Entity Framework Core を使用して C# で列挙型をデータベースに格納する

2024-06-28

C# で列挙型をデータベースに格納する方法

数値として格納

最も一般的な方法は、列挙型の値を数値としてデータベースに格納する方法です。これは、列挙型の基底型が通常 int であるため、シンプルでわかりやすい方法です。

enum Status
{
    Pending,
    Approved,
    Rejected
}

この例では、Status 列挙型は PendingApprovedRejected の 3 つの値を持つことが定義されています。データベースに格納する場合、これらの値はそれぞれ 0、1、2 として保存されます。

この方法の利点は、シンプルでわかりやすいことです。また、列挙型の値が小さい場合は、ディスク領域を節約できます。

ただし、この方法にはいくつかの欠点もあります。

  • 列挙型の値の意味を推測しにくい場合がある
  • 将来的に列挙型の値を変更した場合、データベースのスキーマを変更する必要がある

もう 1 つの方法は、列挙型の値を文字列としてデータベースに格納する方法です。この方法は、列挙型の値の意味を明確に保存したい場合に役立ちます。

enum Status
{
    Pending = "Pending",
    Approved = "Approved",
    Rejected = "Rejected"
}

この例では、Status 列挙型の各値に文字列値が割り当てられています。データベースに格納する場合、これらの値はそれぞれ "Pending"、"Approved"、"Rejected" として保存されます。

この方法の利点は、列挙型の値の意味を明確に保存できることです。また、将来的に列挙型の値を変更した場合、データベースのスキーマを変更する必要はありません。

  • 数値として格納する場合よりもディスク領域を使用する
  • 列挙型の値を文字列から適切な列挙型値に変換する必要がある

最適な方法は、具体的な状況によって異なります。以下の点を考慮して選択してください。

  • 列挙型の値の意味を明確に保存する必要があるか
  • 将来的に列挙型の値を変更する可能性があるか
  • ディスク領域の使用量
  • パフォーマンス

Visual Studio を使用して、列挙型をデータベースに格納するには、次の手順に従います。

  1. データベーススキーマを定義します。
  2. 列挙型に対応するエンティティクラスを作成します。
  3. エンティティクラスのプロパティに列挙型を使用します。

Visual Studio には、これらのタスクを支援する多くのツールと機能が用意されています。




    C# で列挙型をデータベースに格納するサンプルコード

    using System;
    using System.Data.SqlClient;
    
    enum Status
    {
        Pending = 0,
        Approved = 1,
        Rejected = 2
    }
    
    class Program
    {
        static void Main(string[] args)
        {
            // データベース接続文字列
            string connectionString = "Data Source=localhost;Initial Catalog=MyDatabase;Integrated Security=True";
    
            // データベース接続を開く
            using (SqlConnection connection = new SqlConnection(connectionString))
            {
                connection.Open();
    
                // 新しいレコードを挿入する
                SqlCommand insertCommand = new SqlCommand("INSERT INTO MyTable (Status) VALUES (@Status)", connection);
                insertCommand.Parameters.AddWithValue("@Status", (int)Status.Approved);
                insertCommand.ExecuteNonQuery();
    
                // レコードを取得する
                SqlCommand selectCommand = new SqlCommand("SELECT Status FROM MyTable", connection);
                SqlDataReader reader = selectCommand.ExecuteReader();
                while (reader.Read())
                {
                    Status status = (Status)reader["Status"];
                    Console.WriteLine(status);
                }
                reader.Close();
            }
        }
    }
    

    このコードでは、Status 列挙型が定義されています。この列挙型は PendingApprovedRejected の 3 つの値を持つことが定義されています。

    データベースに格納する場合、これらの値はそれぞれ 0、1、2 として保存されます。

    コードを実行すると、次の出力がコンソールに出力されます。

    Approved
    
    using System;
    using System.Data.SqlClient;
    
    enum Status
    {
        Pending = "Pending",
        Approved = "Approved",
        Rejected = "Rejected"
    }
    
    class Program
    {
        static void Main(string[] args)
        {
            // データベース接続文字列
            string connectionString = "Data Source=localhost;Initial Catalog=MyDatabase;Integrated Security=True";
    
            // データベース接続を開く
            using (SqlConnection connection = new SqlConnection(connectionString))
            {
                connection.Open();
    
                // 新しいレコードを挿入する
                SqlCommand insertCommand = new SqlCommand("INSERT INTO MyTable (Status) VALUES (@Status)", connection);
                insertCommand.Parameters.AddWithValue("@Status", Status.Approved.ToString());
                insertCommand.ExecuteNonQuery();
    
                // レコードを取得する
                SqlCommand selectCommand = new SqlCommand("SELECT Status FROM MyTable", connection);
                SqlDataReader reader = selectCommand.ExecuteReader();
                while (reader.Read())
                {
                    string statusString = reader["Status"].ToString();
                    Status status = (Status)Enum.Parse(typeof(Status), statusString);
                    Console.WriteLine(status);
                }
                reader.Close();
            }
        }
    }
    

    このコードは、上記のコードと似ていますが、列挙型の値を文字列としてデータベースに格納しています。

    Approved
    

    このコードは、列挙型をデータベースに格納する方法の 2 つの例を示しています。具体的な状況に応じて、適切な方法を選択してください。




    C# で列挙型をデータベースに格納するその他の方法

    カスタム データ型を使用する

    データベースに列挙型専用のデータ型を作成することができます。この方法の利点は、列挙型の値と意味をデータベーススキーマに明確に定義できることです。

    JSON を使用する

    列挙型の値を JSON 形式でデータベースに格納することができます。この方法の利点は、可読性が高く、柔軟性があることです。

    サードパーティ製のライブラリを使用する

    列挙型をデータベースに格納するためのサードパーティ製のライブラリがいくつかあります。これらのライブラリは、便利な機能を提供することがあります。

    • 開発者のスキルと経験

      c# database visual-studio


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