SQL ServerとPostgreSQLで日付差計算を使いこなす
SQL Server と PostgreSQL には、DATEDIFF()
関数を使用して、2 つの日付間の差を計算する機能があります。この関数は、年、月、週、日などの単位で日付差を返すことができます。
使用例
SQL Server
SELECT DATEDIFF(day, '2020-01-01', '2024-04-22') AS days_diff;
このクエリは、2020年1月1日から2024年4月22日までの日数を計算し、days_diff
という名前の列に結果を出力します。結果は 1597
となります。
PostgreSQL
SELECT DATEDIFF(day, '2020-01-01', '2024-04-22');
このクエリは、SQL Server の例と同じように日付差を計算し、結果を単一の行で出力します。結果は 1597
となります。
単位
DATEDIFF()
関数は、以下の単位で日付差を計算することができます。
day
: 日数month
: 月数year
: 年数week
: 週数hour
: 時間数minute
: 分数second
: 秒数
例
SELECT DATEDIFF(month, '2020-01-01', '2024-04-22') AS months_diff;
注意事項
DATEDIFF()
関数は、2つの日付の順序を考慮しません。つまり、DATEDIFF(day, '2024-04-22', '2020-01-01')
は-1597
となります。DATEDIFF()
関数は、日付の精度がミリ秒までであることを前提としています。ミリ秒よりも精度の高い日付差を計算する場合は、EXTRACT()
関数と組み合わせて使用する必要があります。
DATEDIFF()
関数は、SQL Server と PostgreSQL で日付差を計算する際に役立つ機能です。この関数は、年、月、週、日などの単位で日付差を計算することができます。
日付差を計算する際には、単位を正しく指定し、日付の順序に注意することが重要です。
-- 年齢計算
SELECT DATEDIFF(YEAR, GETDATE(), '1990-01-01') AS age;
-- 特定の期間の日数
SELECT DATEDIFF(DAY, '2022-01-01', '2022-12-31') AS days_in_2022;
-- 特定の期間の月数
SELECT DATEDIFF(MONTH, '2021-01-01', '2022-01-01') AS months_in_2021;
-- 特定の期間の週数
SELECT DATEDIFF(WEEK, '2020-01-01', '2020-12-31') AS weeks_in_2020;
-- 特定の期間の時間数
SELECT DATEDIFF(HOUR, '2023-04-22 10:00:00', '2023-04-22 15:00:00') AS hours_in_5_hours;
-- 特定の期間の分数
SELECT DATEDIFF(MINUTE, '2023-04-22 10:00:00', '2023-04-22 10:15:00') AS minutes_in_15_minutes;
-- 特定の期間の秒数
SELECT DATEDIFF(SECOND, '2023-04-22 10:00:00', '2023-04-22 10:00:01') AS seconds_in_1_second;
-- 年齢計算
SELECT DATEDIFF(year, current_date, '1990-01-01') AS age;
-- 特定の期間の日数
SELECT DATEDIFF(day, '2022-01-01', '2022-12-31') AS days_in_2022;
-- 特定の期間の月数
SELECT DATEDIFF(month, '2021-01-01', '2022-01-01') AS months_in_2021;
-- 特定の期間の週数
SELECT DATEDIFF(week, '2020-01-01', '2020-12-31') AS weeks_in_2020;
-- 特定の期間の時間数
SELECT DATEDIFF(hour, '2023-04-22 10:00:00', '2023-04-22 15:00:00') AS hours_in_5_hours;
-- 特定の期間の分数
SELECT DATEDIFF(minute, '2023-04-22 10:00:00', '2023-04-22 10:15:00') AS minutes_in_15_minutes;
-- 特定の期間の秒数
SELECT DATEDIFF(second, '2023-04-22 10:00:00', '2023-04-22 10:00:01') AS seconds_in_1_second;
説明
- 各サンプルコードは、それぞれのデータベースシステムで実行できます。
DATEDIFF()
関数の引数は、以下の通りです。interval
: 日付差を計算する単位 (例:day
,month
,year
,week
,hour
,minute
,second
)start_date
: 開始日end_date
: 終了日
- 各サンプルコードは、コメント付きで記述されています。
注意事項
- 上記のサンプルコードは、あくまでも例示であり、実際の用途に合わせて変更する必要があります。
- 日付差を計算する際には、日付の形式や精度に注意する必要があります。
- 日付操作に関するその他の関数は、以下のドキュメントを参照してください。
SQL Server と PostgreSQL で日付差を計算するその他の方法
DATEDIFF()
関数以外にも、SQL Server と PostgreSQL で日付差を計算する方法があります。以下に、いくつかの方法をご紹介します。
方法 1: 引き算
最も基本的な方法は、2つの日付を直接引き算することです。この方法は、日数のみを計算する場合に有効です。
SELECT '2024-04-22' - '2020-01-01';
SELECT '2024-04-22' - '2020-01-01';
方法 2: EXTRACT 関数
EXTRACT()
関数を使用して、2つの日付の差から特定の単位 (年、月、週、日、時、分、秒) を抽出することができます。
SELECT DATEDIFF(DAY, '2020-01-01', '2024-04-22') AS days_diff;
SELECT EXTRACT(YEAR FROM '2024-04-22') - EXTRACT(YEAR FROM '2020-01-01') AS years_diff;
SELECT EXTRACT(MONTH FROM '2024-04-22') - EXTRACT(MONTH FROM '2020-01-01') AS months_diff;
SELECT EXTRACT(WEEK FROM '2024-04-22') - EXTRACT(WEEK FROM '2020-01-01') AS weeks_diff;
このクエリは、DATEDIFF()
関数を使用して日数を計算し、EXTRACT()
関数を使用して年数、月数、週数を個別に計算します。
SELECT DATEDIFF(day, '2020-01-01', '2024-04-22') AS days_diff;
SELECT EXTRACT(YEAR FROM '2024-04-22') - EXTRACT(YEAR FROM '2020-01-01') AS years_diff;
SELECT EXTRACT(MONTH FROM '2024-04-22') - EXTRACT(MONTH FROM '2020-01-01') AS months_diff;
SELECT EXTRACT(WEEK FROM '2024-04-22') - EXTRACT(WEEK FROM '2020-01-01') AS weeks_diff;
方法 3: BETWEEN キーワード
BETWEEN
キーワードを使用して、2つの日付の範囲内に該当する日付を抽出することができます。この方法は、期間内の日付数をカウントする場合に有効です。
SELECT COUNT(*) AS days_in_range
FROM YourTable
WHERE YourDateColumn BETWEEN '2020-01-01' AND '2024-04-22';
このクエリは、YourTable
テーブルの YourDateColumn
列において、2020年1月1日から2024年4月22日までの日付の数をカウントします。
SELECT COUNT(*) AS days_in_range
FROM YourTable
WHERE YourDateColumn BETWEEN '2020-01-01' AND '2024-04-22';
このクエリは、SQL Server の例と同じように日付の数をカウントします。
- 特定のニーズに合った方法を選択してください。
sql-server postgresql date