MySQLとSQL ServerにおけるTinyintとBitの使い方

2024-04-02

SQLにおけるTinyintとBitの比較

値の範囲

  • Tinyint: -128から127までの整数値を格納できます。
  • Bit: 0または1のみを格納できます。

使用例

  • Tinyint: 真偽値だけでなく、小さな数値を格納する場合にも使用できます。
  • Bit: 真偽値のみを格納する場合は、Bitの方が適切です。

ストレージ効率

  • Tinyint: 常に1バイトを使用します。
  • Bit: 複数のBit値を1バイトにまとめて格納できます。

比較演算

  • Tinyint: 数値として比較演算を行うことができます。
項目TinyintBit
値の範囲-128~1270または1
使用例真偽値、小さな数値真偽値
ストレージ効率常に1バイト複数値を1バイトにまとめられる
インデックス使用可能使用不可
比較演算数値演算論理演算
NULL値格納可能格納不可
  • 真偽値だけでなく、小さな数値も格納する場合は、Tinyintの方が適切です。
  • インデックスを使用する場合は、Tinyintの方が適切です。



MySQL

-- テーブル作成
CREATE TABLE example (
  id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
  is_active TINYINT(1) NOT NULL DEFAULT 0,
  flag BIT NOT NULL,
  PRIMARY KEY (id)
);

-- データ挿入
INSERT INTO example (is_active, flag) VALUES (1, 1);
INSERT INTO example (is_active, flag) VALUES (0, 0);

-- データ取得
SELECT id, is_active, flag FROM example;

-- 比較演算
SELECT id, is_active > 0, flag FROM example;

-- ビット演算
SELECT id, is_active | flag FROM example;

SQL Server

-- テーブル作成
CREATE TABLE example (
  id INT NOT NULL IDENTITY(1,1),
  is_active TINYINT NOT NULL DEFAULT 0,
  flag BIT NOT NULL,
  PRIMARY KEY (id)
);

-- データ挿入
INSERT INTO example (is_active, flag) VALUES (1, 1);
INSERT INTO example (is_active, flag) VALUES (0, 0);

-- データ取得
SELECT id, is_active, flag FROM example;

-- 比較演算
SELECT id, is_active > 0, flag FROM example;

-- ビット演算
SELECT id, is_active | flag FROM example;
  • 上記のコードは、MySQLとSQL Serverでそれぞれexampleというテーブルを作成し、is_activeflagという2つの列を定義しています。
  • is_active列はTinyint型、flag列はBit型です。
  • コードでは、データの挿入、取得、比較演算、ビット演算の例を示しています。

注意

  • 上記のコードはサンプルです。実際の使用例に合わせて変更する必要があります。



TinyintとBit以外の方法

BOOLEANデータ型

  • MySQLとSQL Server 2012以降では、BOOLEANデータ型を使用できます。
  • BOOLEANデータ型は、Tinyint(1)と同じ意味です。
  • ただし、BOOLEANデータ型の方がより明確に真偽値を表すことができます。

ENUMデータ型

  • ENUMデータ型は、列に格納できる値のリストを定義できます。
  • 例えば、is_active列にtruefalseのみを格納したい場合は、ENUM('true', 'false')というデータ型を定義できます。
  • ENUMデータ型は、可読性とデータ整合性を向上させることができます。

別のテーブル

  • 真偽値を別のテーブルに格納することもできます。
  • 例えば、flagsというテーブルを作成し、idflagという2つの列を定義できます。
  • 1つのレコードは、1つの真偽値を表します。
  • この方法を使用すると、真偽値に関連するその他の情報を格納することができます。
  • 真偽値のみを格納する場合は、BOOLEANデータ型またはBitデータ型が適切です。
  • 真偽値に関連するその他の情報を格納する場合は、ENUMデータ型または別のテーブルを使用する必要があります。

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