上級者向けSQLiteテクニック:rowidと行インデックスを駆使してデータ操作を最適化する

2024-06-17

SQLite で行インデックスではなくrowidを使用して行を選択する方法

例:

次のテーブル customers を例として考えてみましょう。

CREATE TABLE customers (
  id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT,
  name TEXT NOT NULL,
  email TEXT UNIQUE NOT NULL
);

このテーブルには、id 列 (rowid)、name 列、および email 列があります。

rowidを使用して行を選択する

特定の rowid 値を持つ行を選択するには、次のクエリを使用します。

SELECT * FROM customers WHERE rowid = 123;

このクエリは、rowid が 123 である行を返し、idname、および email 列のすべての値が含まれます。

行インデックスを使用して行を選択するには、まずそのインデックスを作成する必要があります。 次のクエリを使用して、customers テーブルに name 列のインデックスを作成できます。

CREATE INDEX idx_name ON customers (name);

インデックスが作成されたら、次のクエリを使用して、name 列の値に基づいて行を選択できます。

SELECT * FROM customers WHERE name = 'John Doe';
  • rowid: すべてのテーブルに自動的に割り当てられるため、明示的に作成する必要はありません。 ただし、rowid は必ずしも人間にとって意味のある値とは限らず、変更される可能性もあります。
  • 行インデックス: 特定の列に基づいて作成する必要があり、作成には追加のオーバーヘッドがかかります。 ただし、行インデックスは、人間にとって意味のある値に基づいて行を効率的に検索するために使用でき、rowid よりも変更される可能性が低くなります。

行インデックスは、rowid 以外に、SQLite で行を選択するための便利な方法です。 行インデックスを使用すると、特定の列に基づいて行を効率的に検索でき、クエリのパフォーマンスを向上させることができます。

補足

  • SQLite には、行インデックス以外にも、パフォーマンスを向上させるために使用できるさまざまな機能があります。 詳細については、SQLite のドキュメントを参照してください。
  • 特定の状況で rowid または行インデックスを使用する方がよい場合があります。 最適なオプションを選択するには、クエリとデータの特性を考慮する必要があります。



-- サンプルデータを作成する
CREATE TABLE customers (
  id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT,
  name TEXT NOT NULL,
  email TEXT UNIQUE NOT NULL
);

INSERT INTO customers (name, email) VALUES ('John Doe', '[email protected]');
INSERT INTO customers (name, email) VALUES ('Jane Doe', '[email protected]');
INSERT INTO customers (name, email) VALUES ('Peter Jones', '[email protected]');

-- rowidを使用して行を選択する
SELECT * FROM customers WHERE rowid = 2;

-- 行インデックスを使用して行を選択する
CREATE INDEX idx_name ON customers (name);

SELECT * FROM customers WHERE name = 'Jane Doe';

このサンプルコードでは、次の操作を行います。

  1. サンプルデータをテーブルに挿入します。
  2. rowid が 2 である行を customers テーブルから選択します。

このコードは、rowid と行インデックスを使用して行を選択する方法を示す例です。 実際の状況では、クエリとデータの特性に応じて、適切な方法を選択する必要があります。




SQLite で行インデックスとrowid以外で行を選択する方法

サブクエリを使用して、行を条件的に選択できます。 次のクエリは、customers テーブル内のすべての行の id 値を ids というサブクエリに格納し、ids サブクエリに含まれる id 値を持つ行のみを返します。

SELECT * FROM customers WHERE id IN (
  SELECT id FROM customers WHERE name = 'John Doe'
);

JOIN を使用して、複数のテーブルから行を結合できます。 次のクエリは、customers テーブルと orders テーブルを結合し、customers テーブル内のすべての行と、orders テーブル内に関連する注文を持つ行を返します。

SELECT c.*, o.*
FROM customers c
JOIN orders o ON c.id = o.customer_id;

ウィンドウ関数を使用する

SQLite バージョン 3.31 以降では、ウィンドウ関数を使用して、行番号やその他の集計値を結果セットに追加できます。 次のクエリは、customers テーブル内のすべての行に row_num という列を追加し、各行の行番号を含めます。

SELECT *, ROW_NUMBER() OVER (ORDER BY id) AS row_num
FROM customers;

DISTINCT キーワードを使用して、重複する行を削除できます。 次のクエリは、customers テーブル内のすべての name 値を一度だけ返します。

SELECT DISTINCT name FROM customers;
SELECT name, COUNT(*) AS count
FROM customers
GROUP BY name;

これらの方法はほんの一例です。 SQLite には、さまざまな方法で行を選択できる機能が用意されています。 特定の状況で最適な方法は、クエリとデータの特性によって異なります。

SQLite には、行インデックスとrowid以外で行を選択するためのさまざまな方法があります。 それぞれの方法には長所と短所があるため、状況に応じて適切な方法を選択する必要があります。


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