迷ったらコレ！SQLiteテーブルの生死判定と名前変更の鉄板テクニック

2024-06-14

SQLiteで既存のテーブルが存在するかどうか確認し、存在する場合に名前を変更する方法

PRAGMA table_info を使用する

この方法は、次の手順で行います。

対象のデータベースに接続します。
以下のSQLクエリを実行します。

PRAGMA table_info(テーブル名);

ALTER TABLE 旧テーブル名 RENAME TO 新テーブル名;

例

-- データベースに接続
PRAGMA database_list;

-- 対象のデータベースを選択
ATTACH 'データベース名.db' AS db;

-- テーブルが存在するかどうか確認
PRAGMA db.table_info('旧テーブル名');

-- テーブルが存在する場合は名前を変更
ALTER TABLE db.'旧テーブル名' RENAME TO '新テーブル名';

EXISTS サブクエリを使用する

SELECT 1
FROM sqlite_master
WHERE type = 'table'
AND name = 'テーブル名';

ALTER TABLE 旧テーブル名 RENAME TO 新テーブル名;

-- データベースに接続
PRAGMA database_list;

-- 対象のデータベースを選択
ATTACH 'データベース名.db' AS db;

-- テーブルが存在するかどうか確認
SELECT 1
FROM db.sqlite_master
WHERE type = 'table'
AND name = '旧テーブル名';

-- テーブルが存在する場合は名前を変更
ALTER TABLE db.'旧テーブル名' RENAME TO '新テーブル名';

注意事項

テーブルの名前を変更する前に、そのテーブルに依存する他のオブジェクト (ビュー、インデックスなど) がないことを確認してください。
テーブルの名前を変更すると、そのテーブルを参照するすべてのSQLステートメントも変更する必要があります。

SQLite で既存のテーブルが存在するかどうか確認し、存在する場合に名前を変更するサンプルコード

import sqlite3

# データベースへの接続
conn = sqlite3.connect('データベース名.db')
c = conn.cursor()

# テーブル名
元のテーブル名 = '旧テーブル名'
新しいテーブル名 = '新テーブル名'

# テーブルが存在するかどうか確認
c.execute('SELECT 1 FROM sqlite_master WHERE type = "table" AND name = ?', (元のテーブル名,))
テーブル存在フラグ = c.fetchone() is not None

# テーブルが存在する場合、名前を変更
if テーブル存在フラグ:
  c.execute('ALTER TABLE {} RENAME TO {}'.format(元のテーブル名, 新しいテーブル名))
  conn.commit()

# データベースを閉じる
conn.close()

このコードの説明

sqlite3 モジュールをインポートします。
connect() 関数を使用して、データベース データベース名.db に接続します。
cursor() メソッドを使用して、カーソルオブジェクトを作成します。
元のテーブル名 と 新しいテーブル名 を変数に定義します。
SELECT 1 FROM sqlite_master WHERE type = "table" AND name = ? ステートメントを使用して、指定された名前のテーブルが存在するかどうかを確認します。
fetchone() メソッドを使用して、クエリ結果の最初の行を取得します。結果が存在する場合、テーブル存在フラグ 変数は True になります。
テーブル存在フラグ が True の場合、ALTER TABLE {} RENAME TO {} ステートメントを使用して、テーブルの名前を変更します。
commit() メソッドを使用して、変更をデータベースにコミットします。

注:

このコードは、Python 3 で動作します。

SQLiteで既存のテーブルが存在するかどうか確認し、存在する場合に名前を変更するその他の方法

トランザクションを使用する

以下のSQLクエリを実行して、テーブルの名前を変更します。

BEGIN TRANSACTION;
ALTER TABLE 旧テーブル名 RENAME TO 新テーブル名;
COMMIT;

エラーが発生していないことを確認します。
コミットされていない変更を破棄する場合は、ROLLBACK ステートメントを実行します。

-- データベースに接続
PRAGMA database_list;

-- 対象のデータベースを選択
ATTACH 'データベース名.db' AS db;

-- トランザクションを開始
BEGIN TRANSACTION db;

-- テーブルの名前を変更
ALTER TABLE db.'旧テーブル名' RENAME TO '新テーブル名';

-- エラーが発生していないことを確認
SELECT * FROM sqlite_master WHERE type = 'table' AND name = '新テーブル名';

-- コミット
COMMIT;

RENAME TO ステートメントと DROP TABLE ステートメントを組み合わせる

CREATE TEMPORARY TABLE tmp_table LIKE 旧テーブル名;

INSERT INTO tmp_table SELECT * FROM 旧テーブル名;

DROP TABLE 旧テーブル名;

ALTER TABLE tmp_table RENAME TO 新テーブル名;

-- データベースに接続
PRAGMA database_list;

-- 対象のデータベースを選択
ATTACH 'データベース名.db' AS db;

-- 一時的なテーブルを作成
CREATE TEMPORARY TABLE db.tmp_table LIKE db.'旧テーブル名';

-- 既存のテーブルのデータを一時的なテーブルにコピー
INSERT INTO db.tmp_table SELECT * FROM db.'旧テーブル名';

-- 既存のテーブルを削除
DROP TABLE db.'旧テーブル名';

-- 一時的なテーブルの名前を変更
ALTER TABLE db.tmp_table RENAME TO '新テーブル名';