【保存版】MySQLでDATETIME型を自在に操る!文字列変換のテクニック集

2024-06-10

MySQL で DATETIME 型の値を文字列に変換する方法

MySQL では、主に以下の2つの方法で DATETIME 型の値を文字列に変換できます。

DATE_FORMAT 関数は、DATETIME 型の値を指定されたフォーマットに従って文字列に変換します。基本的な構文は以下の通りです。

SELECT DATE_FORMAT(datetime_column, format_string) AS formatted_datetime;
  • datetime_column: 変換したい DATETIME 型の列名
  • format_string: 変換後の文字列形式を指定するフォーマット文字列

フォーマット文字列は、以下の指定子を使って自由に組み合わせて形式を定義できます。

指定子説明
%Y年 (4桁)2024
%m月 (2桁)06
%d日 (2桁)09
%H時 (2桁)11
%i分 (2桁)00
%s秒 (2桁)00

例:

SELECT DATE_FORMAT(created_at, '%Y-%m-%d %H:%i:%s') AS formatted_datetime
FROM orders;

このクエリは、orders テーブルの created_at 列にある DATETIME 型の値を、YYYY-MM-DD HH:MM:SS 形式の文字列に変換して formatted_datetime 列に出力します。

STRFTIME 関数は、より詳細な書式設定と、様々な時間情報へのアクセスを提供します。構文は以下の通りです。

SELECT STRFTIME(format_string, datetime_value) AS formatted_datetime;

    フォーマット文字列

    STRFTIME 関数は、DATE_FORMAT 関数よりも多くのフォーマット指定子を提供しており、様々な時間情報 (例:曜日、タイムゾーン) にアクセスできます。詳細は、MySQL 8.0 リファレンスマニュアル を参照してください。

    SELECT STRFTIME('%Y年 %m月 %d日 (%a) %H時%i分%s', created_at) AS formatted_datetime
    FROM appointments;
    

    補足

    • 上記以外にも、CONCAT 関数や SUBSTRING 関数などを組み合わせて、より複雑なフォーマットの文字列を作成することもできます。
    • 変換後の文字列は、別の列に格納したり、クエリ結果としてそのまま出力したりできます。

    データベース操作を行う際は、十分な注意とテストを行い、誤ったデータ操作による問題が発生しないようにしてください。




    DATE_FORMAT 関数を使用したサンプル

    -- 現在時刻を YYYY-MM-DD HH:MM:SS 形式の文字列に変換
    SELECT DATE_FORMAT(NOW(), '%Y-%m-%d %H:%i:%s') AS formatted_datetime;
    
    -- 特定の日付を指定形式の文字列に変換
    SELECT DATE_FORMAT('2023-12-25 10:30:00', '%Y/%m/%d %H:%p') AS formatted_datetime;
    
    -- orders テーブルの created_at 列の値をすべて YYYY-MM-DD 形式の文字列に変換
    SELECT DATE_FORMAT(created_at, '%Y-%m-%d') AS formatted_created_at
    FROM orders;
    
    -- 現在時刻を 曜日を含む形式の文字列に変換
    SELECT STRFTIME('%Y年 %m月 %d日 (%a) %H時%i分%s', NOW()) AS formatted_datetime;
    
    -- 特定の日付をタイムゾーン情報を含む形式の文字列に変換
    SELECT STRFTIME('%Y-%m-%d %H:%M:%S %z', '2024-06-09 11:01:00+07:00') AS formatted_datetime;
    
    -- employees テーブルの入社日を経過年数を含む形式の文字列に変換
    SELECT
      CONCAT(employee_name, ' (',
        STRFTIME('%Y年 %mヶ月勤務', DATEDIFF(CURDATE(), hire_date)), ')'
      ) AS formatted_employee_info
    FROM employees;
    

    これらのサンプルコードはあくまでも一例であり、状況に合わせて様々な形式に変換できます。フォーマット文字列の組み合わせや、関数の使い方については、MySQL の公式ドキュメントを参照してください。




    MySQL で DATETIME 型の値を文字列に変換するその他の方法

    CONVERT 関数は、値を別のデータ型に変換する汎用関数です。DATETIME 型の値を文字列に変換する場合、以下のように使用できます。

    SELECT CONVERT(datetime_value, CHAR(255)) AS formatted_datetime;
    

    このクエリは、datetime_value を最大 255 文字の CHAR 型の文字列に変換します。変換後の文字列形式は、CONVERT 関数の引数として指定するフォーマット文字列によって決まります。

    CAST 関数を使用する

    SELECT CAST(datetime_value AS CHAR(255)) AS formatted_datetime;
    

    文字列連結演算子 (+) を使用して、DATETIME 型の値を文字列に変換することもできます。ただし、この方法はフォーマット制御が限られるため、他の方法と比べて柔軟性に欠けます。

    SELECT CONCAT(YEAR(datetime_value), '-', MONTH(datetime_value), '-',
             DAY(datetime_value), ' ', HOUR(datetime_value), ':',
             MINUTE(datetime_value), ':', SECOND(datetime_value)) AS formatted_datetime;
    

    このクエリは、datetime_valueYYYY-MM-DD HH:MM:SS 形式の文字列に変換します。

    サブクエリを使用して、DATETIME 型の値を文字列に変換することもできます。この方法は複雑になりますが、柔軟性と制御性に優れています。

    SELECT (
      SELECT CONCAT(YEAR(d.datetime_value), '-', MONTH(d.datetime_value), '-',
                    DAY(d.datetime_value), ' ', HOUR(d.datetime_value), ':',
                    MINUTE(d.datetime_value), ':', SECOND(d.datetime_value))
      FROM dual AS d
      WHERE d.datetime_value = your_datetime_value
    ) AS formatted_datetime;
    
    • シンプルで使いやすい場合は、DATE_FORMAT 関数を使用するのがおすすめです。
    • より詳細なフォーマット設定が必要な場合は、STRFTIME 関数を使用します。
    • 汎用性の高い方法が必要な場合は、CONVERT 関数または CAST 関数を使用します。
    • 柔軟性と制御性に優れた方法が必要な場合は、サブクエリを使用します。

    mysql database string


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