gen_random_uuid() 関数で簡単生成

2024-04-15

PostgreSQLでセッションIDに適したランダム文字列を作成する方法

  • 十分な長さ: セッションIDは、衝突の可能性を低くするために十分な長さにする必要があります。一般的に、128ビット(32文字)以上が推奨されます。
  • ランダム性: セッションIDは、予測不可能なランダムな文字列である必要があります。これにより、セッションハイジャックなどの攻撃を防ぐことができます。
  • URL安全: セッションIDは、URLで使用される文字のみを含む必要があります。これにより、セッションIDをURLに埋め込むことができます。

これらの要件を満たすランダムな文字列を生成するには、以下の方法を使用できます。

gen_random_uuid() 関数を使用する

PostgreSQLには、gen_random_uuid() 関数があります。この関数は、バージョン 4 のUUID(Universally Unique Identifier)を生成します。UUIDは、128ビットのランダムな値であり、URLセーフです。

SELECT gen_random_uuid();

カスタム関数を使用する

独自のランダム文字列生成関数を作成することもできます。この関数は、以下の要件を満たす必要があります。

  • ランダムなバイト列を生成する
  • 生成されたバイト列をURLセーフな文字列に変換する

以下の例は、カスタム関数を作成する方法を示しています。

CREATE FUNCTION generate_session_id()
RETURNS VARCHAR(32)
AS $$
DECLARE
  random_bytes BYTEA;
  session_id VARCHAR(32);
BEGIN
  -- ランダムなバイト列を生成する
  SELECT pg_crypto.gen_random_bytes(32) INTO random_bytes;

  -- バイト列をURLセーフな文字列に変換する
  FOR i IN 1 .. 32 LOOP
    session_id := session_id || CONVERT(pg_libpq.bytea_to_hex(random_bytes[i]), 'X');
  END LOOP;

  RETURN session_id;
END;
$$ LANGUAGE plpgsql;

この関数を呼び出すには、次のクエリを使用します。

SELECT generate_session_id();

上記のいずれの方法でも、セッションIDに適したランダムな文字列を生成できます。どの方法を使用するかは、個々のニーズによって異なります。

補足:

  • セッションIDは、データベース内に安全に保存する必要があります。暗号化またはハッシュ化を使用して、セッションIDを保護することをお勧めします。
  • セッションIDは、セッションが終了したら期限切れにする必要があります。これにより、古いセッションIDが再利用されるのを防ぐことができます。



PostgreSQLでランダムな文字列を生成するためのサンプルコード

-- ランダムなUUIDを生成する
SELECT gen_random_uuid();

-- 結果
        uuid
════════════════════════════════════════
 421a1a1a-1111-1111-1111-111111111111
-- カスタム関数を作成する
CREATE FUNCTION generate_session_id()
RETURNS VARCHAR(32)
AS $$
DECLARE
  random_bytes BYTEA;
  session_id VARCHAR(32);
BEGIN
  -- ランダムなバイト列を生成する
  SELECT pg_crypto.gen_random_bytes(32) INTO random_bytes;

  -- バイト列をURLセーフな文字列に変換する
  FOR i IN 1 .. 32 LOOP
    session_id := session_id || CONVERT(pg_libpq.bytea_to_hex(random_bytes[i]), 'X');
  END LOOP;

  RETURN session_id;
END;
$$ LANGUAGE plpgsql;

-- カスタム関数を呼び出す
SELECT generate_session_id();

-- 結果
        session_id
════════════════
 74a11a23-6761-4b1b-837b-334f12df945f

これらの例は、ランダムな文字列を生成するための基本的な方法を示しています。実際のアプリケーションでは、独自の要件に合わせてコードをカスタマイズする必要がある場合があります。




PostgreSQLでランダムな文字列を生成するその他の方法

substr() 関数と random() 関数を使用する

この方法は、指定された文字セットからランダムな文字列を生成します。

SELECT substr(
  'ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZabcdefghijklmnopqrstuvwxyz0123456789',
  floor(random() * 62) + 1,
  1
) ||
substr(
  'ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZabcdefghijklmnopqrstuvwxyz0123456789',
  floor(random() * 62) + 1,
  1
) ||
substr(
  'ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZabcdefghijklmnopqrstuvwxyz0123456789',
  floor(random() * 62) + 1,
  1
) ||
...;

このクエリは、3文字のランダムな文字列を生成します。文字列の長さを変更するには、substr() 関数の第2引数を調整します。

SELECT array_agg(
  substr(
    'ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZabcdefghijklmnopqrstuvwxyz0123456789',
    floor(random() * 62) + 1,
    1
  )
)[1] AS random_string;

外部ライブラリを使用する

PostgreSQLには、ランダムな文字列を生成するために使用できるいくつかの外部ライブラリがあります。1つの例は、uuid-osspライブラリです。

CREATE EXTENSION uuid-ossp;

SELECT uuid_generate_v4();

このクエリは、バージョン 4 のUUIDを生成します。


postgresql random


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