MySQLでテーブル作成時のデフォルトストレージエンジンを変更する

2024-07-27

MySQLでデフォルトのストレージエンジンを設定する方法

新しいテーブルを作成する際、CREATE TABLEステートメントにENGINEオプションを指定することで、使用するストレージエンジンを明示的に設定できます。しかし、毎回ENGINEオプションを指定するのは煩雑です。そこで、MySQLではデフォルトのストレージエンジンを設定することができ、ENGINEオプションを省略した場合でも、そのエンジンでテーブルが作成されます。

デフォルトストレージエンジンの設定方法

MySQLでデフォルトのストレージエンジンを設定するには、以下の2つの方法があります。

サーバー起動オプションを使用する

MySQL起動時に--default-storage-engineオプションを指定することで、デフォルトのストレージエンジンを設定できます。

shell> mysqld --default-storage-engine=innodb

このコマンドを実行すると、MySQL起動後、新しく作成されるすべてのテーブルはInnoDBエンジンで作成されます。

設定ファイルを使用する

[mysqld]
default-storage-engine=innodb

上記のように設定ファイルを編集し、MySQLを再起動することで、デフォルトのストレージエンジンがInnoDBに変更されます。

現在設定されているデフォルトのストレージエンジンを確認するには、以下のコマンドを実行します。

mysql> SHOW VARIABLES LIKE 'storage_engine';

出力結果のValue列に、現在のデフォルトストレージエンジンが表示されます。

注意事項

  • デフォルトストレージエンジンの変更は、既存のテーブルには影響しません。
  • MySQL 8.0以降では、デフォルトのストレージエンジンはInnoDBになっています。
  • ストレージエンジンを変更する場合は、それぞれのエンジンの特性を理解した上で、適切なエンジンを選択してください。



shell> mysqld --default-storage-engine=innodb
[mysqld]
default-storage-engine=innodb

Creating a table with the default storage engine:

CREATE TABLE my_table (
  id INT PRIMARY KEY AUTO_INCREMENT,
  name VARCHAR(255) NOT NULL,
  email VARCHAR(255) NOT NULL
);

In this example, the my_table table will be created using the default storage engine, which is InnoDB.

Checking the current default storage engine:

mysql> SHOW VARIABLES LIKE 'storage_engine';

This will output the following:

Variable_name | Value
-------------+-----------------
storage_engine | INNODB
CREATE TABLE my_table2 (
  id INT PRIMARY KEY AUTO_INCREMENT,
  name VARCHAR(255) NOT NULL,
  email VARCHAR(255) NOT NULL
) ENGINE=MyISAM;



SQLモードを使用する

NO_ENGINE_SUBSTITUTION SQLモードを有効にすることで、CREATE TABLEステートメントでENGINEオプションを省略した場合でも、エラーを発生させることができます。

mysql> SET GLOBAL sql_mode = 'NO_ENGINE_SUBSTITUTION';

この設定を有効にした場合、ENGINEオプションを省略してテーブルを作成しようとすると、以下のエラーが発生します。

ERROR 1050 (42000): Table option 'ENGINE' not specified

プロンプト編集機能を使用する

MySQLクライアントの中には、プロンプト編集機能を使用してデフォルトのストレージエンジンを設定できるものがあります。

例えば、MySQL Workbenchを使用している場合、以下の手順でデフォルトのストレージエンジンを設定できます。

  1. MySQL Workbenchを起動します。
  2. 接続アイコンをクリックして、MySQLサーバーに接続します。
  3. サーバー管理 > 設定 > 一般を選択します。
  4. デフォルトストレージエンジンフィールドで、使用するストレージエンジンを選択します。
  5. 適用をクリックして、設定を保存します。

環境変数を使用する

MYSQL_DEFAULT_STORAGE_ENGINE環境変数を設定することで、デフォルトのストレージエンジンを設定できます。

shell> export MYSQL_DEFAULT_STORAGE_ENGINE=innodb

このコマンドを実行すると、現在のシェルで起動されるすべてのMySQLクライアントで、デフォルトのストレージエンジンがInnoDBに設定されます。

  • 上記の方法でデフォルトストレージエンジンを設定した場合、MySQLを再起動する必要はありません。
  • 設定方法は、MySQLクライアントやオペレーティングシステムによって異なる場合があります。

mysql database innodb



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