これで完璧！WHERE句とHAVING句を使いこなしてデータ分析をマスターしよう

MySQL、SQLにおけるWHERE句とHAVING句の比較

概要

機能	WHERE句	HAVING句
適用タイミング	集計前	集計後
使用できる機能	行データの比較	集計結果の比較
使用例	特定の条件を満たす行のみを表示	特定の条件を満たすグループのみを表示

WHERE句

WHERE句は、SELECT、UPDATE、DELETEなどのステートメントで使用できます。集計前に個々の行に対して条件を適用し、条件を満たす行のみを結果として返します。

例:

SELECT * FROM customers WHERE country = '日本';

上記の例では、country列が日本である顧客のみが抽出されます。

HAVING句

HAVING句は、SELECTステートメントでのみ使用できます。GROUP BY句でグループ化されたデータに対して、集計結果に基づいて条件を適用します。

例:

SELECT country, COUNT(*) AS count
FROM customers
GROUP BY country
HAVING count > 10;

上記の例では、顧客数が10人を超える国のみが抽出されます。

WHERE句とHAVING句の使い分け

• 個々の行の条件を指定したい場合は、WHERE句を使用します。
• 集計結果に基づいて条件を指定したい場合は、HAVING句を使用します。

WHERE句とHAVING句を同時に使用することもできます。

例:

SELECT *
FROM customers
WHERE country = '日本'
HAVING COUNT(*) > 10;

上記の例では、country列が日本であり、顧客数が10人を超える顧客のみが抽出されます。

WHERE句とHAVING句は、それぞれ異なる役割を持つため、状況に応じて使い分けることが重要です。

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WHERE句

-- すべての顧客情報を表示
SELECT * FROM customers;

-- 年齢が20歳以上の顧客情報を表示
SELECT * FROM customers WHERE age >= 20;

-- 名前が"田中"で、かつ年齢が30歳以上の顧客情報を表示
SELECT * FROM customers WHERE name = '田中' AND age >= 30;

HAVING句

-- 国別に顧客数を表示
SELECT country, COUNT(*) AS count
FROM customers
GROUP BY country;

-- 顧客数が10人以上の国を表示
SELECT country, COUNT(*) AS count
FROM customers
GROUP BY country
HAVING count > 10;

-- 顧客数が10人以上で、かつ平均年齢が30歳以上の国を表示
SELECT country, COUNT(*) AS count, AVG(age) AS avg_age
FROM customers
GROUP BY country
HAVING count > 10 AND avg_age >= 30;

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WHERE句とHAVING句のその他の方法

WHERE句

• サブクエリを使用する
• IN演算子を使用する
• BETWEEN演算子を使用する
• LIKE演算子を使用する
• REGEXP演算子を使用する

HAVING句

• 集計関数以外を使用する
• CASE式を使用する
• HAVING句でサブクエリを使用する

これらの方法は、より複雑な条件を指定する場合に役立ちます。

WHERE句とHAVING句について、他に知りたいことはありますか？

mysql sql where-clause