【MySQL/MariaDB トラブルシューティング】"Can't create/write to file '/var/lib/mysql/aria_log_control'" エラーの解決策
MySQL/MariaDB で発生する "Can't create/write to file '/var/lib/mysql/aria_log_control'" エラーの解決方法
このエラーは、MySQL/MariaDB サーバーが起動時に /var/lib/mysql/aria_log_control
ファイルを作成または書き込みできない場合に発生します。このファイルは、Aria ストレージエンジンによって使用される重要なログ制御ファイルです。
原因
このエラーが発生する主な原因は以下の3つです。
- ファイルアクセス権限:
/var/lib/mysql
ディレクトリまたはaria_log_control
ファイルに対する適切なアクセス権限が設定されていない可能性があります。 - ファイル競合: 別のプログラムが
aria_log_control
ファイルをロックしている可能性があります。 - ストレージ不足:
/var/lib/mysql
ディレクトリに十分な空き容量がない可能性があります。
解決方法
以下の手順でエラーを解決することができます。
ファイルアクセス権限の確認
まず、/var/lib/mysql
ディレクトリと aria_log_control
ファイルの所有者とグループを確認します。
ls -ld /var/lib/mysql/aria_log_control
出力例:
drwxr-xr-x 2 mysql mysql 4096 May 18 11:27 /var/lib/mysql/aria_log_control
この場合、mysql
ユーザーとグループが所有者であり、読み取りおよび実行権限を持っています。他のユーザーは読み取り権限のみを持っています。
もし所有者またはグループが正しく設定されていない場合は、以下のコマンドで修正します。
sudo chown mysql:mysql /var/lib/mysql/aria_log_control
ファイル競合の解決
別のプログラムが aria_log_control
ファイルをロックしている可能性がある場合は、以下のコマンドでプロセスを確認します。
sudo lsof /var/lib/mysql/aria_log_control
COMMAND PID USER FD TYPE DEVICE SIZE/OFF NODE(NAME)
mysqld 23456 root 3u REG /dev/disk/by-uuid/8511102e-501f-4591-8c12-c7675f450277 0
この場合、mysqld
プロセスが aria_log_control
ファイルを開いています。MySQL サーバーを停止して、ファイルのロックを解除する必要があります。
sudo systemctl stop mysql
ストレージ容量の確認
/var/lib/mysql
ディレクトリに十分な空き容量がない場合は、以下のコマンドで確認します。
df -h /var/lib/mysql
Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on
/dev/xvdf1 50G 42G 8G 84% /var/lib/mysql
この場合、/var/lib/mysql
ディレクトリの空き容量が8GBしかありません。必要に応じて、不要なファイルを削除したり、ディスク容量を拡張したりする必要があります。
その他の解決方法
上記の方法で解決できない場合は、以下の方法も試してみる価値があります。
- MySQL/MariaDB サーバーを再インストールする
- サーバーログを確認する
注意事項
- 上記の手順を実行する前に、MySQL/Maria
MySQL サンプルコード
MySQLは、世界で最も人気のあるオープンソースのデータベース管理システム (DBMS) の 1 つです。 リレーショナル データベースの保存、検索、管理に使用できます。
サンプルコードは、MySQL の基本的な使用方法を学習したり、特定のタスクを実行する方法を理解したりするのに役立ちます。
MySQL のサンプルコードは、さまざまな種類があります。
- データ操作言語 (DDL) コード: テーブルの作成、削除、変更に使用されます。
- ストアド プロシージャ: データベース内で実行される一連の SQL ステートメントです。
- トリガー: 特定のイベント (データの挿入、更新、削除など) に応じて自動的に実行される一連の SQL ステートメントです。
サンプルコードの入手方法
- 書籍: 『MySQLポケットリファレンス』や『MySQL徹底入門』などの書籍には、MySQL のサンプルコードが含まれています。
注: サンプルコードを使用する前に、必ずドキュメントをよく読んで理解し、必要に応じてコードをニーズに合わせて変更してください。
以下に、一般的な MySQL タスクを実行するためのサンプルコードの例をいくつか示します。
データベースの作成
CREATE DATABASE my_database;
テーブルの作成
CREATE TABLE customers (
id INT PRIMARY KEY AUTO_INCREMENT,
name VARCHAR(255) NOT NULL,
email VARCHAR(255) NOT NULL,
created_at DATETIME DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP
);
データの挿入
INSERT INTO customers (name, email)
VALUES ('John Doe', '[email protected]'),
('Jane Doe', '[email protected]');
UPDATE customers
SET name = 'John Smith', email = '[email protected]'
WHERE id = 1;
DELETE FROM customers
WHERE id = 2;
SELECT * FROM customers;
特定の条件に一致するデータの選択
SELECT * FROM customers
WHERE email LIKE '%@example.com';
テーブルからのデータのソート
SELECT * FROM customers
ORDER BY name ASC;
SELECT * FROM customers
LIMIT 10;
2 つのテーブルの結合
SELECT customers.name, orders.product_id
FROM customers
INNER JOIN orders
ON customers.id = orders.customer_id;
上記はほんの一例です。MySQL で実行できるタスクは他にもたくさんあります。
- 『MySQLポケットリファレンス』
- 『MySQL徹底入門』
この情報に基づいて行うアクションの結果について、私は責任を負いません。
MySQL/MariaDB で "Can't create/write to file '/var/lib/mysql/aria_log_control'" エラーを解決するその他の方法
MySQL/MariaDB 設定ファイル (my.cnf) を編集して、innodb_fast_shutdown
オプションを無効にすることができます。このオプションは、シャットダウン時に Aria ストレージエンジンによるログファイルのクリーンアップを有効にします。このクリーンアップが失敗すると、aria_log_control
ファイルに書き込みできなくなる可能性があります。
[mysqld]
innodb_fast_shutdown=0
MySQL/MariaDB サーバーログを確認することで、エラーの原因に関する手がかりを得られる場合があります。ログファイルは通常、/var/log/mysql
ディレクトリにあります。
システムジャーナルも、エラーの原因に関する情報を含む場合があります。
sudo journalctl -e mysql
フォーラムやコミュニティでサポートを依頼する
上記の方法で解決できない場合は、MySQL/MariaDB フォーラムやコミュニティでサポートを依頼することができます。問題を説明し、ログファイルやその他の関連情報を提供することで、他のユーザーから助けを得られる可能性があります。
専門家に相談する
問題が複雑な場合は、MySQL/MariaDB の専門家に相談することを検討してください。
- 上記の手順を実行する前に、MySQL/MariaDB サーバーをバックアップすることをお勧めします。
- 設定を変更する前に、MySQL/MariaDB ドキュメントを参照してください。
- コマンドを実行する前に、
sudo
コマンドを使用する必要がある場合があります。
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