SQL テーブル名の命名規則:分かりやすく読みやすいテーブル名を作るためのヒント
SQL テーブル名の単数形と複数形:どちらを使うべきか?
SQL テーブルの命名規則において、単数形と複数形のどちらを使うべきか悩むことがあります。どちらも一長一短があり、状況によって適切な方が異なります。
単数形を使う場合
- テーブルが論理的に単一のエンティティを表す場合
- テーブル名に複数形をつけるのが不自然な場合
- 既存の命名規則や標準に従っている場合
例:
User
Product
Order
- テーブル名に単数形を使うと紛らわしい場合
- 読みやすさや分かりやすさを重視する場合
考慮すべき点
- テーブルの内容
- データベースの規模
- 命名規則の統一性
- 読みやすさ
どちらを使うべきかは、状況によって異なります。重要なのは、命名規則を統一し、読みやすく、分かりやすいテーブル名にすることです。
補足
- 多くのデータベース管理ツールは、テーブル名にアンダーバー(_)やハイフン(-)を使用することを許可していますが、命名規則を統一するために、これらの記号の使用を避けた方がよい場合があります。
- テーブル名に日本語を使用することは可能ですが、データベースを他のユーザーと共有する場合や、将来的にデータベースを別の環境に移行する場合に問題が発生する可能性があるため、避けた方がよい場合があります。
CREATE TABLE User (
id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
name VARCHAR(255) NOT NULL,
email VARCHAR(255) NOT NULL,
PRIMARY KEY (id)
);
複数形のテーブル名
CREATE TABLE Users (
id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
name VARCHAR(255) NOT NULL,
email VARCHAR(255) NOT NULL,
PRIMARY KEY (id)
);
どちらのコードも、User テーブルを作成します。
- 論理的に単一のエンティティであるユーザーを表す
- 読みやすく、分かりやすい
- 複数のユーザーの集合を表す
- 単数形のテーブル名を使うと紛らわしい場合
-- 単数形のテーブル名
CREATE TABLE Product (
id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
name VARCHAR(255) NOT NULL,
description TEXT NOT NULL,
price DECIMAL(10,2) NOT NULL,
PRIMARY KEY (id)
);
-- 複数形のテーブル名
CREATE TABLE Orders (
id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
user_id INT NOT NULL,
product_id INT NOT NULL,
quantity INT NOT NULL,
total_price DECIMAL(10,2) NOT NULL,
PRIMARY KEY (id)
);
これらのサンプルコードは、単数形と複数形のテーブル名の使用方法を示しています。
SQL テーブル名の命名規則:単数形と複数形以外の方法
接尾辞を使用する
_tbl
_list
users_tbl
products_table
orders_list
頭文字の略語を使用する
usr
prod
ord
prod_list
ord_details
説明的な名前を使用する
customer_orders
product_categories
user_profile
order_item
sql sql-server naming-conventions