macOS環境でHomebrew経由でインストールしたPostgreSQLでpg_hba.confとpostgresql.confが見つからない場合の解決策

2024-06-27

macOS、Homebrew、PostgreSQL で pg_hba.conf と postgresql.conf ファイルが見つからない場合の解決策

原因: Homebrew でインストールされた PostgreSQL は、デフォルトのデータディレクトリを使用しない場合があります。そのため、pg_hba.conf と postgresql.conf ファイルも通常の場所で見つからない可能性があります。

解決策: 以下の手順に従って、pg_hba.conf と postgresql.conf ファイルを見つけ、編集します。

PostgreSQL データディレクトリの場所は、以下のコマンドで確認できます。

pg_config -d data_directory

出力例:

/usr/local/var/postgres/9.6/data

pg_hba.conf と postgresql.conf ファイルに移動

上記のステップで確認したデータディレクトリに移動します。

cd /usr/local/var/postgres/9.6/data

ファイルを編集

以下のコマンドを使用して、ファイルを編集します。

sudo nano pg_hba.conf
sudo nano postgresql.conf

設定を編集

必要な変更を加えます。詳細については、PostgreSQL の公式ドキュメントを参照してください。

ファイルを保存して Nano エディタを終了します。

PostgreSQL サーバーを再起動

以下のコマンドを使用して、PostgreSQL サーバーを再起動します。

brew services restart postgresql

補足:

  • PostgreSQL のバージョンによって、データディレクトリの場所が異なる場合があります。上記のステップ 1 で確認してください。
  • Nano エディタに慣れていない場合は、他のテキストエディタを使用することもできます。



    PostgreSQL 設定ファイルのサンプルコード

    このファイルは、PostgreSQL サーバーへのアクセスを制御するために使用されます。以下の例では、ローカルからの接続とリモートからのパスワード認証付き接続を許可しています。

    local all all peer
    host all all 127.0.0.1/32 md5
    

    postgresql.conf

    port = 5432
    shared_buffers = 256MB
    log_level = 'notice'
    listen_addresses = '*'
    

    :

    • 上記はあくまでも例であり、ご自身の環境に合わせて変更する必要があります。



      PostgreSQL サーバーへのアクセスを制御するその他の方法

      OS のファイアウォールを使用して、PostgreSQL サーバーへのアクセスを許可する IP アドレスまたはホスト名を制限することができます。これは、基本的なアクセス制御を提供する簡単な方法ですが、pg_hba.conf ファイルほど柔軟ではありません。

      IP アドレスベースのアクセス制御

      pg_hba.conf ファイルで CIDR 表記の IP アドレスを使用して、アクセスを許可するホストを制限することができます。これにより、よりきめ細かいアクセス制御が可能になります。

      SSL/TLS による暗号化

      SSL/TLS を使用して、PostgreSQL サーバーへの接続を暗号化することができます。これにより、傍受からパスワードやその他の機密情報が保護されます。

      ロールベースのアクセス制御

      PostgreSQL では、ロールベースのアクセス制御 (RBAC) を使用して、ユーザーとデータベースオブジェクトに対するアクセス権限を制御することができます。RBAC は、複雑なアクセス制御要件を管理するのに役立つ強力な方法です。

      セキュリティラベル

      PostgreSQL 10 以降では、セキュリティラベルを使用して、データベースオブジェクトにラベルを付け、アクセスを制御することができます。これは、機密情報や規制対象情報へのアクセスを制御するのに役立ちます。

      • シンプルで使いやすいアクセス制御 の場合は、OS のファイアウォールを使用するのが良いでしょう。
      • よりきめ細かいアクセス制御 が必要な場合は、pg_hba.conf ファイルで CIDR 表記の IP アドレスを使用するか、ロールベースのアクセス制御を使用します。
      • 機密情報や規制対象情報 を保護する必要がある場合は、SSL/TLS による暗号化とセキュリティラベルを使用します。

        macos postgresql homebrew


        PostgreSQL: CREATE TABLEでインデックスを作成する方法

        PostgreSQL では、CREATE TABLE ステートメント内で直接インデックスを作成できます。これは、テーブル作成とインデックス作成を同時に済ませたい場合に便利です。方法CREATE TABLE ステートメントに INDEX キーワードを追加することで、インデックスを定義できます。...


        PostgreSQL: データベース設計の自由度を向上させる!ALTER TABLEコマンドによる列追加

        例次の例では、users テーブルに age という名前の新しい列を追加します。この列は integer 型です。ALTER TABLE コマンドには、列を追加する際にいくつかのオプションを使用できます。DEFAULT オプション: 新しい列にデフォルト値を設定できます。...


        PostgreSQLデータベースのメンテナンス:pg_dumpコマンドで定期的なバックアップを実施する

        pg_dumpコマンドは、PostgreSQLデータベースのバックアップを取得するために使用されるツールです。このコマンドは、データベースのスキーマとデータをダンプファイルとして出力します。デフォルトでは、このダンプファイルは標準出力に出力されますが、-fオプションを使用して別のファイルまたはディレクトリを指定することができます。...


        SQL SQL SQL SQL Amazon で見る



        PostgreSQL: Mac OS X で pg_hba.conf ファイルを見つける方法

        このガイドでは、Mac OS X で PostgreSQL の pg_hba. conf ファイルを見つける方法について説明します。pg_hba. conf ファイルは、PostgreSQL サーバーへのアクセスを制御する重要な設定ファイルです。このファイルは、どのユーザーがどのデータベースに接続できるかを定義します。


        MacでPostgreSQLをHomebrewでインストールして「database files are incompatible with server」エラーが発生した時の解決方法

        このコマンドを実行すると、PostgreSQLのバージョン情報が表示されます。PostgreSQLのバージョンとサーバーのバージョンが互換性がない場合は、PostgreSQLを互換性のあるバージョンにアップグレードする必要があります。Homebrewを使用している場合


        macOS、Homebrew、PostgreSQL で発生する「Homebrew postgres broken」エラー:原因と解決策

        macOS上でHomebrewを使ってPostgreSQLをインストールした場合、まれに "Homebrew postgres broken" というエラーが発生することがあります。このエラーは、PostgreSQLサーバーが起動または動作していないことを示しており、データベースへの接続やその他の操作に支障をきたします。