テーブルの肥大化を撃退!SQLiteでデータベースとテーブルのサイズを賢く確認する方法

2024-06-16

SQLiteでテーブルとデータベースのサイズを確認する方法

SQLクエリを使用する

SQLiteには、データベースとテーブルのサイズを取得するために使用できる組み込みのSQL関数があります。

データベースのサイズを取得する

SELECT size(dbname) AS size 
FROM sqlite_master 
WHERE type = 'database' 
AND name = '<データベース名>';

このクエリは、sqlite_masterテーブルからデータベースファイルのサイズを取得します。<データベース名>を実際のデータベース名に置き換える必要があります。

SELECT size(tbl_name) AS size 
FROM sqlite_master 
WHERE type = 'table' 
AND name = '<テーブル名>';

SQLiteには、コマンドラインツールが付属しており、データベースとテーブルのサイズを含むさまざまな情報を表示するために使用できます。

sqlite3 <データベースファイル> "SELECT size(dbname) AS size FROM sqlite_master WHERE type = 'database' AND name = '<データベース名>';"

このコマンドは、データベースファイルのサイズを出力します。<データベースファイル>を実際のデータベースファイルパスに置き換え、<データベース名>を実際のデータベース名に置き換える必要があります。

sqlite3 <データベースファイル> "SELECT size(tbl_name) AS size FROM sqlite_master WHERE type = 'table' AND name = '<テーブル名>';"

補足

  • 上記のクエリとコマンドは、SQLite 3.11.0以降で使用できます。
  • データベースファイルのサイズと、実際で使用されているディスク領域の量は異なる場合があります。これは、SQLiteがページングと呼ばれるテクニックを使用してデータを格納するためです。
  • より詳細なストレージ分析については、SQLiteのVACUUMコマンドと sqlite_database_size_histogram 関数を使用できます。



    SQLiteでテーブルとデータベースのサイズを確認するサンプルコード

    Pythonを使用する

    import sqlite3
    
    def get_database_size(db_file):
      """データベースファイルのサイズを取得します。
    
      Args:
        db_file: データベースファイルのパス
    
      Returns:
        データベースファイルのサイズ (バイト単位)
      """
      conn = sqlite3.connect(db_file)
      cursor = conn.cursor()
      cursor.execute("SELECT size(dbname) AS size FROM sqlite_master WHERE type = 'database' AND name = ?", (db_file,))
      result = cursor.fetchone()
      if result:
        return result[0]
      else:
        return None
    
    def get_table_size(db_file, table_name):
      """テーブルのサイズを取得します。
    
      Args:
        db_file: データベースファイルのパス
        table_name: テーブル名
    
      Returns:
        テーブルのサイズ (バイト単位)
      """
      conn = sqlite3.connect(db_file)
      cursor = conn.cursor()
      cursor.execute("SELECT size(tbl_name) AS size FROM sqlite_master WHERE type = 'table' AND name = ?", (table_name,))
      result = cursor.fetchone()
      if result:
        return result[0]
      else:
        return None
    
    if __name__ == "__main__":
      db_file = "mydatabase.db"
      table_name = "mytable"
    
      database_size = get_database_size(db_file)
      if database_size is not None:
        print(f"データベースファイルのサイズ: {database_size} バイト")
    
      table_size = get_table_size(db_file, table_name)
      if table_size is not None:
        print(f"テーブル {table_name} のサイズ: {table_size} バイト")
    

    このコードは、以下の機能を実行します。

    1. get_database_size 関数: データベースファイルのサイズを取得します。
    2. メインプログラム: db_filetable_name 変数を使用して、データベースとテーブルのサイズを出力します。

    C#を使用する

    using System;
    using System.Data.SQLite;
    
    class Program
    {
      static void Main(string[] args)
      {
        string dbFile = "mydatabase.db";
        string tableName = "mytable";
    
        long databaseSize = GetDatabaseSize(dbFile);
        if (databaseSize > 0)
        {
          Console.WriteLine($"データベースファイルのサイズ: {databaseSize} バイト");
        }
    
        long tableSize = GetTableSize(dbFile, tableName);
        if (tableSize > 0)
        {
          Console.WriteLine($"テーブル {tableName} のサイズ: {tableSize} バイト");
        }
      }
    
      static long GetDatabaseSize(string dbFile)
      {
        using (var connection = new SQLiteConnection($"Data Source={dbFile};"))
        {
          connection.Open();
          using (var command = new SQLiteCommand("SELECT size(dbname) AS size FROM sqlite_master WHERE type = 'database' AND name = ?", connection))
          {
            command.Parameters.AddWithValue("@dbname", dbFile);
            using (var reader = command.ExecuteReader())
            {
              if (reader.Read())
              {
                return reader.GetInt64(0);
              }
            }
          }
        }
        return 0;
      }
    
      static long GetTableSize(string dbFile, string tableName)
      {
        using (var connection = new SQLiteConnection($"Data Source={dbFile};"))
        {
          connection.Open();
          using (var command = new SQLiteCommand("SELECT size(tbl_name) AS size FROM sqlite_master WHERE type = 'table' AND name = ?", connection))
          {
            command.Parameters.AddWithValue("@tableName", tableName);
            using (var reader = command.ExecuteReader())
            {
              if (reader.Read())
              {
                return reader.GetInt64(0);
              }
            }
          }
        }
        return 0;
      }
    }
    
    1. `



    SQLiteでテーブルとデータベースのサイズを確認するその他の方法

    SQLiteブラウザツールを使用する

    SQLiteには、データベースファイルを視覚的に操作できるさまざまなブラウザツールが用意されています。これらのツールを使用して、データベースとテーブルのサイズを含むさまざまな情報を表示できます。

    SQLiteには、データベースのサイズとパフォーマンスに関する情報を提供するさまざまな拡張機能が用意されています。これらの拡張機能をインストールして、コマンドラインツールまたはSQLiteブラウザツールで使用できます。

    オペレーティングシステムのツールを使用する

    ほとんどのオペレーティングシステムには、ファイルのサイズを確認できるツールが組み込まれています。これらのツールを使用して、SQLiteデータベースファイルとテーブルファイルのサイズを確認できます。

      どの方法を選択するかは、ニーズと好みによって異なります。コマンドラインインターフェースを好む場合は、SQLクエリまたはSQLiteコマンドラインツールを使用できます。 GUI を好む場合は、SQLiteブラウザツールを使用できます。データベースに関する詳細な情報を必要としている場合は、SQLite拡張機能を使用できます。

      注意事項

      • 上記の方法で取得されるサイズは、圧縮されたデータのサイズを含まない場合があります。

      sqlite


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      方法1:SQLクエリを使用するこのクエリは、以下の情報を取得します。テーブル名テーブルサイズ (バイト単位)方法2:SQLiteコマンドラインツールを使用するこのコマンドは、指定したテーブルのサイズ (バイト単位) を出力します。補足上記のクエリは、テーブルに格納されているデータのみのサイズを取得します。インデックスやその他のメタデータのサイズは含まれません。