データの重複を防ぎ、検索速度を向上させる: SQL Serverにおけるユニークキーとインデックスの役割
2024-07-27
SQL Server におけるユニークキーとインデックスの関係
答え： はい、ユニークキーはインデックスの一種です。
詳細解説：
- ユニークキー とは、テーブル内の各行を一意に識別する列または列の組み合わせです。
- インデックス は、テーブル内のデータを高速に検索するために使用されるデータ構造です。
ユニークキーとインデックスの関係：
- ユニークキーは、必ずインデックスとして実装されます。
- つまり、ユニークキー制約を定義すると、その列(複合キーの場合は列の組み合わせ)に自動的にインデックスが作成されます。
- このインデックスは、ユニークインデックスと呼ばれます。
- データの重複を防ぐことができます。
- 特定の値に基づいてデータを高速に検索することができます。
- ユニークキーは、データの一意性を保証するものです。
- インデックスは、データの検索速度を向上させるものです。
つまり、ユニークキーはインデックスの特殊なケースと言えます。
- 上記の情報は、SQL Server 2019 以降のバージョンを対象としています。
- 以前のバージョンの SQL Server では、ユニークキーとインデックスの動作が異なる場合があります。
CREATE TABLE Customers (
CustomerID int NOT NULL IDENTITY(1,1),
FirstName varchar(50) NOT NULL,
LastName varchar(50) NOT NULL,
UNIQUE (FirstName, LastName)
);
このコードを実行すると、Customers テーブルに以下のインデックスが作成されます。
USE Customers
GO
SELECT * FROM sys.indexes
WHERE object_id = OBJECT_ID('Customers')
GO
出力結果：
name index_id type is_unique is_primary_key is_clustered columns
-------------------------- -------- ----------- ---------- ---------- ---------- --------
IX_Customers_FirstName_LastName 1 UNIQUE YES NO NO FirstName, LastName
このインデックスを使用すると、FirstName と LastName の値に基づいて Customers テーブル内のデータを高速に検索することができます。
- 主キーは、常にユニークキーであり、インデックスでもあります。
- 一意キー制約を既存の列に追加することもできます。
ALTER TABLE Customers
ADD CONSTRAINT UK_Customers_FirstName_LastName UNIQUE (FirstName, LastName);
ALTER TABLE Customers
DROP CONSTRAINT UK_Customers_FirstName_LastName;
- ユニークキーは、データの一意性を保証し、特定の値に基づいてデータを高速に検索することができます。
PRIMARY KEY 制約は、テーブル内の各行を一意に識別する列または列の組み合わせを定義します。PRIMARY KEY 制約は、常にユニークキーであり、インデックスでもあります。
CREATE TABLE Customers (
CustomerID int NOT NULL IDENTITY(1,1),
FirstName varchar(50) NOT NULL,
LastName varchar(50) NOT NULL,
PRIMARY KEY (FirstName, LastName)
);
UNIQUEIDENTIFIER データ型を使用する
UNIQUEIDENTIFIER データ型は、128 ビットのランダムな値を生成するデータ型です。このデータ型を使用して列を作成すると、その列の値は常に一意になります。
CREATE TABLE Customers (
CustomerID int NOT NULL IDENTITY(1,1),
FirstName varchar(50) NOT NULL,
LastName varchar(50) NOT NULL,
UniqueID UNIQUEIDENTIFIER NOT NULL DEFAULT (NEWID())
);
CHECK 制約を使用する
CHECK 制約を使用して、列の値がユニークであることを保証することができます。
CREATE TABLE Customers (
CustomerID int NOT NULL IDENTITY(1,1),
FirstName varchar(50) NOT NULL,
LastName varchar(50) NOT NULL,
CONSTRAINT CHK_Customers_Unique
CHECK (EXISTS (SELECT 1 FROM Customers AS c WHERE c.FirstName = FirstName AND c.LastName = LastName AND c.CustomerID <> CustomerID))
);
UNIQUE インデックスを作成する
CREATE INDEX ステートメントを使用して、既存の列にユニークインデックスを作成することができます。
CREATE TABLE Customers (
CustomerID int NOT NULL IDENTITY(1,1),
FirstName varchar(50) NOT NULL,
LastName varchar(50) NOT NULL
);
CREATE UNIQUE INDEX IX_Customers_FirstName_LastName ON Customers (FirstName, LastName);
これらの方法のどれを選択するかは、具体的な要件によって異なります。
注意事項
PRIMARY KEY制約は、テーブル内に1つしか定義できません。UNIQUEIDENTIFIERデータ型は、ランダムな値を生成するため、ソートや比較には適していません。CHECK制約は、他の方法よりもパフォーマンスが劣る場合があります。UNIQUEインデックスは、他の方法よりも多くのストレージスペースを必要とします。
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