Pandasで一時テーブルにクエリする方法:SQL、Python 2.7、Pandasによる詳細解説
Pandas.read_sql_query() を使って TEMP テーブルにクエリする方法
Pandas は、Python でデータ分析を行うための強力なライブラリです。SQL クエリを実行して結果を Pandas データフレームに変換する pandas.read_sql_query()
関数を含む、データベースとの連携機能を提供します。
このチュートリアルでは、pandas.read_sql_query()
を使って一時テーブル(TEMP テーブル)にクエリする方法を、SQL、Python 2.7、Pandas を使って詳しく説明します。
手順
データベース接続の確立:
まず、使用するデータベースに接続する必要があります。以下のコード例のように、 SQLAlchemy を使って接続を確立することができます。
import sqlalchemy as sa engine = sa.create_engine('sqlite:///mydatabase.db')
TEMP テーブルの作成:
一時テーブルを作成するには、
CREATE TEMPORARY TABLE
ステートメントを使用します。以下のコード例では、mytable
という名前の一時テーブルを作成し、id
、name
、age
という 3 つの列を定義しています。CREATE TEMPORARY TABLE mytable ( id INTEGER PRIMARY KEY, name TEXT, age INTEGER );
データの挿入:
一時テーブルにデータを挿入するには、
INSERT INTO
ステートメントを使用します。以下のコード例では、mytable
テーブルに 3 つのレコードを挿入しています。INSERT INTO mytable (id, name, age) VALUES (1, 'Alice', 30), (2, 'Bob', 25), (3, 'Charlie', 22);
pandas.read_sql_query()
関数を使って、TEMP テーブルにクエリを実行することができます。以下のコード例では、mytable
テーブルのすべてのレコードを選択して Pandas データフレームに変換しています。import pandas as pd df = pd.read_sql_query('SELECT * FROM mytable', engine) print(df)
このコードを実行すると、以下の出力が表示されます。
id name age 0 1 Alice 30 1 2 Bob 25 2 3 Charlie 22
- TEMP テーブルは、セッションが終了すると自動的に削除されます。
- 永続的なテーブルにデータを保存したい場合は、
CREATE TABLE
ステートメントを使用する必要があります。 - Pandas は、SQLAlchemy 以外にもさまざまなデータベース接続ライブラリをサポートしています。
import sqlalchemy as sa
import pandas as pd
# データベース接続の確立
engine = sa.create_engine('sqlite:///mydatabase.db')
# TEMP テーブルの作成
engine.execute('CREATE TEMPORARY TABLE mytable (id INTEGER PRIMARY KEY, name TEXT, age INTEGER)')
# データの挿入
engine.execute('INSERT INTO mytable (id, name, age) VALUES (1, "Alice", 30), (2, "Bob", 25), (3, "Charlie", 22)')
# Pandas.read_sql_query() を使って TEMP テーブルにクエリ
df = pd.read_sql_query('SELECT * FROM mytable', engine)
print(df)
# TEMP テーブルの削除 (オプション)
engine.execute('DROP TABLE mytable')
- このコードは、
sqlite:///mydatabase.db
という名前の SQLite データベースに接続します。 mytable
という名前の一時テーブルを作成します。このテーブルには、id
、name
、age
という 3 つの列があります。mytable
テーブルに 3 つのレコードを挿入します。pandas.read_sql_query()
関数を使って、mytable
テーブルのすべてのレコードを選択して Pandas データフレームに変換します。- データフレームの内容をコンソールに出力します。
- オプション で、
DROP TABLE mytable
ステートメントを使って一時テーブルを削除します。
pandas.read_sql_query()
関数は、一度に 1 つの結果セットしか処理できません。- 複数のクエリを実行する場合は、ループを使用する必要があります。
これらの制限を克服するために、以下の代替方法を検討することができます。
方法 1: SQLAlchemy を使用する
SQLAlchemy は、Python でデータベースと連携するための強力なライブラリです。pandas.read_sql_query()
関数よりも柔軟性が高く、複雑なクエリや複数回のクエリを実行することができます。
以下のコード例は、SQLAlchemy を使って TEMP テーブルにクエリする方法を示しています。
import sqlalchemy as sa
import pandas as pd
# データベース接続の確立
engine = sa.create_engine('sqlite:///mydatabase.db')
# TEMP テーブルの作成
engine.execute('CREATE TEMPORARY TABLE mytable (id INTEGER PRIMARY KEY, name TEXT, age INTEGER)')
# データの挿入
engine.execute('INSERT INTO mytable (id, name, age) VALUES (1, "Alice", 30), (2, "Bob", 25), (3, "Charlie", 22)')
# SQLAlchemy を使って TEMP テーブルにクエリ
with engine.connect() as connection:
result = connection.execute('SELECT * FROM mytable')
df = pd.DataFrame(result.fetchall(), columns=result.keys())
print(df)
# TEMP テーブルの削除 (オプション)
engine.execute('DROP TABLE mytable')
方法 2: 直接 SQL コードを実行する
最もシンプルな方法は、直接 SQL コードを実行することです。これは、pandas
ライブラリを使用しない場合や、より高度なクエリを実行する必要がある場合に適しています。
import sqlite3
import pandas as pd
# データベース接続の確立
connection = sqlite3.connect('mydatabase.db')
# TEMP テーブルの作成
connection.execute('CREATE TEMPORARY TABLE mytable (id INTEGER PRIMARY KEY, name TEXT, age INTEGER)')
# データの挿入
connection.execute('INSERT INTO mytable (id, name, age) VALUES (1, "Alice", 30), (2, "Bob", 25), (3, "Charlie", 22)')
# 直接 SQL コードを実行して TEMP テーブルにクエリ
cursor = connection.cursor()
cursor.execute('SELECT * FROM mytable')
df = pd.DataFrame(cursor.fetchall(), columns=[i[0] for i in cursor.description])
print(df)
# TEMP テーブルの削除 (オプション)
connection.execute('DROP TABLE mytable')
connection.close()
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