MySQL: REGEXP_REPLACE, SUBSTRING, TRIM, LPAD, RPADによる非数値文字除去
MySQL: 数値比較のために非数値文字を除去する
MySQLで数値を比較する場合、文字列型に格納されている数値の非数値文字を除去する必要があります。この処理は、数値比較の精度を向上させるために重要です。
非数値文字とは、数字以外の文字です。具体的には、空白、記号、文字などが含まれます。
問題点
非数値文字を含む文字列を直接比較すると、意図しない結果になることがあります。
例えば、以下の例では、1,000
と1000
は同じ数値を表していますが、文字列比較では異なるものとして扱われます。
SELECT '1,000' = '1000';
このクエリは、FALSE
を返します。
解決策
非数値文字を除去するために、以下の方法を使用できます。
REGEXP_REPLACE
関数を使用して、非数値文字を空文字に置き換えることができます。
SELECT REGEXP_REPLACE('1,000', '[^0-9]', '');
このクエリは、1000
という文字列を返します。
SUBSTRING
関数を使用して、非数値文字を除去することができます。
SELECT SUBSTRING('1,000', 1, INSTR('1,000', '-'));
TRIM
関数を使用して、文字列の両端から空白を除去することができます。
SELECT TRIM(' 1,000 ');
LPAD
関数とRPAD
関数を使用して、文字列の左右に指定された文字を追加することができます。
SELECT LPAD('1,000', 10, '0') = RPAD('1,000', 10, '0');
MySQLで数値比較を行う前に、非数値文字を除去することで、正確な比較結果を得ることができます。
-- REGEXP_REPLACE
SELECT REGEXP_REPLACE('1,000', '[^0-9]', '');
-- 結果: 1000
-- SUBSTRING
SELECT SUBSTRING('1,000', 1, INSTR('1,000', '-'));
-- 結果: 1000
-- TRIM
SELECT TRIM(' 1,000 ');
-- 結果: 1,000
-- LPAD and RPAD
SELECT LPAD('1,000', 10, '0') = RPAD('1,000', 10, '0');
-- 結果: TRUE
上記以外にも、数値比較を行うために非数値文字を除去する方法があります。
CAST
関数を使用して、文字列を数値型に変換することができます。
数値比較のために非数値文字を除去する他の方法
SELECT CAST('1,000' AS INT);
-- 結果: 1000
この方法を使用すると、文字列に含まれる非数値文字は自動的に無視されます。
SELECT CASE WHEN INSTR('1,000', '-') > 0 THEN SUBSTRING('1,000', 1, INSTR('1,000', '-')) ELSE '1,000' END;
-- 結果: 1000
この方法は、複雑な条件に基づいて文字列を数値に変換する場合に便利です。
外部ライブラリ
MySQLには、文字列操作のための外部ライブラリが用意されています。これらのライブラリを使用して、非数値文字を除去することができます。
自作関数
以下は、それぞれの方法の利点と欠点です。
**| 方法 | 利点 | 欠点 |
|---|---|---|
| REGEXP_REPLACE
| 高速 | 正規表現の知識が必要 |
| SUBSTRING
| 汎用性が高い | 複雑な場合がある |
| TRIM
| 簡単 | 空白以外の非数値文字を除去できない |
| LPAD
and RPAD
| ゼロパディングが可能 | 文字列の長さが変わる |
| CAST
| 自動的に非数値文字を無視 | 文字列が数値に変換できない場合がある |
| CASE
文 | 複雑な条件に基づいて変換できる | 記述が複雑になる |
| 外部ライブラリ | 豊富な機能 | ライブラリのインストールが必要 |
| 自作関数 | 柔軟性が高い | 開発コストがかかる |
mysql regex