【初心者向け】SQLiteで結合テーブルからデータを安全に削除する方法

2024-04-02

SQLiteでテーブル結合を削除する方法

DELETE文とJOIN句を使用する

この方法は、結合されたテーブルからデータを削除する最も一般的な方法です。

DELETE FROM table1
INNER JOIN table2 ON table1.id = table2.id
WHERE table2.condition;

上記の例では、table1table2id列で結合されています。 WHERE句は、table2condition条件を満たす行のみを削除します。

副問い合わせを使用して、削除する行を特定することもできます。

DELETE FROM table1
WHERE id IN (
  SELECT id
  FROM table2
  WHERE condition
);

上記の例では、table2condition条件を満たすidをすべて取得し、table1から削除します。

SQLite 3.39以降では、DELETE JOIN構文を使用してテーブル結合を削除できます。

DELETE FROM table1
JOIN table2 ON table1.id = table2.id
WHERE table2.condition;

この構文は、上記のDELETE文とJOIN句を使用する方法と同じ機能を提供しますが、より簡潔に記述できます。

注意事項

  • どの方法を使用する場合でも、削除する前にデータをバックアップすることを忘れないでください。
  • 結合テーブルに主キーがない場合は、DELETE文とJOIN句を使用する方法は使用できません。
  • 副問い合わせを使用する方法は、複雑な条件を指定する場合に役立ちます。
  • DELETE JOIN構文は、SQLite 3.39以降でのみ使用できます。



-- 削除する顧客ID
customer_id = 10;

-- 結合を使用して、ordersテーブルからcustomer_idに一致する行を削除
DELETE FROM orders
INNER JOIN customers ON orders.customer_id = customers.id
WHERE customers.id = customer_id;

このコードを実行すると、ordersテーブルからcustomer_idが10である顧客のすべての注文が削除されます。

  • 副問い合わせを使用する例
-- 過去30日以内に注文していない顧客の注文を削除
DELETE FROM orders
WHERE customer_id IN (
  SELECT customer_id
  FROM orders
  WHERE order_date < date('now', '-30 days')
);
-- 注文金額が1000円以下の注文を削除
DELETE FROM orders
JOIN customers ON orders.customer_id = customers.id
WHERE orders.amount < 1000;
  • サンプルコードを実行する前に、データベースをバックアップすることを忘れないでください。
  • サンプルコードは、説明のために簡略化されています。実際のコードでは、必要に応じてエラー処理などを追加する必要があります。



SQLiteでテーブル結合を削除するその他の方法

UPDATE文を使用して、結合されたテーブルの結合列の値をNULLに設定することで、結合を解除できます。

UPDATE table1
INNER JOIN table2 ON table1.id = table2.id
SET table1.id = NULL
WHERE table2.condition;

ALTER TABLE文を使用して、結合列を削除することで、結合を解除できます。

ALTER TABLE table1
DROP COLUMN id;

上記の例では、table1からid列を削除します。

  • UPDATE文を使用する方法は、結合列にNULL値を許可する場合にのみ使用できます。
  • ALTER TABLE文を使用する方法は、結合列が他のテーブルで参照されていない場合にのみ使用できます。
  • 結合されたテーブルからデータを完全に削除したい場合は、DELETE文とJOIN句を使用する方法が最も効率的です。
  • 結合を解除したいだけで、データを保持したい場合は、UPDATE文を使用する方法が適切です。
  • 結合列が他のテーブルで参照されていない場合は、ALTER TABLE文を使用する方法が最も簡潔です。

それぞれの方法のメリットとデメリットを理解し、状況に応じて適切な方法を選択してください。


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