BCPユーティリティでExcelデータをコマンドライン操作する方法
MS ExcelデータをSQL Serverに貼り付ける方法
このチュートリアルでは、MS ExcelデータのSQL Serverへの貼り付け方法を説明します。以下の3つの方法を紹介します。
- SSMSのインポート機能: シンプルで使いやすい方法です。
- BULK INSERT: 高速で効率的な方法です。
- BCPユーティリティ: コマンドライン操作に慣れている方向けです。
前提条件
- SQL Server Management Studio (SSMS) がインストールされていること
- ExcelファイルとSQL Serverデータベースへのアクセス権限を持っていること
方法1: SSMSのインポート機能を使用する
- SSMSを起動し、接続するSQL Serverインスタンスを選択します。
- オブジェクトエクスプローラーで、データをインポートしたいデータベースを展開します。
- テーブル > 右クリック > データのインポートを選択します。
- データソースとして「Excel」を選択し、「次へ」をクリックします。
- データのプレビューが表示されます。必要に応じて、列のデータ型やマッピング設定を変更します。
- 「次へ」をクリックし、エラーチェックを行います。
- エラーがなければ、「完了」をクリックしてインポートを実行します。
方法2: BULK INSERTを使用する
- SSMSでクエリエディタを開きます。
- 以下の構文を入力し、必要に応じてパラメータを変更します。
BULK INSERT テーブル名
FROM 'ファイルパス'
WITH (DATA_SOURCE = 'Excel',
FIRSTROW = 2,
FIELDTERMINATOR = '\t',
ROWTERMINATOR = '\n');
テーブル名
: データをインポートするテーブル名ファイルパス
: インポートするExcelファイルのパスFIRSTROW
: データインポートを開始する行番号 (1から始まる)FIELDTERMINATOR
: 列区切り文字 (デフォルトはタブ)
- クエリを実行します。
方法3: BCPユーティリティを使用する
- コマンドプロンプトを開きます。
bcp テーブル名 in データファイル WITH (DATA_SOURCE = 'Excel',
FIRSTROW = 2,
FIELDTERMINATOR = '\t',
ROWTERMINATOR = '\n');
補足
注意事項
- データインポート前に、必ずバックアップを取ることをおすすめします。
- 大量のデータをインポートする場合は、パフォーマンスに影響を与える可能性があります。
改善点
- 冒頭に概要を追加し、各方法の特徴を簡単に説明しました。
- 各方法の説明に、コマンド例を追加しました。
- 補足情報に、データ
BULK INSERT dbo.社員
FROM 'C:\temp\社員.xlsx'
WITH (DATA_SOURCE = 'Excel',
FIRSTROW = 2,
FIELDTERMINATOR = ',',
ROWTERMINATOR = '\n');
説明
- このコードは、
C:\temp\社員.xlsx
というExcelファイルのデータをdbo.社員
というテーブルにインポートします。 FIRSTROW
オプションは、データインポートを開始する行番号を指定します。この例では、2行目からインポートします。FIELDTERMINATOR
オプションは、列区切り文字を指定します。この例では、カンマ区切りです。
bcp dbo.社員 in C:\temp\社員.xlsx WITH (DATA_SOURCE = 'Excel',
FIRSTROW = 2,
FIELDTERMINATOR = ',',
ROWTERMINATOR = '\n');
- サンプルコードに説明を追加し、各オプションの意味を明確にしました。
- 上記のサンプルコードは、あくまで基本的なものです。必要に応じて、オプションを変更したり、他の方法を組み合わせたりして、データインポートを実行してください。
SQL ServerにExcelデータを貼り付けるその他の方法
ADO.NETを使用する
ADO.NETは、.NET Frameworkで提供されるデータアクセスライブラリです。C#やVB.NETなどのプログラミング言語を使用して、Excelデータを読み込み、SQL Serverデータベースに挿入することができます。
第三者製のツールを使用する
ExcelからSQL Serverへのデータ移行を専門とするツールがいくつかあります。これらのツールは、GUI操作で簡単にデータ移行を行うことができます。
SSISを使用する
SSIS (SQL Server Integration Services) は、SQL Serverに付属のデータ統合ツールです。SSISを使用して、ExcelファイルからSQL Serverデータベースへのデータ移行を自動化することができます。
各方法のメリットとデメリット
方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
SSMSのインポート機能 | シンプルで使いやすい | 機能が限定されている |
BULK INSERT | 高速で効率的 | コマンド操作が必要 |
BCPユーティリティ | コマンドライン操作に慣れている方向け | 設定が複雑 |
ADO.NET | プログラミング知識が必要 | |
第三者製ツール | 簡単操作 | 費用がかかる場合がある |
SSIS | 自動化できる | 設定が複雑 |
データ量、データ形式、プログラミングスキルなどによって、最適な方法は異なります。以下の点を考慮して、適切な方法を選択してください。
- データ量が少ない場合は、SSMSのインポート機能がおすすめです。
- データ量が多い場合は、BULK INSERTやBCPユーティリティがおすすめです。
- プログラミング知識がある場合は、ADO.NETやSSISを使用することができます。
- 簡単操作を求める場合は、第三者製ツールを検討することができます。
- 表形式で各方法のメリットとデメリットを比較できるようにしました。
- 各方法の選択基準を追加しました。
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