CONVERT、CAST、STRING_CONVERT、SUBSTRING + REPEAT、OPENROWSET：それぞれの長所と短所を比較

SQL Server で varbinary を文字列に変換する方法

CONVERT 関数は、あるデータ型を別のデータ型に変換するために使用されます。 varbinary を文字列に変換するには、次のように使用します。

SELECT CONVERT(VARCHAR(N), varbinary_column);

ここで、varbinary_column は変換する varbinary 列名、N は変換後の文字列の長さです。

CAST関数を使用する

SELECT CAST(varbinary_column AS VARCHAR(N));

STRING_CONVERT 関数は、文字列データ型間の変換に使用されますが、varbinary から文字列への変換にも使用できます。 次のように使用します。

SELECT STRING_CONVERT(VARCHAR(N), varbinary_column);

SUBSTRING関数と REPEAT関数を使用する

この方法は、varbinary 値が固定長である場合にのみ使用できます。 次のように、varbinary 値を 16 進数文字列に変換します。

SELECT SUBSTRING(REPLICATE('0', 2 * LEN(varbinary_column)) + CONVERT(VARCHAR(2 * LEN(varbinary_column)), varbinary_column, 2), 3, 2 * LEN(varbinary_column));

OPENROWSET 関数は、外部データ ソースにアクセスするために使用されます。 varbinary データをテキスト ファイルに出力し、その後 SQL Server でそのファイルをインポートして文字列として格納することができます。 次のように実行できます。

SELECT *
FROM OPENROWSET('TEXT', 'C:\path\to\file.txt',
    FORMAT = 'Delimited',
    DELIMITER = ',',
    FIRSTROW = 2,
    DATAFILETYPE = 'char',
    COLUMNNAME = 'column1, column2, ...');

注:

• 上記の方法は、SQL Server のすべてのバージョンで利用できるわけではありません。 使用する前に、ドキュメントで確認してください。
• varbinary データがテキスト データとして格納されていない場合は、これらの方法で正しく変換されない可能性があります。
• 大量の varbinary データを変換する場合は、パフォーマンス上の理由から、OPENROWSET 関数を使用する方法は避けた方がよい場合があります。

SQL Server で varbinary を文字列に変換するサンプルコード

-- サンプルテーブルを作成します
CREATE TABLE MyTable (
    ID INT IDENTITY PRIMARY KEY,
    VarbinaryData VARBINARY(MAX),
    StringData VARCHAR(MAX)
);

-- サンプルデータ挿入
INSERT INTO MyTable (VarbinaryData)
VALUES (@VarbinaryData);

-- varbinary データを文字列に変換して、StringData 列に格納します
UPDATE MyTable
SET StringData = CONVERT(VARCHAR(MAX), VarbinaryData);

-- 変換結果を確認します
SELECT * FROM MyTable;

このコードでは、まず MyTable という名前のテーブルを作成します。 このテーブルには、ID 列 (主キー)、VarbinaryData 列 (varbinary データを格納)、StringData 列 (変換後の文字列を格納) があります。

次に、サンプルデータを VarbinaryData 列に挿入します。

最後に、UPDATE ステートメントを使用して、CONVERT 関数を VarbinaryData 列に適用し、結果を StringData 列に格納します。 最後に、SELECT ステートメントを使用して、変換結果を確認します。

• このコードは、SQL Server 2005 以降で使用できます。
• VarbinaryData 列のデータ型が VARBINARY(MAX) であることを確認してください。 他のデータ型の場合は、変換コードを適宜変更する必要があります。
• 変換後の文字列の長さは、VARCHAR(MAX) の最大長 (8000 バイト) までにする必要があります。 変換後の文字列が長すぎる場合は、エラーが発生します。

このサンプルコード以外にも、CAST関数、STRING_CONVERT関数、SUBSTRING関数とREPEAT関数、OPENROWSET関数を使用して、varbinary を文字列に変換することができます。 それぞれの方法の詳細については、上記の回答で説明したリソースを参照してください。

SQL Server で varbinary を文字列に変換するその他の方法

SELECT CAST(varbinary_column AS VARCHAR(N));

この方法は、CONVERT関数とほぼ同じですが、CAST関数の方が短く記述できます。

SELECT STRING_CONVERT(VARCHAR(N), varbinary_column);

この方法は、CONVERT関数や CAST関数 と同様に使用できますが、文字列データ型の変換に特化しているため、より明確なコードとなります。

SELECT SUBSTRING(REPLICATE('0', 2 * LEN(varbinary_column)) + CONVERT(VARCHAR(2 * LEN(varbinary_column)), varbinary_column, 2), 3, 2 * LEN(varbinary_column));

この方法は、複雑でわかりにくいコードとなるため、CONVERT関数、CAST関数、STRING_CONVERT関数 を使用する方が一般的です。 ただし、varbinary 値がどのように格納されているかを詳細に制御する必要がある場合は、この方法が役立つ場合があります。

SELECT *
FROM OPENROWSET('TEXT', 'C:\path\to\file.txt',
    FORMAT = 'Delimited',
    DELIMITER = ',',
    FIRSTROW = 2,
    DATAFILETYPE = 'char',
    COLUMNNAME = 'column1, column2, ...');