【超便利!】PostgreSQLでLIMIT/OFFSETとCOUNTを使って部分データを取得しつつ、全体の行数も把握する方法
PostgreSQLでLIMIT/OFFSETとCOUNTを使ってクエリを実行し、総行数を取得する方法
手順
LIMITとOFFSET
まず、LIMIT
とOFFSET
を使用して、特定の部分データを取得するクエリを作成します。
SELECT * FROM テーブル名
ORDER BY 列名 ASC
LIMIT 件数 OFFSET 開始行;
ORDER BY
句で、結果の並び順を指定します。LIMIT
句で、取得する行数を指定します。OFFSET
句で、取得を開始する行番号を指定します。
例:
SELECT * FROM users
ORDER BY id ASC
LIMIT 10 OFFSET 20;
このクエリは、users
テーブルから、id
列の昇順で、21行目から30行目までのデータを取得します。
COUNT
次に、COUNT
関数を使用して、テーブル全体の行数を取得します。
SELECT COUNT(*) FROM テーブル名;
SELECT COUNT(*) FROM users;
このクエリは、users
テーブル全体の行数を取得します。
組み合わせ
上記の2つのクエリを組み合わせることで、特定の部分データを取得しつつ、全体の行数も把握することができます。
-- 部分データを取得
SELECT * FROM users
ORDER BY id ASC
LIMIT 10 OFFSET 20;
-- 総行数を取得
SELECT COUNT(*) FROM users;
この例では、まず最初のクエリで、users
テーブルから、id
列の昇順で、21行目から30行目までのデータを取得します。その後、2番目のクエリで、users
テーブル全体の行数を取得します。
LIMIT
とOFFSET
、COUNT
関数を組み合わせることで、PostgreSQLでクエリを実行し、特定の部分データを取得しつつ、全体の行数も把握することができます。
LIMIT
とOFFSET
は、パフォーマンスの観点から、大きなテーブルに対しては注意が必要です。ORDER BY
句で指定する列は、一意な順序を保証する必要があります。
-- テーブル users のデータ
INSERT INTO users (name, age) VALUES ('田中', 20), ('佐藤', 30), ('斎藤', 40), ('高橋', 50), ('渡辺', 60);
-- 10件ずつ表示
SELECT * FROM users
ORDER BY id ASC
LIMIT 10;
-- 21行目から30行目まで表示
SELECT * FROM users
ORDER BY id ASC
LIMIT 10 OFFSET 20;
-- 総行数
SELECT COUNT(*) FROM users;
-- 10件ずつ表示
id | name | age
------- | -------- | --------
1 | 田中 | 20
2 | 佐藤 | 30
3 | 斎藤 | 40
4 | 高橋 | 50
5 | 渡辺 | 60
-- 21行目から30行目まで表示
id | name | age
------- | -------- | --------
21 | 渡辺 | 60
22 | 田中 | 20
23 | 佐藤 | 30
24 | 斎藤 | 40
25 | 高橋 | 50
-- 総行数
count
-------
5
LIMIT/OFFSETとCOUNT以外の方法
サブクエリ
-- 部分データを取得
SELECT * FROM users
WHERE id IN (
SELECT id FROM users
ORDER BY id ASC
LIMIT 10 OFFSET 20
);
-- 総行数を取得
SELECT COUNT(*) FROM users;
この例では、まず最初のサブクエリで、users
テーブルから、id
列の昇順で、21行目から30行目までのデータのIDを取得します。その後、メインクエリで、取得したIDに基づいて、部分データを取得します。2番目のクエリは、LIMIT
とOFFSET
を使用せずに、テーブル全体の行数を取得します。
CTE (Common Table Expressions)
CTEを使用して、クエリをより分かりやすく記述することができます。
WITH t AS (
SELECT * FROM users
ORDER BY id ASC
)
SELECT * FROM t
LIMIT 10 OFFSET 20;
-- 総行数を取得
SELECT COUNT(*) FROM users;
この例では、まずCTE t
で、users
テーブルから、id
列の昇順でデータを取得します。その後、メインクエリで、CTE t
から、21行目から30行目までのデータを取得します。2番目のクエリは、LIMIT
とOFFSET
を使用せずに、テーブル全体の行数を取得します。
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