パッケージマネージャーを使用して MariaDB と MySQL をインストールする方法
2024-04-02
同じサーバーで MariaDB と MySQL を実行する
このガイドでは、同じサーバーで MariaDB と MySQL を同時に実行する方法を説明します。 MariaDB は MySQL と互換性のあるデータベース管理システム (DBMS) であり、多くの機能と改善点が追加されています。
前提条件
- Ubuntu サーバー
- root 権限を持つユーザー
手順
- 必要なパッケージのインストール
sudo apt update
sudo apt install mariadb-server-10.6 mysql-server-8.0
上記のコマンドは、MariaDB 10.6 と MySQL 8.0 をインストールします。
- MariaDB の設定
MariaDB の設定ファイル /etc/mysql/mariadb.conf.d/50-server.cnf を編集します。
vim /etc/mysql/mariadb.conf.d/50-server.cnf
以下の設定を追加します。
bind-address = 0.0.0.0
この設定により、MariaDB はすべてのネットワークインターフェースからの接続を受け付けます。
- MySQL の設定
vim /etc/mysql/mysql.conf.d/mysqld.cnf
bind-address = 127.0.0.1
この設定により、MySQL はローカル接続のみを受け付けます。
- サービスの起動
MariaDB と MySQL サービスを起動します。
sudo systemctl start mariadb
sudo systemctl start mysql
- データベースの作成
mysql -u root -p
CREATE DATABASE my_database;
MySQL
mysql -u root -p
CREATE DATABASE my_database;
- 接続の確認
mysql -u root -p -h localhost my_database
mysql -u root -p -h 127.0.0.1 my_database
注意事項
- MariaDB と MySQL は異なるポート番号を使用します。 MariaDB はデフォルトで 3306 ポートを使用し、MySQL は 3307 ポートを使用します。
- 同じデータベース名を MariaDB と MySQL で使用することはできません。
- MariaDB と MySQL の設定ファイルは異なる場所に存在します。
補足
- MariaDB と MySQL は互換性がありますが、完全に同じではありません。 一部の機能や構文は異なる場合があります。
- どちらの DBMS を使用するかは、要件によって異なります。 MariaDB はより多くの機能と改善点がありますが、MySQL はより広く使用されています。
# 必要なパッケージのインストール
sudo apt update
sudo apt install mariadb-server-10.6 mysql-server-8.0
# MariaDB の設定
vim /etc/mysql/mariadb.conf.d/50-server.cnf
# 以下の設定を追加
bind-address = 0.0.0.0
# MySQL の設定
vim /etc/mysql/mysql.conf.d/mysqld.cnf
# 以下の設定を追加
bind-address = 127.0.0.1
# サービスの起動
sudo systemctl start mariadb
sudo systemctl start mysql
# データベースの作成
# MariaDB
mysql -u root -p
CREATE DATABASE my_database;
# MySQL
mysql -u root -p
CREATE DATABASE my_database;
# 接続の確認
# MariaDB
mysql -u root -p -h localhost my_database
# MySQL
mysql -u root -p -h 127.0.0.1 my_database
このコードを実行することで、同じサーバーで MariaDB と MySQL を同時に実行することができます。
注意:
- 上記のコードはサンプルであり、環境に合わせて変更する必要があります。
- データベースの作成や接続には、root 権限が必要です。
同じサーバーで MariaDB と MySQL を実行する他の方法
Docker を使用すると、MariaDB と MySQL をそれぞれ独立したコンテナとして実行することができます。
メリット
- 環境を簡単に構築できる
- 異なるバージョンの MariaDB と MySQL を同時に実行できる
- リソースを効率的に使用できる
- Docker の知識が必要
docker run -d --name mariadb mariadb:10.6
docker run -d --name mysql mysql:8.0
# MariaDB
docker exec -it mariadb mysql -u root -p
# MySQL
docker exec -it mysql mysql -u root -p
- 仮想マシン管理の知識が必要
- リソースを多く使用する
-
以下の手順で、MariaDB と MySQL 用の仮想マシンを作成します。
- 仮想マシンを作成します。
# MariaDB
ssh root@<仮想マシンのIPアドレス> mysql -u root -p
# MySQL
ssh root@<仮想マシンのIPアドレス> mysql -u root -p
パッケージマネージャーを使用する
一部の Linux ディストリビューションでは、MariaDB と MySQL を同時にインストールできるパッケージマネージャーを提供しています。
- インストールが簡単
- パッケージマネージャーを使用して MariaDB と MySQL を更新できる
- すべてのディストリビューションで利用できるわけではない
-
- 例: Ubuntu
sudo apt install mariadb-server-10.6 mysql-server-8.0
# MariaDB
mysql -u root -p
# MySQL
mysql -u root -p
mysql ubuntu mariadb
