to_number() 関数でエラーが発生しないか確認する

2024-04-23

PostgreSQLで文字列が数値かどうかを確認するクエリ

to_number() 関数は、文字列を数値に変換しようとします。変換が成功すれば、数値が返されます。変換が失敗した場合には、エラーがスローされます。

SELECT
  CASE
    WHEN to_number('123') IS NOT NULL THEN '数値です'
    ELSE '数値ではありません'
  END AS 結果;

このクエリは、文字列 '123' が数値に変換できるかどうかを確認します。変換が成功すれば、"数値です" という文字列が返されます。変換が失敗した場合には、"数値ではありません" という文字列が返されます。

regexp() 関数は、文字列が正規表現に一致するかどうかを確認します。数値を表す正規表現を使用することで、文字列が数値かどうかを判断することができます。

SELECT
  CASE
    WHEN '123' ~ '^[0-9]+$' THEN '数値です'
    ELSE '数値ではありません'
  END AS 結果;

このクエリは、文字列 '123'^[0-9]+$ という正規表現に一致するかどうかを確認します。この正規表現は、1文字以上の数字のみを含む文字列に一致します。一致すれば、"数値です" という文字列が返されます。一致しなければ、"数値ではありません" という文字列が返されます。

SELECT
  CASE
    WHEN try_cast('123', integer) IS NOT NULL THEN '数値です'
    ELSE '数値ではありません'
  END AS 結果;

上記の方法は、いずれも文字列が数値かどうかを判断するのに有効です。どの方法を使用するかは、状況によって異なります。

補足

  • 上記の例では、文字列リテラルを使用していますが、実際のクエリでは、列から取得した文字列を使用する必要があります。
  • 文字列が数値を含む場合でも、小数点や指数が含まれている場合は、数値として認識されない場合があります。そのような場合は、適切な正規表現を使用する必要があります。
  • PostgreSQLには、ここで紹介したもの以外にも、文字列が数値かどうかを判断する様々な関数や演算子があります。詳細は、PostgreSQLのドキュメントを参照してください。



PostgreSQLで文字列が数値かどうかを確認するクエリ:サンプルコード

-- 数値を表す文字列
SELECT to_number('123');
-- 数値以外の文字列
SELECT to_number('abc');

この例では、to_number() 関数を使用して、文字列が数値に変換できるかどうかを確認します。

例2:regexp() 関数を使用する

-- 数値を表す文字列
SELECT CASE WHEN '123' ~ '^[0-9]+$' THEN TRUE ELSE FALSE END AS is_numeric;
-- 数値以外の文字列
SELECT CASE WHEN 'abc' ~ '^[0-9]+$' THEN TRUE ELSE FALSE END AS is_numeric;

この例では、regexp() 関数を使用して、文字列が ^[0-9]+$ という正規表現に一致するかどうかを確認します。この正規表現は、1文字以上の数字のみを含む文字列に一致します。

-- 数値を表す文字列
SELECT try_cast('123', integer) IS NOT NULL AS is_numeric;
-- 数値以外の文字列
SELECT try_cast('abc', integer) IS NOT NULL AS is_numeric;
  • 上記の例は、あくまでもサンプルです。実際のクエリでは、状況に合わせて修正する必要があります。



PostgreSQLで文字列が数値かどうかを確認する:その他の方法

SUBSTRING() と ASCII() 関数を使用する

この方法は、各文字のASCIIコードを調べ、すべてが数字を表すコードであるかどうかを確認することで機能します。

SELECT
  CASE
    WHEN
      LENGTH('123') = LENGTH(
        SUBSTRING(
          STRING_AGG(ASCII('123')),
          1,
          LENGTH('123')
        )
        FILTER (WHERE ASCII(SUBSTRING(STRING_AGG(ASCII('123')), c, 1)) BETWEEN 48 AND 57)
      )
    THEN '数値です'
    ELSE '数値ではありません'
  END AS 結果;

