SQLite拡張モジュール`sqlite3_procedures`によるストアドプロシージャの作成
SQLiteにおけるストアドプロシージャの作成
準備
ストアドプロシージャを作成するには、以下の準備が必要です。
- SQLiteデータベース
- SQLite拡張モジュール
sqlite3_procedures
- C言語開発環境
ストアドプロシージャの作成
ストアドプロシージャはC言語で記述されます。以下のコードは、add_numbers
という名前のストアドプロシージャを作成する例です。
#include <sqlite3.h>
static int add_numbers(sqlite3_context *context, int argc, sqlite3_value **argv) {
int a = sqlite3_value_int(argv[0]);
int b = sqlite3_value_int(argv[1]);
sqlite3_result_int(context, a + b);
return SQLITE_OK;
}
int main() {
sqlite3 *db;
sqlite3_open("database.db", &db);
// ストアドプロシージャの登録
sqlite3_create_function(db, "add_numbers", 2, SQLITE_INTEGER, NULL, add_numbers, NULL, NULL);
// ストアドプロシージャの実行
sqlite3_stmt *stmt;
sqlite3_prepare_v2(db, "SELECT add_numbers(1, 2);", -1, &stmt, NULL);
sqlite3_step(stmt);
int result = sqlite3_column_int(stmt, 0);
// 結果の出力
printf("The result is %d\n", result);
sqlite3_finalize(stmt);
sqlite3_close(db);
return 0;
}
ストアドプロシージャは、SELECT
ステートメント内で呼び出すことができます。以下の例は、add_numbers
ストアドプロシージャを使用して、2つの数値の合計を出力する方法です。
SELECT add_numbers(1, 2);
SQLite拡張モジュールsqlite3_procedures
を使用することで、SQLiteデータベースにストアドプロシージャを作成することができます。ストアドプロシージャは、複雑な処理をカプセル化したり、コードを再利用したりするのに役立ちます。
- 上記のコードは、あくまで基本的な例です。より複雑な処理を行うストアドプロシージャを作成することもできます。
- SQLiteには、
sqlite3_user_data
を使用して、ストアドプロシージャにユーザーデータを渡す機能もあります。 - ストアドプロシージャは、データベースのセキュリティを脅かす可能性があります。そのため、ストアドプロシージャを作成する際には、セキュリティ対策を講じる必要があります。
#include <sqlite3.h>
static int add_numbers(sqlite3_context *context, int argc, sqlite3_value **argv) {
int a = sqlite3_value_int(argv[0]);
int b = sqlite3_value_int(argv[1]);
sqlite3_result_int(context, a + b);
return SQLITE_OK;
}
int main() {
sqlite3 *db;
sqlite3_open("database.db", &db);
// ストアドプロシージャの登録
sqlite3_create_function(db, "add_numbers", 2, SQLITE_INTEGER, NULL, add_numbers, NULL, NULL);
sqlite3_close(db);
return 0;
}
main.sql
SELECT add_numbers(1, 2);
実行
add_numbers.c
をC言語コンパイラでコンパイルし、add_numbers
という名前の実行ファイルを作成します。main.sql
をSQLiteデータベースに対して実行します。
出力
3
- より複雑な処理を行うストアドプロシージャを作成することもできます。
SQLiteでストアドプロシージャを作成する他の方法
SQLiteStudio
SQLiteStudioは、SQLiteデータベースを管理するためのGUIツールです。SQLiteStudioには、ストアドプロシージャを作成、編集、実行するための機能が備わっています。
DB Browser for SQLite
DB Browser for SQLiteは、SQLiteデータベースを管理するためのオープンソースのGUIツールです。DB Browser for SQLiteには、ストアドプロシージャを作成、編集、実行するための機能が備わっています。
SQLCipher
SQLCipherは、暗号化機能を備えたSQLiteデータベースエンジンです。SQLCipherには、CREATE TRIGGER
ステートメントを使用して、ストアドプロシージャを作成する機能があります。
sqlite3_procedures
以外にも、SQLiteにストアドプロシージャ機能を追加する拡張モジュールがいくつか存在します。
どの方法を選択するべきか
どの方法を選択するべきかは、開発環境やニーズによって異なります。
- GUIツールを使用した方が、初心者にとっては簡単です。
- C言語で開発する場合は、
sqlite3_procedures
拡張モジュールを使用するのが一般的です。 - 暗号化機能が必要な場合は、SQLCipherを使用する必要があります。
SQLiteには、ストアドプロシージャを作成するいくつかの方法があります。どの方法を選択するべきかは、開発環境やニーズによって異なります。
- 上記の方法以外にも、SQLiteでストアドプロシージャを作成する方法は存在します。
- SQLiteStudio: [SQLiteStudio]
- DB Browser for SQLite: [DB Browser for SQLite]
- SQLCipher: [SQLCipher]
sqlite stored-procedures