。

上記の情報に加えて、以下の点にも注意が必要です。

  • SSIS で使用する Excel ファイルは、できるだけシンプルなフォーマットにする。
  • Excel ファイルに空のセルやエラー値が含まれていないことを確認する。
  • SSIS パッケージをデバッグして、データ型変換が正しく行われていることを確認する。



// データ変換コンポーネントの入力列を取得
var inputColumn = dataflowTask.Inputs[0].Columns["列名"];

// 列のデータ型を DT_I4 (32 ビット整数) に設定
inputColumn.DataType = DataType.DT_I4;

// 変換を適用
dataflowTask.ApplyChanges();



スクリプト タスクを使用する

SSIS のスクリプト タスクを使用して、列のデータ型をプログラムで設定することができます。スクリプト タスクでは、Microsoft Visual Basic .NET または Microsoft C# を使用してコードを書くことができます。

カスタム コンポーネントを使用する

列のデータ型を指定するカスタム コンポーネントを作成することができます。カスタム コンポーネントは、.NET Framework を使用して開発することができます。

データ型マッピングファイルを使用する

Excel ファイルの列と SSIS の列のデータ型をマッピングするファイルを作成することができます。データ型マッピングファイルは、XML 形式で記述されます。

各方法のメリットとデメリット

方法メリットデメリット
データ型推測を使用しないすべての列のデータ型を確実に制御できる手間がかかる
スクリプト タスク柔軟性が高いスクリプト開発の知識が必要
カスタム コンポーネント再利用可能なコンポーネントを作成できる開発の手間がかかる
データ型マッピングファイル設定ファイルでデータ型を管理できる設定ファイルの作成・管理が必要

sql-server excel types



SQL Serverで複数のユーザーがデータベースレコードを編集するその他の方法

最も基本的な方法は、レコードを編集する前にロックすることです。これにより、他のユーザーがレコードを編集するのを防ぐことができます。ロックの種類共有ロック: 他のユーザーがレコードを読み取ることはできますが、編集することはできません。ロックの取得方法...


ORDER BY句、WITH構文、PIVOT関数:SQL Serverで列を論理的に並べ替える3つのアプローチ

列の論理的な並べ替えを実現する方法はいくつかあります。ORDER BY句を使用する: これは、SELECTクエリで最も一般的な方法です。ORDER BY句を使用すると、結果セットを1つ以上の列に基づいて並べ替えることができます。各列には、昇順 (ASC) または降順 (DESC) のどちらかのソート方向を指定できます。...


サンプルコード: SQL Serverの永続性をxUnit.netでテストする

単体テストは、ソフトウェア開発において重要な役割を果たします。コードの各部分が独立して動作することを確認することで、コードの品質と信頼性を向上させることができます。TDDと永続性TDD(テスト駆動開発)は、単体テストを開発プロセスの中心に据えた開発手法です。TDDでは、コードを書く前にまずテストケースを作成します。テストケースが成功するまでコードを書き換え、最終的にすべてのテストケースが成功することを確認します。...


SQL Server で HashBytes を VarChar に変換するその他の方法

CAST 関数を使用するCAST 関数は、あるデータ型を別のデータ型に変換するために使用できます。 HashBytes を VarChar に変換するには、次のように CAST 関数を使用できます。この例では、HashBytes 関数は、パスワードの MD5 ハッシュをバイナリ値として返します。 CAST 関数は、このバイナリ値を 32 文字の VarChar 値に変換します。...


SQL、SQL Server、T-SQLにおける区切り文字で区切られた文字列の分割と個々の要素へのアクセス

問題: 区切り文字(例えば、カンマやセミコロン)で区切られた文字列を分割し、個々の要素にアクセスする方法を知りたい。解決策: SQL、SQL Server、T-SQLにおいては、組み込み関数やユーザー定義関数を利用することで、区切り文字で区切られた文字列を分割し、個々の要素にアクセスすることができます。...



SQL SQL SQL Amazon で見る



SQL Server Profilerを使ってSQL Serverテーブルの変更をチェックする

Change Trackingは、テーブルレベルで変更されたデータを追跡する機能です。有効にすると、どの行が挿入、更新、削除されたかを追跡できます。メリット比較的軽量な機能設定が簡単クエリで変更内容を取得できる変更されたデータの内容は追跡できない


データ移行ツール、クラウドサービス、オープンソースツールを使って SQL Server 2005 から MySQL へデータを移行する

このチュートリアルでは、SQL Server 2005 から MySQL へデータを移行する方法について 3 つの方法を説明します。方法 1: SQL Server Management Studio を使用方法 2: bcp コマンドを使用


SQL Serverデータベースのバージョン管理:Subversion(SVN)との連携方法

この解説では、Subversion(SVN)と呼ばれるバージョン管理システムを用いて、SQL Serverデータベースのバージョン管理を行う方法について説明します。SVNは、ファイルやディレクトリのバージョン管理に広く用いられるオープンソースツールであり、データベースのバージョン管理にも活用できます。


SQL Server 6.5 からのアップグレードに関する専門家のサポート

SQL Server 6.5 は 2000 年にリリースされた古いバージョンであり、現在ではサポートされていません。最新の機能やセキュリティパッチを利用するためには、新しいバージョンへのアップグレードが必要です。アップグレード方法アップグレード方法はいくつかありますが、一般的には以下の 2 つの方法が選択されます。


INSERT INTOステートメントのIGNOREオプションでMySQL REPLACE INTOを代替

MySQLのREPLACE INTOコマンドは、SQL Server 2005では完全に同じように実装されていません。しかし、いくつかの代替方法を用いることで、同様の動作を実現することができます。REPLACE INTO とはREPLACE INTOは、INSERT INTOと似ていますが、以下の点が異なります。