Lucene.Net.Contrib.SqlServer:SQL ServerとLucene.Netを統合するオープンソースプロジェクト

2024-04-06

SQL Server で Lucene.Net を構成する

Lucene.Net は、.NET 開発者向けのオープンソース全文検索エンジンです。SQL Server と組み合わせることで、データベース内のテキストデータを高速かつ効率的に検索することができます。

構成方法

Lucene.Net を SQL Server と構成するには、以下の手順が必要です。

Lucene.Net のインストール

NuGet パッケージマネージャーを使用して、Lucene.Net をプロジェクトにインストールします。

PM> Install-Package Lucene.Net

ディレクトリの作成

Lucene.Net インデックスを保存するためのディレクトリを作成します。

var directory = new DirectoryInfo(@"C:\LuceneIndex");

インデックスの作成

IndexWriter クラスを使用して、インデックスを作成します。

using (var writer = new IndexWriter(directory, new StandardAnalyzer()))
{
    // ドキュメントを追加
    writer.AddDocument(new Document());

    // インデックスをコミット
    writer.Commit();
}

検索の実行

using (var searcher = new IndexSearcher(directory))
{
    // クエリを作成
    var query = new TermQuery(new Term("title", "search"));

    // 検索を実行
    var results = searcher.Search(query, 10);

    // 結果を処理
    foreach (var doc in results.Documents)
    {
        Console.WriteLine(doc.Get("title"));
    }
}

SQL Server との統合

  • ストアドプロシージャ

Lucene.Net インデックスへのアクセスをラップするストアドプロシージャを作成できます。

  • CLR インテグレーション

Lucene.Net を SQL Server CLR に統合し、T-SQL から直接 Lucene.Net 機能を使用できます。

補足

  • Lucene.Net は、全文検索以外にも、さまざまな機能を提供しています。詳細は Lucene.Net ドキュメントを参照してください。
  • SQL Server との統合方法は、上記以外にもいくつかあります。詳細は参考資料を参照してください。



C# コード

using System;
using System.Collections.Generic;
using System.IO;
using System.Linq;
using System.Text;
using Lucene.Net.Analysis;
using Lucene.Net.Analysis.Standard;
using Lucene.Net.Documents;
using Lucene.Net.Index;
using Lucene.Net.QueryParsers;
using Lucene.Net.Search;
using Lucene.Net.Store;
using Lucene.Net.Util;

namespace LuceneNetSqlServer
{
    class Program
    {
        static void Main(string[] args)
        {
            // ディレクトリの作成
            var directory = new DirectoryInfo(@"C:\LuceneIndex");

            // インデックスの作成
            using (var writer = new IndexWriter(directory, new StandardAnalyzer()))
            {
                // ドキュメントを追加
                writer.AddDocument(new Document
                {
                    new Field("id", "1", Field.Store.YES, Field.Index.ANALYZED, Field.TermVector.NO),
                    new Field("title", "これはタイトルです", Field.Store.NO, Field.Index.ANALYZED, Field.TermVector.NO),
                    new Field("content", "これは本文です", Field.Store.NO, Field.Index.ANALYZED, Field.TermVector.NO)
                });

                // インデックスをコミット
                writer.Commit();
            }

            // 検索の実行
            using (var searcher = new IndexSearcher(directory))
            {
                // クエリを作成
                var query = new TermQuery(new Term("title", "タイトル"));

                // 検索を実行
                var results = searcher.Search(query, 10);

                // 結果を処理
                foreach (var doc in results.Documents)
                {
                    Console.WriteLine(doc.Get("title"));
                }
            }
        }
    }
}

SQL Server ストアドプロシージャ

CREATE PROCEDURE [dbo].[SearchLucene]
    @Query nvarchar(max)
AS
BEGIN
    DECLARE @Directory nvarchar(max)
    SET @Directory = 'C:\LuceneIndex'

    DECLARE @Analyzer nvarchar(max)
    SET @Analyzer = 'StandardAnalyzer'

    DECLARE @Searcher varbinary(max)
    EXEC sp_execute_external_script
        @script_type = N'csharp',
        @script_name = N'[LuceneNetSqlServer].[Program].[GetSearcher]',
        @input_data_1 = @Directory,
        @input_data_2 = @Analyzer,
        @output_data = @Searcher

    DECLARE @Results varbinary(max)
    EXEC sp_execute_external_script
        @script_type = N'csharp',
        @script_name = N'[LuceneNetSqlServer].[Program].[Search]',
        @input_data_1 = @Searcher,
        @input_data_2 = @Query,
        @output_data = @Results

    SELECT
        [id],
        [title],
        [content]
    FROM
        OPENJSON(@Results)
    WITH (
        [id] int,
        [title] nvarchar(max),
        [content] nvarchar(max)
    )
END

実行方法

  1. C# コードをコンパイルし、実行します。
  2. SQL Server Management Studio などのツールを使用して、ストアドプロシージャを実行します。

出力

これはタイトルです

解説

  • C# コードは、Lucene.Net を使用してインデックスを作成し、検索を実行します。



SQL Server で Lucene.Net を構成する他の方法

上記のサンプルコード以外にも、SQL Server で Lucene.Net を構成する方法はいくつかあります。

方法

  • Lucene.Net.Contrib.SqlServer

Lucene.Net.Contrib.SqlServer は、Lucene.Net と SQL Server を統合するためのオープンソースプロジェクトです。このプロジェクトは、以下の機能を提供します。

* SQL Server の全文検索機能を拡張する Lucene.Net インデックスプロバイダー
* SQL Server から Lucene.Net インデックスへのアクセスをラップするストアドプロシージャ
* Lucene.Net インデックスを管理するためのツール
  • Lucene.Net.Store.Azure

Lucene.Net.Store.Azure は、Azure Blob Storage に Lucene.Net インデックスを保存するためのオープンソースプロジェクトです。このプロジェクトは、以下の利点を提供します。

* スケーラビリティ:インデックスを複数のノードに分散して保存できます。
* 高可用性:インデックスは複数のリージョンに複製できます。
* コスト効率:ストレージコストを削減できます。
  • NHibernate.Search
* NHibernate エンティティを自動的に Lucene.Net インデックスにマッピングする機能
* Lucene.Net インデックスに対する NHibernate クエリをサポート

上記の方法を選択する際は、以下の要件を考慮する必要があります。

  • 必要な機能
  • スケーラビリティ
  • 高可用性
  • コスト

sql-server lucene.net


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