このクエリは、文字列 '123' がすべて数字で構成されているかどうかを確認します。各文字のASCIIコードを ASCII() 関数で取得し、48から57の範囲内であるかどうかを確認します。すべてが数字であれば、"数値です" という文字列が返されます。そうでなければ、"数値ではありません" という文字列が返されます。

num_range() 関数は、数値の範囲を表すデータ型を生成します。この関数を用いて、文字列が範囲内に収まるかどうかを確認することで、数値かどうかを判断することができます。

SELECT
  CASE
    WHEN '123'::integer IN (num_range('0', '999', 'integer')) THEN '数値です'
    ELSE '数値ではありません'
  END AS 結果;

正規表現と文字列操作関数を使用する

より複雑な正規表現と文字列操作関数を使用して、小数点、指数、負号などの特殊文字を含む数値も処理することができます。

SELECT
  CASE
    WHEN
      REGEXP_REPLACE(
        '123.45e-2',
        '[^0-9\-+\.]',
        ''
      ) = ''
    THEN '数値です'
    ELSE '数値ではありません'
  END AS 結果;

このクエリは、文字列 '123.45e-2' が有効な数値形式かどうかを確認します。正規表現 [^0-9\-+\.] は、数字、ハイフン、ピリオド、指数以外の文字をすべて削除します。削除後も文字列が残っていれば、有効な数値形式であると判断されます。

  • 複雑な形式の数値を処理する場合は、より複雑な正規表現と文字列操作関数を使用する必要があります。

これらの方法は、それぞれ異なる長所と短所があります。状況に応じて、最適な方法を選択してください。


postgresql


PostgreSQLで効率的にデータ操作:OFFSET vs. ROW_NUMBER() 使い分けガイド

PostgreSQLでは、結果セットの一部を抽出するために OFFSET と ROW_NUMBER() の2つの方法が用意されています。それぞれ異なる動作と利点・欠点を持つため、状況に応じて適切な方法を選択することが重要です。OFFSETOFFSET は、SELECT クエリの結果セットから指定された行数だけオフセットした行を取得します。構文は以下の通りです。...


SQLとPostgreSQL:information_schemaを使用してカスタム型を効率的にリストする

PostgreSQLクライアントに接続します。以下のSQLクエリを実行します。このクエリは、information_schema. typesテーブルからすべての行を返し、typetype列の値がcである行のみをフィルタリングします。 typetype列の値がcである行は、すべてカスタム型を表します。...


PostgreSQL: データベース設計の自由度を向上させる!ALTER TABLEコマンドによる列追加

例次の例では、users テーブルに age という名前の新しい列を追加します。この列は integer 型です。ALTER TABLE コマンドには、列を追加する際にいくつかのオプションを使用できます。DEFAULT オプション: 新しい列にデフォルト値を設定できます。...


PostgreSQLで列挙型項目の名称を変更する方法(9.6以降と9.6以前で方法が異なる)

PostgreSQL 9.6 以降の場合以下の手順で、列挙型項目の名前を変更できます。古い名前の項目を新しい名前に置き換えるALTER TYPEコマンドを使用します。old_name を置き換えたい項目の名前、new_name を新しい名前に置き換えます。...


PostgreSQLでSQLiteのIFNULL関数を使う方法

IFNULL関数とはIFNULL()関数は、引数として渡された値のうち、最初の非NULL値を返す関数です。引数が全てNULLの場合は、NULLを返します。PostgreSQLにおける代替方法PostgreSQLにはIFNULL()関数は存在しません。代わりに、COALESCE()関数を使用します。...


SQL SQL SQL SQL Amazon で見る



PostgreSQLで整数をLIKE条件でチェック:パフォーマンスと効率を重視した方法選択

しかし、整数を文字列に変換することで、LIKE条件を使用して間接的にチェックすることができます。以下に、その方法を2つ紹介します。方法1:文字列変換関数を使用するPostgreSQLには、整数を文字列に変換するいくつかの関数があります。以下に、よく使用される関数をいくつか紹介します。