Amazon RDS: 既存のインスタンスにスナップショットを復元できない?代替方法とは?

2024-07-09

Amazon RDS でスナップショットを既存のインスタンスに復元する方法

Amazon RDS では、スナップショットを使用して既存のDBインスタンスを復元することはできません。スナップショットから復元する場合は、新しいDBインスタンスを作成する必要があります。

手順

  1. 新しいDBインスタンスを作成する

    RDSコンソール、AWS CLI、またはAPIを使用して、新しいDBインスタンスを作成します。スナップショットから復元するデータと同じエンジン、バージョン、およびパラメータグループを選択する必要があります。

  2. スナップショットから新しいDBインスタンスを復元する

    RDSコンソール、AWS CLI、またはAPIを使用して、スナップショットから新しいDBインスタンスを復元します。

補足

  • 共有暗号化スナップショットから復元することはできません。まず、スナップショットのコピーを作成してから、そのコピーから復元する必要があります。
  • ポイントインタイムリカバリを使用して、特定の時点のスナップショットから復元することができます。
  • マルチAZ DBインスタンスを復元するには、スナップショットが作成されたリージョンと同じリージョンに新しいDBインスタンスを作成する必要があります。
    • この回答は、Amazon RDS for MySQL、Amazon RDS for PostgreSQL、およびAmazon RDS for MariaDBに適用されます。
    • Aurora MySQLおよびAurora PostgreSQLでは、スナップショットを既存のDBクラスターに復元することができます。詳細については、Auroraドキュメントを参照してください。

    プログラミングによる復元

    以下のコードスニペットは、AWS CLIを使用してスナップショットから新しいDBインスタンスを復元する方法を示しています。

    aws rds restore-db-instance-from-snapshot \
        --db-instance-identifier new-db-instance-identifier \
        --snapshot-identifier my-snapshot-identifier
    

    このコマンドは、my-snapshot-identifierというスナップショットからnew-db-instance-identifierという新しいDBインスタンスを作成します。




    aws rds restore-db-instance-from-snapshot \
        --db-instance-identifier new-db-instance-identifier \
        --snapshot-identifier my-snapshot-identifier \
        --db-instance-class db.m5.large \
        --availability-zone us-east-1a
    

    このコマンドは、以下の設定でmy-snapshot-identifierというスナップショットからnew-db-instance-identifierという新しいDBインスタンスを作成します。

    • インスタンスクラス: db.m5.large
    • 可用性ゾーン: us-east-1a

    説明

    • --db-instance-identifier: 新しいDBインスタンスの識別子
    • --snapshot-identifier: 復元するスナップショットの識別子
    • --db-instance-class: 新しいDBインスタンスのインスタンスクラス
    • --availability-zone: 新しいDBインスタンスの可用性ゾーン

    オプション

    以下のオプションを使用して、復元プロセスをさらにカスタマイズできます。

    • --db-name: 新しいDBインスタンスのデータベース名
    • --engine: 新しいDBインスタンスのエンジンバージョン
    • --character-set-name: 新しいDBインスタンスの文字セット
    • --storage-type: 新しいDBインスタンスのストレージタイプ
    • --vpc-security-group-ids: 新しいDBインスタンスに適用するVPCセキュリティグループのID
    • --subnet-id: 新しいDBインスタンスのサブネットID

    注意事項

    • このコードスニペットは例示のみを目的としており、本番環境で使用されるように設計されていません。本番環境でRDSを使用する場合は、AWSドキュメントを参照して、適切な構成と手順に従ってください。
    • スナップショットから復元する前に、スナップショットが作成されたリージョンとエンジンバージョンと互換性のある新しいDBインスタンスを作成する必要があります。
    • 共有暗号化スナップショットから復元することはできません。まず、スナップショットのコピーを作成してから、そのコピーから復元する必要があります。



      新しいDBインスタンスを作成し、スナップショットから復元する

      これが最も一般的で推奨される方法です。手順は以下の通りです。

      • 新しいDBインスタンスを作成する。スナップショットから復元するデータと同じエンジン、バージョン、およびパラメータグループを選択する必要があります。
      • スナップショットから新しいDBインスタンスを復元する

      この方法の利点は、以下の通りです。

      • 既存のインスタンスに影響を与えずに復元できます。
      • ポイントインタイムリカバリを使用して、特定の時点のスナップショットから復元することができます。
      • 新しいDBインスタンスを作成する必要があるため、時間がかかります。
      • 新しいDBインスタンスに対してストレージコストが発生します。

      Auroraであれば、スナップショットを既存のDBクラスターに復元する

      Aurora MySQLおよびAurora PostgreSQLでは、スナップショットを既存のDBクラスターに復元することができます。手順は以下の通りです。

      • Auroraクライアントまたはコンソールを使用して、スナップショットからDBクラスターを復元する
      • 既存のDBクラスターに復元できるため、ダウンタイムが少なくなります。
      • Aurora MySQLおよびAurora PostgreSQLのみで利用可能です。
      • ポイントインタイムリカバリはサポートされていません。
      • AWS Backupを使用してスナップショットを復元する。これは、より新しい方法で、さまざまなAWSサービスのバックアップと復元を単一のツールで管理できます。
      • RDSのスナップショットをS3にエクスポートし、そこから別のデータベースエンジンにインポートする。これは、より高度なユーザー向けのオプションです。

      どの方法を選択するべきですか?

      最適な方法は、ニーズによって異なります。以下の点を考慮する必要があります。

      • 使用しているデータベースエンジン(MySQL、PostgreSQL、MariaDBなど)
      • 必要とする復元レベル(最新のスナップショットからの完全復元、特定の時点への復元など)
      • 許容されるダウンタイム量
      • ストレージコスト

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