PostgreSQLで昨日からのレコードを取得する方法:3つのアプローチを比較
PostgreSQLで昨日からのレコードを取得するには、いくつかの方法があります。以下に、最も一般的な方法を2つ紹介します。
WHERE 句を使う
最もシンプルな方法は、WHERE
句を使って昨日の日付範囲を指定する方法です。例えば、mytable
というテーブルに created_at
という列がある場合、昨日からのレコードを取得するには以下のクエリを実行します。
SELECT * FROM mytable
WHERE created_at >= current_date - interval '1 day';
このクエリは、created_at
列の値が昨日以降のレコードをすべて選択します。
ポイント:
current_date
関数は、現在の日付を返します。interval '1 day'
は、1日間の期間を表します。- 上記のクエリは、
created_at
列が日付型であることを前提としています。時刻型の場合は、適切な型変換関数を使用する必要があります。
generate_series 関数を使う
より柔軟な方法として、generate_series
関数を使って昨日の日付を生成し、それを WHERE
句で使用する方法があります。例えば、昨日からのレコードを取得するには以下のクエリを実行します。
SELECT * FROM mytable
WHERE created_at >= (
SELECT min(date)
FROM generate_series(
current_date - interval '1 day',
current_date,
interval '1 day'
) AS date
);
このクエリは、まず generate_series
関数を使って昨日までの日付のリストを生成します。そして、そのリストの中から最小の日付を WHERE
句で使用して、昨日からのレコードをすべて選択します。
generate_series
関数は、指定した開始日、終了日、間隔に基づいて日付のリストを生成します。
上記以外にも、以下のような方法で昨日からのレコードを取得することができます。
- CTE (Common Table Expression) を使う
- ウィンドウ関数を使う
これらの方法は、より複雑なクエリを構築する場合に役立ちます。
PostgreSQLで昨日からのレコードを取得するサンプルコード
以下のコードは、mytable
というテーブルに created_at
という列がある場合、昨日からのレコードを取得する2つの方法を示しています。
WHERE 句を使う
-- 昨日からのレコードを取得
SELECT *
FROM mytable
WHERE created_at >= current_date - interval '1 day';
generate_series 関数を使う
-- 昨日からのレコードを取得
SELECT *
FROM mytable
WHERE created_at >= (
SELECT min(date)
FROM generate_series(
current_date - interval '1 day',
current_date,
interval '1 day'
) AS date
);
説明:
- 上記のコードは、PostgreSQL 10以降で使用できます。
mytable
は、実際のテーブル名に置き換えてください。created_at
は、実際の列名に置き換えてください。
実行方法:
- PostgreSQLクライアントを開きます。
- 上記のコードをクライアントに貼り付けます。
- Enterキーを押します。
これで、昨日からのレコードがすべて表示されます。
補足:
- 上記のコードは、基本的な例です。実際の状況に合わせて、必要に応じて修正してください。
- より複雑なクエリを構築するには、CTEやウィンドウ関数などの機能を使用することができます。
PostgreSQLで昨日からのレコードを取得するその他の方法
前述の2つの方法に加えて、PostgreSQLで昨日からのレコードを取得する方法はいくつかあります。以下に、3つの追加方法を紹介します。
SELECT *
FROM mytable
WHERE datediff(day, created_at, current_date) = 0;
datediff
関数は、2つの日付の差を日数、週数、月数などの単位で計算します。
SELECT *
FROM mytable
WHERE created_at >= (
SELECT date_trunc('day', current_date - interval '1 day')
)
AND created_at < (
SELECT date_trunc('day', current_date)
);
date_trunc
関数は、指定した日付を指定した精度(年、月、日など)の開始日に切り捨てます。
ビューを使う
昨日からのレコードを頻繁に取得する必要がある場合は、ビューを作成してその処理をカプセル化することができます。例えば、yesterday_records
という名前のビューを作成するには以下のクエリを実行します。
CREATE VIEW yesterday_records AS
SELECT *
FROM mytable
WHERE created_at >= current_date - interval '1 day';
このビューを作成したら、以下のクエリを使用して昨日からのレコードを取得することができます。
SELECT * FROM yesterday_records;
- ビューは、既存のテーブルからデータを論理的に表示する方法です。
- ビューを使用すると、クエリをよりシンプルでわかりやすくすることができます。
上記以外にも、PostgreSQLで昨日からのレコードを取得する方法はいくつかあります。
最適な方法は、具体的な状況や要件によって異なります。
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