PostgreSQLで「cached plan must not change result type」エラーが発生した時の対処法

2024-04-02

PostgreSQL エラー「cached plan must not change result type」解説

原因

このエラーが発生する主な原因は次のとおりです。

  • テーブルスキーマの変更: テーブルの構造が変更されると、結果型も変わります。

解決方法

このエラーを解決するには、次の方法があります。

  • クエリを再実行する: クエリを再実行すると、新しいプランが作成されます。
  • キャッシュをクリアする: pg_invalidate_cached_plans() 関数を実行することで、キャッシュをクリアすることができます。
  • アプリケーションを再起動する: アプリケーションを再起動すると、キャッシュがクリアされます。

このエラーの詳細については、以下のリソースを参照してください。

以下の例は、このエラーが発生する状況を示しています。

-- テーブル作成
CREATE TABLE users (
  id int,
  name text
);

-- データ挿入
INSERT INTO users (id, name) VALUES (1, 'John Doe');

-- クエリ実行
SELECT * FROM users;

-- 結果
-- id | name
-- -- | --
-- 1 | John Doe

-- テーブルスキーマ変更
ALTER TABLE users ADD COLUMN age int;

-- クエリ再実行
SELECT * FROM users;

-- エラー
-- ERROR: cached plan must not change result type

この例では、users テーブルに age 列を追加したため、結果型が変わりました。そのため、キャッシュされたプランは使用できなくなり、エラーが発生します。

このエラーは、テーブルスキーマやデータ型、クエリ内の式が変更されたときに発生します。このエラーを解決するには、クエリを再実行するか、キャッシュをクリアするか、アプリケーションを再起動する必要があります。




# ライブラリのインポート
import psycopg2

# 接続情報の定義
host = "localhost"
port = 5432
database = "test"
user = "postgres"
password = "postgres"

# 接続の作成
connection = psycopg2.connect(
    host=host,
    port=port,
    database=database,
    user=user,
    password=password,
)

# カーソルの作成
cursor = connection.cursor()

# テーブル作成
cursor.execute(
    """
    CREATE TABLE users (
        id int,
        name text
    )
    """
)

# データ挿入
cursor.execute(
    """
    INSERT INTO users (id, name) VALUES (1, 'John Doe')
    """
)

# クエリ実行
cursor.execute(
    """
    SELECT * FROM users
    """
)

# 結果の取得
results = cursor.fetchall()

# 結果の出力
for result in results:
    print(result)

# テーブルスキーマ変更
cursor.execute(
    """
    ALTER TABLE users ADD COLUMN age int
    """
)

# クエリ再実行
cursor.execute(
    """
    SELECT * FROM users
    """
)

# エラー発生
# ERROR: cached plan must not change result type

# キャッシュクリア
cursor.execute(
    """
    pg_invalidate_cached_plans()
    """
)

# クエリ再実行
cursor.execute(
    """
    SELECT * FROM users
    """
)

# 結果の取得
results = cursor.fetchall()

# 結果の出力
for result in results:
    print(result)

# 接続のクローズ
cursor.close()
connection.close()
  1. テーブル users を作成し、データ (1, 'John Doe') を挿入します。
  2. SELECT * FROM users を実行し、結果を出力します。
  3. テーブル usersage 列を追加します。
  4. エラーが発生します。
  5. 結果を出力します。

このサンプルコードを実行することで、エラー「cached plan must not change result type」の発生と解決方法を理解することができます。




エラー「cached plan must not change result type」の解決方法

クエリを修正して、結果型が変更されないようにすることができます。例えば、以下の方法があります。

  • 不要な列を選択しないようにする。
  • データ型変換を行う。
  • CASE式を使用する。

prepared statementを使用すると、クエリプランがキャッシュされます。そのため、prepared statementを使用しないようにすることで、このエラーを回避することができます。

PLANNER_DEBUG を有効にすることで、クエリプランの詳細な情報を出力することができます。この情報を使用して、エラーの原因を特定することができます。

PostgreSQLのバージョンを上げることで、このエラーが修正されている場合があります。

PostgreSQLのコミュニティに問い合わせる

上記の方法で解決できない場合は、PostgreSQLのコミュニティに問い合わせてみてください。

このエラーは、さまざまな方法で解決することができます。状況に応じて、最適な方法を選択してください。


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