Android SQLiteで発生する「Cannot bind argument at index 1 because the index is out of range. The statement has 0 parameters」エラーの原因と解決方法
Android SQLite: "Cannot bind argument at index 1 because the index is out of range. The statement has 0 parameters" エラーの原因と解決方法
このエラーは、Android アプリで SQLite を使用しているときに発生する可能性があります。エラーメッセージは、SQLite: Cannot bind argument at index 1 because the index is out of range. The statement has 0 parameters
と表示されます。
原因
このエラーは、次のいずれかの原因で発生します。
- プレースホルダーと引数の数の不一致:
- SQL ステートメントにプレースホルダー (
?
) が 1 つ以上あるのに、selectionArgs
配列に引数が 1 つも渡されていない。 selectionArgs
配列に、SQL ステートメントのプレースホルダーの数よりも多くの引数が渡されている。
- SQL ステートメントにプレースホルダー (
- プレースホルダーの誤った使用:
- プレースホルダーがシングルクォートで囲まれている。
- プレースホルダーが間違った位置で使用されている。
解決方法
以下の方法でエラーを解決できます。
プレースホルダーと引数の数の確認
SQL ステートメントと selectionArgs
配列のプレースホルダーと引数の数を再度確認します。
- SQL ステートメント内のプレースホルダーの数を数えます。
selectionArgs
配列内の要素数を数えます。- 両方の数が一致していることを確認します。
プレースホルダーの使用方法の確認
以下の点を確認します。
例
エラーが発生するコード
String selection = "name = ?";
String[] selectionArgs = {"John"};
// エラーが発生する
db.query("table", null, selection, selectionArgs, null, null, null);
修正されたコード
String selection = "name = ? AND age > ?";
String[] selectionArgs = {"John", "18"};
// エラーは発生しない
db.query("table", null, selection, selectionArgs, null, null, null);
日本語での解説
この解説は、日本語で分かりやすく説明することを目的としています。技術的な用語は必要最小限に抑え、できるだけ平易な言葉で説明しています。
改善点
- コード例を追加しました。
- 日本語での解説をより分かりやすくするために、一部の用語を変更しました。
public class MainActivity extends AppCompatActivity {
private SQLiteDatabase db;
@Override
protected void onCreate(Bundle savedInstanceState) {
super.onCreate(savedInstanceState);
setContentView(R.layout.activity_main);
// データベースを開く
db = openOrCreateDatabase("my_database", MODE_PRIVATE, null);
// エラーが発生する
String selection = "name = ?";
String[] selectionArgs = {"John"};
db.query("table", null, selection, selectionArgs, null, null, null);
}
}
public class MainActivity extends AppCompatActivity {
private SQLiteDatabase db;
@Override
protected void onCreate(Bundle savedInstanceState) {
super.onCreate(savedInstanceState);
setContentView(R.layout.activity_main);
// データベースを開く
db = openOrCreateDatabase("my_database", MODE_PRIVATE, null);
// エラーが発生しない
String selection = "name = ? AND age > ?";
String[] selectionArgs = {"John", "18"};
db.query("table", null, selection, selectionArgs, null, null, null);
}
}
解説
エラーが発生するコードでは、selectionArgs
配列に 1 つの引数しか渡されていないのに、SQL ステートメントには 2 つのプレースホルダー (?
) があります。これが原因で、SQLite: Cannot bind argument at index 1 because the index is out of range. The statement has 0 parameters
エラーが発生します。
SQLiteQueryBuilder
クラスを使用すると、SQL ステートメントを安全かつ簡単に作成することができます。
SQLiteQueryBuilder queryBuilder = new SQLiteQueryBuilder();
queryBuilder.setTables("table");
String selection = "name = ?";
String[] selectionArgs = {"John"};
Cursor cursor = queryBuilder.query(db, null, selection, selectionArgs, null, null, null);
プレースホルダーの代わりに直接値を指定
プレースホルダーの代わりに直接値を指定することで、エラーが発生する可能性を回避することができます。
String sql = "SELECT * FROM table WHERE name = 'John' AND age > 18";
Cursor cursor = db.rawQuery(sql, null);
型変換の確認
プレースホルダーに渡される値の型が、SQL ステートメントで期待されている型と一致していることを確認します。
String selection = "name = ? AND age > ?";
String[] selectionArgs = {"John", String.valueOf(18)};
// エラーは発生しない
db.query("table", null, selection, selectionArgs, null, null, null);
デバッグ
エラーの原因を特定するために、デバッグツールを使用することができます。
- Android Studio の Logcat を使用して、エラーメッセージを確認することができます。
- ステップ実行を使用して、コードを一行ずつ実行することができます。
android sqlite