SQL Server 2008で複合主キーをマスターする!
SQL Server 2008で複合主キーを作成する方法
SQL Server 2008では、複数の列を組み合わせた複合主キーを作成することができます。これは、テーブル内のレコードを一意に識別するために役立ちます。複合主キーは、特に複数の列でレコードを照合または結合する必要がある場合に便利です。
作成方法
複合主キーを作成するには、以下の2つの方法があります。
CREATE TABLE ステートメントを使用する
新しいテーブルを作成する際に、CREATE TABLE
ステートメント内で複合主キーを定義することができます。
CREATE TABLE orders (
order_id INT PRIMARY KEY,
customer_id INT,
product_id INT
);
上記の例では、order_id
、customer_id
、product_id
の3つの列が複合主キーとなります。
既存のテーブルに複合主キーを追加するには、ALTER TABLE
ステートメントを使用することができます。
ALTER TABLE orders
ADD PRIMARY KEY (order_id, customer_id);
上記の例では、orders
テーブルにorder_id
とcustomer_id
の2つの列からなる複合主キーが追加されます。
制約事項
- 複合主キーを構成する列は、すべてNOT NULLである必要があります。
- 複合主キーを構成する列のデータ型は、互換性のあるものでなければなりません。
- 複合主キー内の列の順序は重要です。異なる順序の列を指定すると、異なる主キーが作成されます。
利点
- 複数の列でレコードを効率的に照合および結合できます。
- データの整合性を保証するのに役立ちます。
- テーブル内のレコードを一意に識別できます。
注意点
- 複合主キーを使用すると、インデックスが大きくなる可能性があります。
- 複合主キーを使用すると、更新と削除のパフォーマンスに影響を与える可能性があります。
- SQL Server 2008では、CLUSTERED複合主キーとNONCLUSTERED複合主キーを作成することができます。
- 複合主キーには、一意性制約と照合制約の2つの種類があります。
CREATE TABLE customers (
customer_id INT NOT NULL,
order_id INT NOT NULL,
name VARCHAR(50) NOT NULL,
email VARCHAR(100) NOT NULL,
PRIMARY KEY (customer_id, order_id)
);
このテーブルには、顧客の名前と電子メールアドレスを格納する2つの列があります。複合主キーにより、各顧客と注文を一意に識別することができます。
このコードは、CREATE TABLE
ステートメントを使用して新しいテーブルを作成する方法を示しています。既存のテーブルに複合主キーを追加するには、ALTER TABLE
ステートメントを使用する必要があります。
以下のサンプルコードは、orders
という名前の既存のテーブルに、customer_id
とproduct_id
の2つの列からなる複合主キーを追加する方法を示しています。
ALTER TABLE orders
ADD PRIMARY KEY (customer_id, product_id);
このコードを実行すると、orders
テーブルに新しい複合主キーが追加されます。既存のデータは保持されます。
これらのサンプルコードはあくまでも一例であり、ニーズに合わせて変更することができます。複合主キーを作成する前に、テーブルの設計とデータ要件を慎重に検討することが重要です。
以下のコードは、さまざまな種類の複合主キーを作成する方法を示しています。
- 3つの列からなる複合主キー:
CREATE TABLE sales (
region_id INT NOT NULL,
product_id INT NOT NULL,
year INT NOT NULL,
sales_amount DECIMAL(10,2) NOT NULL,
PRIMARY KEY (region_id, product_id, year)
);
- ** clustered複合主キー:**
CREATE TABLE products (
product_id INT NOT NULL,
product_name VARCHAR(50) NOT NULL,
product_price DECIMAL(10,2) NOT NULL,
PRIMARY KEY CLUSTERED (product_id)
);
- 非クラスター化複合主キー:
CREATE TABLE customers (
customer_id INT NOT NULL,
name VARCHAR(50) NOT NULL,
email VARCHAR(100) NOT NULL,
PRIMARY KEY NONCLUSTERED (customer_id, order_id)
);
SQL Server 2008で複合主キーを作成するその他の方法
SQL Server Management Studio (SSMS) は、SQL Serverとやり取りするためのグラフィカルツールです。SSMSを使用して、複合主キーを簡単に作成、編集、削除することができます。
以下の手順に従って、SSMSを使用して複合主キーを作成します。
- SSMSでデータベースに接続します。
- 複合主キーを作成するテーブルをナビゲーション ウィンドウで探します。
- テーブルを右クリックし、[デザイン]を選択します。
- テーブル デザイナーが開きます。
- 複合主キーとして定義する列の行セレクターを選択します。
- 複数列を選択する場合は、Ctrl キーを押しながら他の列の行セレクターを選択します。
- 列の行セレクターを右クリックし、[主キーの設定]を選択します。
- 主キーのプロパティ ダイアログ ボックスが表示されます。
- 必要に応じて、主キーの名前とその他のプロパティを変更します。
- [OK]をクリックして、主キーを作成します。
Visual Basic .NETなどのプログラミング言語を使用して、SQL Server 2008で複合主キーを作成することもできます。
Dim connection As New SqlConnection("Data Source=myServer;Initial Catalog=myDatabase;Integrated Security=True")
Dim command As New SqlCommand("CREATE TABLE customers (customer_id INT NOT NULL, order_id INT NOT NULL, name VARCHAR(50) NOT NULL, email VARCHAR(100) NOT NULL, PRIMARY KEY (customer_id, order_id))", connection)
connection.Open()
command.ExecuteNonQuery()
connection.Close()
このコードは、ADO.NETを使用してSQL Serverに接続し、CREATE TABLE
ステートメントを実行する方法を示しています。
PowerShellを使用して、SQL Server 2008で複合主キーを作成することもできます。
$connectionString = "Data Source=myServer;Initial Catalog=myDatabase;Integrated Security=True"
$sqlCommand = "CREATE TABLE customers (customer_id INT NOT NULL, order_id INT NOT NULL, name VARCHAR(50) NOT NULL, email VARCHAR(100) NOT NULL, PRIMARY KEY (customer_id, order_id))"
Invoke-SqlCmd -ConnectionString $connectionString -CommandText $sqlCommand
このコードは、PowerShellを使用してSQL Serverに接続し、Invoke-SqlCmd
コマンドレットを実行する方法を示しています。
SQL Server 2008で複合主キーを作成するには、さまざまな方法があります。ニーズに合った方法を選択してください。
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