PostgreSQLで昨日からのレコードを取得する方法:3つのアプローチを比較

2024-05-09

PostgreSQLで昨日からのレコードを取得するには、いくつかの方法があります。以下に、最も一般的な方法を2つ紹介します。

WHERE 句を使う

最もシンプルな方法は、WHERE 句を使って昨日の日付範囲を指定する方法です。例えば、mytable というテーブルに created_at という列がある場合、昨日からのレコードを取得するには以下のクエリを実行します。

SELECT * FROM mytable
WHERE created_at >= current_date - interval '1 day';

このクエリは、created_at 列の値が昨日以降のレコードをすべて選択します。

ポイント:

  • current_date 関数は、現在の日付を返します。
  • interval '1 day' は、1日間の期間を表します。
  • 上記のクエリは、created_at 列が日付型であることを前提としています。時刻型の場合は、適切な型変換関数を使用する必要があります。

generate_series 関数を使う

より柔軟な方法として、generate_series 関数を使って昨日の日付を生成し、それを WHERE 句で使用する方法があります。例えば、昨日からのレコードを取得するには以下のクエリを実行します。

SELECT * FROM mytable
WHERE created_at >= (
  SELECT min(date)
  FROM generate_series(
    current_date - interval '1 day',
    current_date,
    interval '1 day'
  ) AS date
);

このクエリは、まず generate_series 関数を使って昨日までの日付のリストを生成します。そして、そのリストの中から最小の日付を WHERE 句で使用して、昨日からのレコードをすべて選択します。

  • generate_series 関数は、指定した開始日、終了日、間隔に基づいて日付のリストを生成します。

上記以外にも、以下のような方法で昨日からのレコードを取得することができます。

  • CTE (Common Table Expression) を使う
  • ウィンドウ関数を使う

これらの方法は、より複雑なクエリを構築する場合に役立ちます。




PostgreSQLで昨日からのレコードを取得するサンプルコード

以下のコードは、mytable というテーブルに created_at という列がある場合、昨日からのレコードを取得する2つの方法を示しています。

WHERE 句を使う

-- 昨日からのレコードを取得
SELECT *
FROM mytable
WHERE created_at >= current_date - interval '1 day';

generate_series 関数を使う

-- 昨日からのレコードを取得
SELECT *
FROM mytable
WHERE created_at >= (
  SELECT min(date)
  FROM generate_series(
    current_date - interval '1 day',
    current_date,
    interval '1 day'
  ) AS date
);

説明:

  • 上記のコードは、PostgreSQL 10以降で使用できます。
  • mytable は、実際のテーブル名に置き換えてください。
  • created_at は、実際の列名に置き換えてください。

実行方法:

  1. PostgreSQLクライアントを開きます。
  2. 上記のコードをクライアントに貼り付けます。
  3. Enterキーを押します。

これで、昨日からのレコードがすべて表示されます。

補足:

  • 上記のコードは、基本的な例です。実際の状況に合わせて、必要に応じて修正してください。
  • より複雑なクエリを構築するには、CTEやウィンドウ関数などの機能を使用することができます。



PostgreSQLで昨日からのレコードを取得するその他の方法

前述の2つの方法に加えて、PostgreSQLで昨日からのレコードを取得する方法はいくつかあります。以下に、3つの追加方法を紹介します。

SELECT *
FROM mytable
WHERE datediff(day, created_at, current_date) = 0;
  • datediff 関数は、2つの日付の差を日数、週数、月数などの単位で計算します。
SELECT *
FROM mytable
WHERE created_at >= (
  SELECT date_trunc('day', current_date - interval '1 day')
)
AND created_at < (
  SELECT date_trunc('day', current_date)
);
  • date_trunc 関数は、指定した日付を指定した精度(年、月、日など)の開始日に切り捨てます。

ビューを使う

昨日からのレコードを頻繁に取得する必要がある場合は、ビューを作成してその処理をカプセル化することができます。例えば、yesterday_records という名前のビューを作成するには以下のクエリを実行します。

CREATE VIEW yesterday_records AS
SELECT *
FROM mytable
WHERE created_at >= current_date - interval '1 day';

このビューを作成したら、以下のクエリを使用して昨日からのレコードを取得することができます。

SELECT * FROM yesterday_records;
  • ビューは、既存のテーブルからデータを論理的に表示する方法です。
  • ビューを使用すると、クエリをよりシンプルでわかりやすくすることができます。

上記以外にも、PostgreSQLで昨日からのレコードを取得する方法はいくつかあります。

最適な方法は、具体的な状況や要件によって異なります。


postgresql


PostgreSQL:ALTER TABLE vs CHECK制約とトリガー、最適な方法の選び方

方法 1: ALTER TABLE を使用する最も基本的な方法は、ALTER TABLEコマンドを使用して列のデータ型を変更することです。以下の構文を使用します。例:このコマンドを実行すると、usersテーブルのactive列のデータ型が整数型からブール型に変更されます。既存のデータは、新しいデータ型と互換性のあるように自動的に変換されます。...


PostgreSQL、JBoss、Infinispanで発生する「PSQLException: current transaction is aborted, commands ignored until end of transaction block」エラーの徹底解説

このエラーは、PostgreSQLデータベース上で実行されているトランザクションが何らかの理由で中止された際に発生します。JBossやInfinispanのようなアプリケーションサーバー上でPostgreSQLを使用している場合、このエラーメッセージが表示されることがあります。...


【完全ガイド】RailsにおけるID重複問題:原因と解決策をわかりやすく解説

Rails でデータベースレコードを作成すると、通常、id カラムに自動的にユニークな ID が割り当てられます。しかし、まれに、2 つの異なるレコードに同じ ID が割り当てられる問題が発生することがあります。これは、データベースの整合性を損なう重大な問題です。...


PostgreSQL: Mac OS X で pg_hba.conf ファイルを見つける方法

このガイドでは、Mac OS X で PostgreSQL の pg_hba. conf ファイルを見つける方法について説明します。pg_hba. conf ファイルは、PostgreSQL サーバーへのアクセスを制御する重要な設定ファイルです。このファイルは、どのユーザーがどのデータベースに接続できるかを定義します。...


SQLにおけるarray_agg関数の重複処理:DISTINCT、GROUP BY、ウィンドウ関数を使いこなす

この問題を解決するには、いくつかの方法があります。DISTINCTキーワードを使用する最も簡単な方法は、DISTINCTキーワードを使用することです。これは、array_agg関数によって生成された配列から重複した要素を自動的に削除します。...