MySQLで効率的なデータ管理:適切なデータ型を選択する
MySQLの代表的なフィールドと適切なデータ型
テーブルは、行と列で構成されます。各行はレコードと呼ばれ、特定のエンティティを表します。各列はフィールドと呼ばれ、レコードの特定の属性を表します。
フィールドにはそれぞれデータ型が割り当てられます。データ型は、フィールドに保存できるデータの種類を決定します。
MySQLには、さまざまなデータ型があります。代表的なデータ型とその用途は以下の通りです。
数値データ型
- INT:整数
- DECIMAL:小数点を含む数値
- FLOAT:浮動小数点数
文字列データ型
- VARCHAR(n):最大n文字の文字列
- CHAR(n):n文字固定長の文字列
- TEXT:長文テキスト
日付時刻データ型
- DATE:日付
- TIME:時刻
- DATETIME:日付と時刻
- BOOLEAN:真偽値
- ENUM:列挙型
- BLOB:バイナリデータ
適切なデータ型の選択
適切なデータ型の選択は、データベースのパフォーマンスと信頼性を向上させるために重要です。
- データの性質に合ったデータ型を選択する必要があります。
- データのサイズを考慮する必要があります。
例
- 氏名を保存するフィールドには、
VARCHAR(255)
データ型が適切です。 - 生年月日を保存するフィールドには、
DATE
データ型が適切です。
CREATE TABLE users (
id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
name VARCHAR(255) NOT NULL,
email VARCHAR(255) NOT NULL,
created_at DATETIME NOT NULL DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP,
PRIMARY KEY (id)
);
このコードでは、以下のフィールドが作成されます。
id
: 主キー。自動的に1ずつ増加する整数name
: 名前。最大255文字の文字列email
: メールアドレス。最大255文字の文字列created_at
: 作成日時。デフォルトで現在の日時
データ型の説明
NOT NULL
: 値がNULL不可AUTO_INCREMENT
: 主キーが自動的に1ずつ増加DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP
: デフォルト値を現在の日時に設定PRIMARY KEY
: 主キー
ALTER TABLEステートメント
既存のテーブルにフィールドを追加するには、ALTER TABLE
ステートメントを使用します。
ALTER TABLE users ADD COLUMN age INT NOT NULL;
このコードは、users
テーブルにage
という名前のフィールドを追加します。age
フィールドは、NULL不可の整数型です。
INSERT INTOステートメント
INSERT INTO
ステートメントを使用してレコードを挿入する際に、フィールドとデータ型を指定することもできます。
INSERT INTO users (name, email, age) VALUES ("John Doe", "[email protected]", 30);
このコードは、users
テーブルに新しいレコードを挿入します。name
フィールドには"John Doe"、email
フィールドには"[email protected]"、age
フィールドには30が挿入されます。
GUIツール
MySQL WorkbenchなどのGUIツールを使用して、フィールドとデータ型を定義することもできます。
GUIツールを使用すると、SQLステートメントを記述することなく、テーブルの構造を視覚的に編集することができます。
フィールドとデータ型を定義するには、さまざまな方法があります。
mysql database types