SQL Server 2005:RowGuid列プロパティによるデータのユニークな識別
SQL Server 2005でRowGuid列プロパティを有効にするべき場合
RowGuid列プロパティを有効にするべき場合は以下のとおりです。
データ行の一意な識別が必要な場合
- 異なるテーブル間でデータを関連付ける必要がある場合
- データ行の重複を防ぐ必要がある場合
レプリケーションを使用している場合
- レプリケーションは、複数のデータベース間でデータを同期する機能です。
- RowGuid列は、レプリケーションプロセス中にデータ行を識別するために使用されます。
- SQL Server Management Studioでデータベースを開きます。
- テーブルを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
- 「列」ページを選択します。
- 新しい列を追加するには、「追加」ボタンをクリックします。
- 列名に「RowGuid」と入力します。
- データ型に「uniqueidentifier」を選択します。
- 「RowGuid」プロパティを「はい」に設定します。
- 「OK」ボタンをクリックします。
USE AdventureWorks2019;
GO
ALTER TABLE dbo.Customers
ADD RowGuidCol UNIQUEIDENTIFIER ROWGUIDCOL;
GO
このコードを実行すると、Customers
テーブルにRowGuidCol
という名前の新しい列が追加されます。この列は、ユニークな識別子として使用できます。
別の例
以下のコードは、Orders
テーブルとCustomers
テーブルをRowGuid
列を使用して関連付ける例です。
USE AdventureWorks2019;
GO
ALTER TABLE dbo.Orders
ADD CustomerRowGuidCol UNIQUEIDENTIFIER ROWGUIDCOL;
GO
ALTER TABLE dbo.Orders
ADD CONSTRAINT FK_Orders_Customers
FOREIGN KEY (CustomerRowGuidCol)
REFERENCES dbo.Customers (RowGuidCol);
GO
このコードを実行すると、Orders
テーブルにCustomerRowGuidCol
という名前の新しい列が追加されます。この列は、Customers
テーブルのRowGuidCol
列を参照します。
この例では、Orders
テーブルの各行は、Customers
テーブルの1行に関連付けられます。
RowGuid列プロパティを有効にする他の方法
上記のサンプルコードのように、T-SQLステートメントを使用してRowGuid
列プロパティを有効にすることができます。
SQL Server Management Studioを使用して、RowGuid
列プロパティを有効にすることができます。
-
テーブルデザイナーを使用する
- テーブルデザイナーでテーブルを開きます。
- [新しい列] をクリックします。
他のツールを使用する
サードパーティ製のツールを使用して、RowGuid
列プロパティを有効にすることができます。
注意事項
RowGuid
列プロパティは、パフォーマンスに影響を与える可能性があります。RowGuid
列プロパティを有効にする前に、アプリケーションとの互換性を確認する必要があります。
sql-server