XamarinでSQLiteを使う:ローカルデータベースの基礎

2024-05-13

Xamarin でローカルデータベース (SQLite) を使用する:詳細ガイド

このガイドでは、Xamarin で SQLite を使用してローカル データベースを作成および管理する方法について詳しく説明します。

前提条件

このガイドを始める前に、次の要件を満たしていることを確認してください。

  • Visual Studio 2019 または Visual Studio for Mac をインストールしていること
  • Xamarin をインストールして構成していること
  • 基本的な C# プログラミングの知識があること

SQLite.Net PCL をインストールする

Xamarin で SQLite を使用する場合は、SQLite.Net PCL をプロジェクトに追加する必要があります。SQLite.Net PCL は、Xamarin プラットフォームで SQLite を使用するクロスプラットフォーム ライブラリです。

NuGet パッケージ マネージャーを使用して、SQLite.Net PCL をプロジェクトにインストールできます。

  1. ソリューション エクスプローラーで、プロジェクトを右クリックします。
  2. NuGet パッケージの管理 を選択します。
  3. 検索ボックスに「SQLite.Net PCL」と入力します。
  4. SQLite.Net PCL パッケージを見つけ、インストール ボタンをクリックします。

データベースを作成するには、System.Data.SQLite 名前空間を使用する必要があります。

using System.Data.SQLite;

データベース ファイルを作成するには、次のコードを使用できます。

var dbPath = Path.Combine(Environment.GetFolderPath(Environment.SpecialFolder.Personal), "mydatabase.db");

using (var connection = new SQLiteConnection(dbPath))
{
    connection.Open();

    // テーブルを作成する SQL ステートメントを実行する
    connection.CreateTable("MyTable", "Id INTEGER PRIMARY KEY, Name TEXT, Price REAL");
}

データへのアクセス

データベースにデータを挿入、更新、削除するには、SQLiteCommand クラスを使用できます。

データの挿入

次のコードを使用して、データレコードを MyTable テーブルに挿入できます。

using (var connection = new SQLiteConnection(dbPath))
{
    connection.Open();

    using (var command = new SQLiteCommand(connection, "INSERT INTO MyTable (Name, Price) VALUES (@name, @price)"))
    {
        command.Parameters.AddWithValue("@name", "Item1");
        command.Parameters.AddWithValue("@price", 19.99);

        command.ExecuteNonQuery();
    }
}

データの読み取り

次のコードを使用して、MyTable テーブルからすべてのデータを読み取ることができます。

using (var connection = new SQLiteConnection(dbPath))
{
    connection.Open();

    using (var command = new SQLiteCommand(connection, "SELECT * FROM MyTable"))
    {
        using (var reader = command.ExecuteReader())
        {
            while (reader.Read())
            {
                var id = reader.GetInt32(0);
                var name = reader.GetString(1);
                var price = reader.GetDouble(2);

                Console.WriteLine($"Id: {id}, Name: {name}, Price: {price}");
            }
        }
    }
}
using (var connection = new SQLiteConnection(dbPath))
{
    connection.Open();

    using (var command = new SQLiteCommand(connection, "UPDATE MyTable SET Price = @price WHERE Id = @id"))
    {
        command.Parameters.AddWithValue("@id", 1);
        command.Parameters.AddWithValue("@price", 24.99);

        command.ExecuteNonQuery();
    }
}
using (var connection = new SQLiteConnection(dbPath))
{
    connection.Open();

    using (var command = new SQLiteCommand(connection, "DELETE FROM MyTable WHERE Id = @id"))
    {
        command.Parameters.AddWithValue("@id", 1);

        command.ExecuteNonQuery();
    }
}

このガイドでは、Xamarin で SQLite を使用する基本的な概念についてのみ説明しました。SQLite に関する詳細情報については、次のリソースを参照してください。




Xamarin で SQLite を使用するサンプル コード

データベースの作成

using System.Data.SQLite;

var dbPath = Path.Combine(Environment.GetFolderPath(Environment.SpecialFolder.Personal), "mydatabase.db");

using (var connection = new SQLiteConnection(dbPath))
{
    connection.Open();

    connection.CreateTable("MyTable", "Id INTEGER PRIMARY KEY, Name TEXT, Price REAL");
}
using (var connection = new SQLiteConnection(dbPath))
{
    connection.Open();

    using (var command = new SQLiteCommand(connection, "INSERT INTO MyTable (Name, Price) VALUES (@name, @price)"))
    {
        command.Parameters.AddWithValue("@name", "Item1");
        command.Parameters.AddWithValue("@price", 19.99);

        command.ExecuteNonQuery();
    }
}
using (var connection = new SQLiteConnection(dbPath))
{
    connection.Open();

    using (var command = new SQLiteCommand(connection, "SELECT * FROM MyTable"))
    {
        using (var reader = command.ExecuteReader())
        {
            while (reader.Read())
            {
                var id = reader.GetInt32(0);
                var name = reader.GetString(1);
                var price = reader.GetDouble(2);

