【超便利!】PostgreSQLでLIMIT/OFFSETとCOUNTを使って部分データを取得しつつ、全体の行数も把握する方法

2024-07-27

PostgreSQLでLIMIT/OFFSETとCOUNTを使ってクエリを実行し、総行数を取得する方法

手順

LIMITとOFFSET

まず、LIMITOFFSETを使用して、特定の部分データを取得するクエリを作成します。

SELECT * FROM テーブル名
ORDER BY 列名 ASC
LIMIT 件数 OFFSET 開始行;
  • ORDER BY句で、結果の並び順を指定します。
  • LIMIT句で、取得する行数を指定します。
  • OFFSET句で、取得を開始する行番号を指定します。

例:

SELECT * FROM users
ORDER BY id ASC
LIMIT 10 OFFSET 20;

このクエリは、usersテーブルから、id列の昇順で、21行目から30行目までのデータを取得します。

COUNT

次に、COUNT関数を使用して、テーブル全体の行数を取得します。

SELECT COUNT(*) FROM テーブル名;
SELECT COUNT(*) FROM users;

このクエリは、usersテーブル全体の行数を取得します。

組み合わせ

上記の2つのクエリを組み合わせることで、特定の部分データを取得しつつ、全体の行数も把握することができます。

-- 部分データを取得
SELECT * FROM users
ORDER BY id ASC
LIMIT 10 OFFSET 20;

-- 総行数を取得
SELECT COUNT(*) FROM users;

この例では、まず最初のクエリで、usersテーブルから、id列の昇順で、21行目から30行目までのデータを取得します。その後、2番目のクエリで、usersテーブル全体の行数を取得します。

LIMITOFFSETCOUNT関数を組み合わせることで、PostgreSQLでクエリを実行し、特定の部分データを取得しつつ、全体の行数も把握することができます。

  • LIMITOFFSETは、パフォーマンスの観点から、大きなテーブルに対しては注意が必要です。
  • ORDER BY句で指定する列は、一意な順序を保証する必要があります。



-- テーブル users のデータ
INSERT INTO users (name, age) VALUES ('田中', 20), ('佐藤', 30), ('斎藤', 40), ('高橋', 50), ('渡辺', 60);

-- 10件ずつ表示
SELECT * FROM users
ORDER BY id ASC
LIMIT 10;

-- 21行目から30行目まで表示
SELECT * FROM users
ORDER BY id ASC
LIMIT 10 OFFSET 20;

-- 総行数
SELECT COUNT(*) FROM users;
-- 10件ずつ表示
id | name | age
------- | -------- | --------
1 | 田中 | 20
2 | 佐藤 | 30
3 | 斎藤 | 40
4 | 高橋 | 50
5 | 渡辺 | 60

-- 21行目から30行目まで表示
id | name | age
------- | -------- | --------
21 | 渡辺 | 60
22 | 田中 | 20
23 | 佐藤 | 30
24 | 斎藤 | 40
25 | 高橋 | 50

-- 総行数
count
-------
5



LIMIT/OFFSETとCOUNT以外の方法

サブクエリ

-- 部分データを取得
SELECT * FROM users
WHERE id IN (
    SELECT id FROM users
    ORDER BY id ASC
    LIMIT 10 OFFSET 20
);

-- 総行数を取得
SELECT COUNT(*) FROM users;

この例では、まず最初のサブクエリで、usersテーブルから、id列の昇順で、21行目から30行目までのデータのIDを取得します。その後、メインクエリで、取得したIDに基づいて、部分データを取得します。2番目のクエリは、LIMITOFFSETを使用せずに、テーブル全体の行数を取得します。

CTE (Common Table Expressions)

CTEを使用して、クエリをより分かりやすく記述することができます。

WITH t AS (
    SELECT * FROM users
    ORDER BY id ASC
)
SELECT * FROM t
LIMIT 10 OFFSET 20;

-- 総行数を取得
SELECT COUNT(*) FROM users;

この例では、まずCTE tで、usersテーブルから、id列の昇順でデータを取得します。その後、メインクエリで、CTE tから、21行目から30行目までのデータを取得します。2番目のクエリは、LIMITOFFSETを使用せずに、テーブル全体の行数を取得します。


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