to_number() 関数でエラーが発生しないか確認する
PostgreSQLで文字列が数値かどうかを確認するクエリ
to_number()
関数は、文字列を数値に変換しようとします。変換が成功すれば、数値が返されます。変換が失敗した場合には、エラーがスローされます。
SELECT
CASE
WHEN to_number('123') IS NOT NULL THEN '数値です'
ELSE '数値ではありません'
END AS 結果;
このクエリは、文字列 '123'
が数値に変換できるかどうかを確認します。変換が成功すれば、"数値です" という文字列が返されます。変換が失敗した場合には、"数値ではありません" という文字列が返されます。
regexp()
関数は、文字列が正規表現に一致するかどうかを確認します。数値を表す正規表現を使用することで、文字列が数値かどうかを判断することができます。
SELECT
CASE
WHEN '123' ~ '^[0-9]+$' THEN '数値です'
ELSE '数値ではありません'
END AS 結果;
このクエリは、文字列 '123'
が ^[0-9]+$
という正規表現に一致するかどうかを確認します。この正規表現は、1文字以上の数字のみを含む文字列に一致します。一致すれば、"数値です" という文字列が返されます。一致しなければ、"数値ではありません" という文字列が返されます。
SELECT
CASE
WHEN try_cast('123', integer) IS NOT NULL THEN '数値です'
ELSE '数値ではありません'
END AS 結果;
上記の方法は、いずれも文字列が数値かどうかを判断するのに有効です。どの方法を使用するかは、状況によって異なります。
補足
- 上記の例では、文字列リテラルを使用していますが、実際のクエリでは、列から取得した文字列を使用する必要があります。
- 文字列が数値を含む場合でも、小数点や指数が含まれている場合は、数値として認識されない場合があります。そのような場合は、適切な正規表現を使用する必要があります。
- PostgreSQLには、ここで紹介したもの以外にも、文字列が数値かどうかを判断する様々な関数や演算子があります。詳細は、PostgreSQLのドキュメントを参照してください。
PostgreSQLで文字列が数値かどうかを確認するクエリ:サンプルコード
-- 数値を表す文字列
SELECT to_number('123');
-- 数値以外の文字列
SELECT to_number('abc');
この例では、to_number()
関数を使用して、文字列が数値に変換できるかどうかを確認します。
例2:regexp() 関数を使用する
-- 数値を表す文字列
SELECT CASE WHEN '123' ~ '^[0-9]+$' THEN TRUE ELSE FALSE END AS is_numeric;
-- 数値以外の文字列
SELECT CASE WHEN 'abc' ~ '^[0-9]+$' THEN TRUE ELSE FALSE END AS is_numeric;
この例では、regexp()
関数を使用して、文字列が ^[0-9]+$
という正規表現に一致するかどうかを確認します。この正規表現は、1文字以上の数字のみを含む文字列に一致します。
-- 数値を表す文字列
SELECT try_cast('123', integer) IS NOT NULL AS is_numeric;
-- 数値以外の文字列
SELECT try_cast('abc', integer) IS NOT NULL AS is_numeric;
- 上記の例は、あくまでもサンプルです。実際のクエリでは、状況に合わせて修正する必要があります。
PostgreSQLで文字列が数値かどうかを確認する:その他の方法
SUBSTRING() と ASCII() 関数を使用する
この方法は、各文字のASCIIコードを調べ、すべてが数字を表すコードであるかどうかを確認することで機能します。
SELECT
CASE
WHEN
LENGTH('123') = LENGTH(
SUBSTRING(
STRING_AGG(ASCII('123')),
1,
LENGTH('123')
)
FILTER (WHERE ASCII(SUBSTRING(STRING_AGG(ASCII('123')), c, 1)) BETWEEN 48 AND 57)
)
THEN '数値です'
ELSE '数値ではありません'
END AS 結果;
このクエリは、文字列 '123'
がすべて数字で構成されているかどうかを確認します。各文字のASCIIコードを ASCII()
関数で取得し、48から57の範囲内であるかどうかを確認します。すべてが数字であれば、"数値です" という文字列が返されます。そうでなければ、"数値ではありません" という文字列が返されます。
num_range()
関数は、数値の範囲を表すデータ型を生成します。この関数を用いて、文字列が範囲内に収まるかどうかを確認することで、数値かどうかを判断することができます。
SELECT
CASE
WHEN '123'::integer IN (num_range('0', '999', 'integer')) THEN '数値です'
ELSE '数値ではありません'
END AS 結果;
正規表現と文字列操作関数を使用する
より複雑な正規表現と文字列操作関数を使用して、小数点、指数、負号などの特殊文字を含む数値も処理することができます。
SELECT
CASE
WHEN
REGEXP_REPLACE(
'123.45e-2',
'[^0-9\-+\.]',
''
) = ''
THEN '数値です'
ELSE '数値ではありません'
END AS 結果;
このクエリは、文字列 '123.45e-2'
が有効な数値形式かどうかを確認します。正規表現 [^0-9\-+\.]
は、数字、ハイフン、ピリオド、指数以外の文字をすべて削除します。削除後も文字列が残っていれば、有効な数値形式であると判断されます。
- 複雑な形式の数値を処理する場合は、より複雑な正規表現と文字列操作関数を使用する必要があります。
これらの方法は、それぞれ異なる長所と短所があります。状況に応じて、最適な方法を選択してください。
postgresql