                Console.WriteLine($"Id: {id}, Name: {name}, Price: {price}");
            }
        }
    }
}
using (var connection = new SQLiteConnection(dbPath))
{
    connection.Open();

    using (var command = new SQLiteCommand(connection, "UPDATE MyTable SET Price = @price WHERE Id = @id"))
    {
        command.Parameters.AddWithValue("@id", 1);
        command.Parameters.AddWithValue("@price", 24.99);

        command.ExecuteNonQuery();
    }
}
using (var connection = new SQLiteConnection(dbPath))
{
    connection.Open();

    using (var command = new SQLiteCommand(connection, "DELETE FROM MyTable WHERE Id = @id"))
    {
        command.Parameters.AddWithValue("@id", 1);

        command.ExecuteNonQuery();
    }
}

このコードは、データベースの作成、データの挿入、読み取り、更新、削除の基本的な操作を示しています。より複雑な操作については、SQLite.Net PCL ドキュメントを参照してください。

このサンプル コードをさらに詳しく説明するには、次の点について説明できます。

  • using ステートメント: using ステートメントは、データベース接続やコマンドなどのリソースを自動的に解放するのに役立ちます。これは、リソース リークを防ぐのに役立ちます。
  • connection.Open(): このメソッドは、データベースへの接続を開きます。
  • command.Parameters.AddWithValue(): このメソッドは、SQL ステートメントのパラメーターに値を割り当てます。
  • command.ExecuteNonQuery(): このメソッドは、SQL ステートメントを実行します。
  • reader.Read(): このメソッドは、SQL クエリからの結果セットの次の行を読み取ります。
  • reader.GetInt32(): このメソッドは、結果セットから整数値を取得します。



Realmは、モバイル開発者向けに設計されたクロスプラットフォームのデータベースです。SQLiteと同様に、Realmはファイルベースのデータベースですが、いくつかの重要な利点があります。

  • オブジェクト関係マッピング (ORM): Realmには、データベースオブジェクトとアプリケーションオブジェクト間のマッピングを自動的に処理する ORM が組み込まれています。これにより、コードが簡潔で読みやすくなり、開発時間を節約できます。
  • リアルタイム変更同期: Realmは、リアルタイムでデータベースを同期する機能を備えています。これにより、オフラインで使用できるモバイルアプリケーションに最適です。
  • クラウド同期: Realmは、クラウドベースのデータベースと同期する機能を備えています。これにより、複数のデバイス間でデータを簡単に共有できます。

Couchbase Liteは、NoSQL データベースエンジンです。JSON ドキュメントを格納するために設計されており、構造化されていないデータや頻繁に変更されるデータに適しています。

Couchbase Liteには、次のようないくつかの利点があります。

  • 柔軟性: Couchbase Liteは、スキーマレスなデータベースです。つまり、データ構造を事前に定義する必要はありません。
  • 拡張性: Couchbase Liteは、水平方向にスケールできる分散型データベースです。
  • オフライン機能: Couchbase Liteは、オフラインで使用できるモバイルアプリケーションに最適な機能を備えています。

AWS Amplify Storageは、Amazon Web Services (AWS) によって提供されるマネージド型 NoSQL データベースサービスです。オブジェクト、キー-値ペア、およびドキュメントを格納するために使用できます。

AWS Amplify Storageには、次のようないくつかの利点があります。

  • スケーラビリティ: AWS Amplify Storageは、自動的にスケーリングされるので、トラフィックの増加に対応できます。
  • セキュリティ: AWS Amplify Storageは、AWS のセキュリティインフラストラクチャによって保護されています。
  • 使いやすさ: AWS Amplify Storageは、AWS Amplify Frameworkを使用して簡単に使用できます。

最適なデータベースの選択

使用するデータベースは、特定のニーズによって異なります。シンプルなアプリケーションの場合は、SQLite で十分かもしれません。より複雑なアプリケーションの場合は、Realm、Couchbase Lite、または AWS Amplify Storage などのより機能豊富なデータベースが必要になる場合があります。

考慮すべきその他の要素

データベースを選択する際には、次の要素も考慮する必要があります。

  • パフォーマンス: アプリケーションのパフォーマンス要件を満たすことができるデータベースを選択します。
  • 機能: アプリケーションに必要なすべての機能を備えたデータベースを選択します。
  • スケーラビリティ: 将来的にアプリケーションが成長する可能性がある場合は、スケーラブルなデータベースを選択します。
  • セキュリティ: データベースが機密データの場合は、セキュリティ機能を備えたデータベースを選択します。
  • 使いやすさ: 使用しやすいデータベースを選択します。

SQLiteは、モバイルアプリケーションのローカル データベースとして人気のある選択肢ですが、他の代替手段も検討する必要があります。最適なデータベースは、特定のニーズによって異なります。


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